米国株式投資の真実を伝える 川田重信の「メディアで鍛える米国株式講座」 [Vol.22]2021年11月8日配信
米国株式投資の真実を伝える
川田重信の「メディアで鍛える米国株式講座」
[Vol.22]2021年11月8日配信
***目次***
マーケット振り返り
今週のズバリ!
今週のピックアップ記事
【家族で社会読み解く】【成長のために本当にやるべきこと】【投信積み立て、株式指数選ぶ 米国株集中にリスクも】
投資のヒント
S&P500指数のセクターウエイティング:ビザ、マスターカード、ペイパルが金融セクターに変更?
川田のお散歩
活動情報
質問コーナー
11月29日号は休刊
2000万円達成ペースメーカー
出所:金融庁 資産運用シミュレーションを基にエグゼトラスト株式会社作成
※上記数字はあくまでシミュレーションであり、将来の運用成果を保証するものではございません。また手数料、税金は考慮しておりません。
読み方:想定利回りと達成年限
3~4%なら30年以上:ラップファンドやバランス型の投信がこれ
5~7%でも25年はかかるよ:米国以外の株式投信だとこうかな
8~10%なら20年ほど:控えめにみたS&P500の上昇率だとこうだ
S&P500のパフォーマンス実績(配当再投資1970-2021)
正しいリスクテイクで早期に2000万円達成しよう
川田のメッセージはすこぶる簡単。2000万円の達成には余裕資金にできるだけ効率的に働いてもらうことだ。そのためには当事者の皆さんがリスク・リワード(見返り)の意味を正しく理解することが大事だ。毎週メルマガを読む前にこのテーブルを眺め、正しい投資姿勢を確認しよう。
さあ、2000万円達成までのカウントダウンを今すぐ始めよう!
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1.マーケット振り返り(11月1日~11月5日)
<主要指数>
・NYダウ +1.4%
・S&P500指数 +2.0%
・ナスダック総合指数 +3.1%
=駆け足バージョン=
好調な業績発表が続いたことに加え、米連邦公開市場委員会(FOMC)で波乱がなく長期金利が低下したことと好調な雇用統計の発表を背景に、力強い展開が続きました。週末には主要3指数が揃って史上最高値を更新しました。
=ちょっとだけ詳しく=
企業業績、金利動向、経済指標は株価を左右する大きな要素ですが、先週はどれも株価を上昇させる要因となりました。企業業績では引き続き市場の予想を上回るものが多く、投資家の信頼感が高まりました。金利動向では、FOMCによる予想通りの資産買い入れ枠縮小(テーパリング)の発表と「利上げを検討する段階ではない」とのパウエル議長の発言などから長期金利が低下し、株式市場の追い風となりました。経済指標では10月の雇用統計で非農業部門雇用者数が市場の予想を上回って景気回復に対する安心感が広がりました。これらの好材料が毎日あり、S&P500指数とナスダック総合指数は連日の史上最高値更新となったほか、NYダウも週末に更新しました。
S&P500指数チャート 過去1年間
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2.今週のズバリ!
これだけは知っておいてほしい情報をお届けするコーナーです。
マーケット振り返りでも書いたように、先週の株式市場は「企業業績」「長期金利」「経済指標」の三役そろい踏みで、力強い上昇だった。大型株や景気敏感株よりも成長株や小型株の上昇の勢いが強く、小型株のラッセル2000指数は6.1%の大幅上昇だった。
これだけ上昇すると「割高」とか「バブル」という文字が脳裏に浮かぶ投資家も多いだろう。しかし今年は9月の調整局面の段階で、テーパリングの開始やインフレを懸念して買えなかった投資家が多かったようだ。スピード調整はあるかもしれないが、年末まで堅調な相場が続く可能性が高い。
話は変わるが、今週号の米国の投資週刊紙バロンズでは、ビットコインなどの暗号資産やデジタルアートなどの非代替制トークン(NFT)、およびミーム株(インターネット上の掲示板の書き込みなどの噂で乱高下する銘柄)といった、一部で最近注目されている代替資産が特集されていた。
個々の資産の特徴や見通しは本誌をご覧いただくとして、これらの代替資産の時価総額はそれなりに膨れ上がっている。買っている投資家(投機家)の理屈はそれぞれだが、その背景として共通しているのはこれまでの低金利政策だ。長期間の低金利によるカネ余りがこれらの代替資産の値上がりにつながっているわけだ。
記事では「バブル」と言われたこれまでの経済現象や市場の状況を振り返っているが、その記述を読むまでもなく、金融引き締めがバブルの崩壊に先立つことが多い。市場が徐々に織り込み始めている金融引き締めは今回もどこかであるはずだが、その影響はバブルが最も著しい(最も実体が薄い)ところに先ず現れると思う。ということは、今回の株式市場の上昇がバブル(気味)だったとしても、最初に兆候が現れるのは、こういった代替資産なのではないかと思う。
従って、バロンズの記事では余裕資金で代替資産に投資してみることも一考すべきだと書いてあったが、炭鉱にカナリアを連れて行く気持ちで代替資産を保有するのも良いかもしれない。やはり自分でポジションを持っていないと値動きを見なくなるのが人間の常だからだ。代替資産の価格が急落したら株式の急落に備えるというストーリーだ。
あと、これらの代替資産のバブルが崩壊したとしても、金融システムは一線を画しているため、それだけで前回の金融危機のようなシステム不安は起きないだろう。従って、長期投資であれば売買タイミングを計らずに保有を続ける(余裕資金があれば買い増す)べきだ。
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3.今週のピックアップ記事
資産形成に役立つ情報を、私が得た情報の中から気になるものをセレクトしランキング、極々私的な見解でコメントするコーナーです。
【1】日経新聞 社会学者 山田昌弘さん 家族で社会読み解く(2)11/2
東大文学部在学中に、在野の社会学者、小室直樹さん主宰の自主ゼミに参加。小室さんは、経済学など先進科学の成果を社会学など後進科学に応用。ゼミでは隣接する分野の学問の成果を応用することを学び、その後の家族研究に取り組む際に役立ちました。
小室ゼミには後に社会学者として名をなす橋爪大三郎さん、宮台真司さん、大沢真幸さんら優秀な人たちがいました。「自分は理論では勝負できないな」と感じ、ならば「具体的な調査で勝負」。
【川田コメント】
山田さんも『小室ゼミ』だったのだ。このゼミは、私の朝会やメルマガでも言及する小室直樹博士の主催した自主ゼミだ。
■小室ゼミ
1967年から、ボランティアで所属・年齢・専攻を問わない自主ゼミ(小室ゼミ)を開講し、経済学を筆頭に、法社会学、比較宗教学、線型代数学、統計学、抽象代数学、解析学などを幅広く無償で教授。小室ゼミ出身者には橋爪大三郎・宮台真司・副島隆彦・盛山和夫・志田基与師・今田高俊・山田昌弘・大澤真幸らがいる。この伝説のゼミ運営に最も貢献したのが、10年にわたって活躍した橋爪大三郎(このゼミに関しては村上篤直評伝 小室直樹(上):学問と酒と猫を愛した過激な天才に詳しい)。
■評伝 小室直樹(上):学問と酒と猫を愛した過激な天才 単行本 – 2018/9/18 村上篤直(著)
上下で各々3000円ぐらいで高い。しかし小室ファンなら思わず買ってしまう。私も手元にある。とにかく面白い。この希代の天才学者の破天荒ぶりが愛情たっぷりに詳細に描かれている。
■大学で学ぶ経済学は日本人は理解不能のはず
大学で学ぶ近代経済学の授業がなぜ我々日本人には理解できないかの理由が、この本に限らず小室本を読めば分かります。
例えば日本人は資本主義に必然の倒産と失業を心底避けるような道徳を無意識に共有しています。しかし英米が源流の現在の経済学では、社会の進歩と発展のためにはこの2つ、“倒産”と“失業”が必然でむしろ必要なプロセスです。
だから、あの教科書の記述の前提や暗黙知を共有していないので理解が進まないと、いまになってそう分かります。小室本はこのあたりを我々に分かるように説明してくれるので“目から鱗”なのです。
もしこのメルマガ読者のお子さん、お孫さんに経済学の勉強をしている人がいるなら、写真の教科書の前に小室本をお勧めします。
■山田昌弘さんの造語
山田さんは愛情やお金を切り口に、親子、夫婦などの家族の人間関係を社会学の手法で読み解いてきた。人が気が付いていない現象を見つけ、社会に問題提起をする。その中から「パラサイト・シングル」、「婚活」、「希望格差社会」などの流行語が生まれた。
どの本もタイトルがキャッチ―で思わず手が出る。といっても私の手元には一冊もない、買いそびれている。どれもこれも切実な問題を扱っているし我が家も無縁ではない。ではなぜ一冊もないのか?山田さんの本は多分面白いのでしょう。しかし読んでも我が家の問題の解決の糸口にはならないからでしょう。
【2】日経新聞 成長のために本当にやるべきこと デービッド・アトキンソン 小西美術工芸社社長 11/5
岸田総理の「新しい資本主義」には「成長と分配」が掲げられているが、日本の課題は成長と分配で解決できるほど甘くない。給料が増えていないにもかかわらず、高齢者を支える生産年齢人口の減少により増税が繰り返され、可処分所得は減る一方だ。
この問題を根本から解決するには、社会保障を削るか、生産性の向上しかない。しかし、現実にはどちらも反対が根強い。とくに社会保障削減は、最大の票田たる高齢者が猛烈に反対する。しかし生産年齢人口が減るなか、労働参加率が限界に近い日本では、人口増加という形での自然増による大幅な経済成長はありえない。
打開策の一つが中小企業の強化。日本企業の99.7%を占め、7割以上の労働者を雇用している中小企業を全体として底上げするしかない。
賃上げする企業を税制面で優遇?それは性善説。7割近くの企業は法人税を納めておらず、税率優遇程度で賃上げする企業は少ない。「生産性を上げてから賃上げをする」という向きもあるが、そもそも賃上げを考えていない企業はどうするのか。結局、最低賃金が肝心。
日本経済衰退の本質は、高齢化社会の負担にどう対応するかである。まず持続性が強い「成長」を担保する中小企業の強化策がなければ、この新たな政策も画餅に終わると言わざるを得ない。
【川田コメント】
なぜ、この人の言うように世の中に変革が起きないのか?痛みをともなうから、既得権益者が許さないから、政策の間違いが露わになるから?
理由はいろいろあるけど、大半の政治家、事業経営者は既存のやり方を変えるのが面倒だからではないか?というのも中小企業のオーナー経営者自身は高齢だし経済的に蓄積のある人が多いはずだからだ。
問題は労働者だろう。彼らこそ自己防衛しないとダメなのになんの手立ても打っていない人が多いとメディアは報じる。そしてそれは彼らに余裕がないから、さらに額に汗よりおカネに汗(投資)の方が効率がいいことを知らない人が多いから、となる。
■日本に米国株式の金融インフラはある、あとは本人の選択の問題
ここで当初のアトキンソンの問題提起とずれてくるが、実は日本でもある程度の資産形成ができる金融インフラ、つまり仕組みはある。もちろんそれは米国にははるか及ばないが、その仕組みを利用しようとしないのは本人の意思の問題だ。また「投資するおカネがない」と言い訳する人がいる。それも相当程度は本人の選択の結果だ!
そこで思い出すのが、『馬を水辺につれていけても水を飲ませることはできない』本人にその気がないのに、周囲の人間が気を揉んだり強制しても無駄であるというたとえ。英語の『You may lead a horse to the water, but you can't make him drink』からきているらしい。
■“労働”の奴隷にならないために
さらに多くの人々は労働の奴隷になることを自ら選択している。この言い方はきつい?私は本当にそう思っている。一方で私は(労働から昇華した)仕事を楽しんでいる(つもり)。
その“つもり”パワーの源泉は資産の裏付けだ。これがあれば自分の意思で仕事をコントロールできるようになる。しかし多くの人はその逆(仕事に自分がコントロールされる)を選択している。いやあ、きつい?
資本主義の社会では、この“個人の自立”が社会の“お約束”になっていると思う。もともとの日本の社会にこの体質(自立)は馴染まない。だから多くの人は、郷愁を感じながら今回の選挙でも争点になった「分配」という言葉の響きにそそられるのだろう。私にはそう思える。
【3】日経新聞 投信積み立て、株価指数選ぶ 米国株集中にリスクも」11/6
川田理論に従えば、この記事はいたずらにリスク回避的な投資手法を読者に刷り込み、資産形成の効率を減少させている。執筆者の田村 正之さんは、S&P500指数ではなく全世界株式のETFを選択するタイプだろうか?
いろいろ突っ込みたいところはあるが、一つだけ言うと、S&P500指数への投資=米国への投資という考えに間違いがある。米国企業への投資ならほぼ間違いはないが、米国企業は米国だけで事業を展開しているわけではない。日本企業よりもはるかに世界展開して、世界の富が米国に集まるようにしている。つまり、米国企業への投資は世界経済への投資である。また、各国の代表企業に投資するMSCIの指数に投資すると、いたずらに重厚長大の大企業が多くなる可能性が高い。それよりもS&P500指数の企業経由で、世界のニッチ市場に投資して果実を得る発想をしてもらいたい。
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4.投資のヒント
「投資手法」や「銘柄紹介」だけでなく、「気になった指標や発言」や「社会や政治の動き」を書くコーナーです。
「バロンズ・ダイジェスト」2021年10月31日号 MSCIが世界産業分類基準の変更案提示
S&P500指数のセクターウエイティング:ビザ、マスターカード、ペイパルが金融セクターに変更?
■MSCIが世界産業分類基準の変更案提示
世界産業分類基準(GICS)の枠組み変更があるかもしれない。そうなれはS&P500指数の12銘柄が情報技術セクターから外れることになる。
クレジットカード大手のビザ<V>やマスターカード<MA>、決済大手ペイパル・ホールディングス<PYPL>は、これまで情報技術セクターに分類されていた。
変更があれば、ビザ、マスターカード、ペイパルは金融セクターに分類され、給与計算代行大手のオートマティック・データ・プロセッシング<ADP>と 決済企業のフィデリティ・ナショナル・インフォメーション・サービシズ<FIS>は資本財・サービスセクターに分類されることになる。
■情報技術セクター:アップル、マイクロソフトのシェアが増大
変更後にS&P500指数の情報技術セクターの時価総額は13%近く縮小し、アップル<AAPL>とマイクロソフト<MSFT>は、すでに情報技術セクターの43%を占めているが、そのシェアがさらに大きくなる。
同セクターは、2018年にグーグルの親会社であるアルファベット<GOOGL>とメタ(旧フェイスブック)<FB>が除外され、当時新設されたコミュニケーション・サービスセクターに追加されたことで、アップルとマイクロソフトへの集中度が高まっていた。
■金融セクターでは銀行株のシェア縮小
一方、金融セクターでは、銀行株のシェアが縮小する。ビザ、マスターカード、ペイパルは、金融セクターの上位6銘柄に入ることになり、金融大手のウェルズ・ファーゴ<WFC>、モルガン・スタンレー<MS>、シティグループ<C>の相対的な地位はさらに低下する。
■セクターETFの構成銘柄も変更
変更案が実施されると、GICSの枠組みの下で幾つかのセクターに特化する上場投資信託(ETF)の銘柄構成が大きく変わる可能性がある。
バンガード情報技術<VGT>、テクノロジー・セレクト・セクターSPDR<XLK>、フィデリティMSCI情報技術インデックス<FTEC>などだ。
■大倉博士オンライントークに参加
長年、ビザ(V)に投資している大倉博士も今回のセクター変更で影響を受けているようだ。そこで、この水曜日(11月10日)午後8時スタートのオンライントークで解説してもらう予定だ。
その前に前座の川田から:この変更は結構影響が大きい。ビザやマスターカードの株価はすでに相当反応している。
考えられるのは:
①PERの縮小
どのような判断基準でセクター替えが実施されるのかはまだ調べていない。しかし情報・技術銘柄なら高成長でPER(株価収益率)も高くて当たりまえ。それが金融セクターに移管される。このセクターにはバリュー銘柄が多い。この3銘柄もそう理解されるとPERも縮小する恐れがある。
②需給のバランスが崩れた
S&P500指数に占める情報技術セクターはざっくり28%。その中でこの3銘柄は各々2~3%のウエイティングがある。一方で金融セクターがS&P500指数に占めるウエイティングは約12%だ。
多くのファンドマネジャーはS&P500指数やこれらのセクター指数をベンチマークに運用する。だから、これら3銘柄のウエイティングを見直さざるを得ず、これが株価の下押し圧力になっていると考えられる。
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新連載「これでばっちり!米国株式を使った資産形成術のすべて」
はじめに
今回、資産形成に必要な基本的な内容を網羅した連載シリーズを始めます。全体の構成は以下のように考えています。
我々はどのような時代に生きているのか?全二回
自立した日本人と自立に欠かせない資産形成 全三回
株式市場は米国にしかないの?
日米株式文化の違い
知っておくべき米国市場の特徴
S&P500とは
なぜ米国は強いのか
おすすめの投資戦略~コア・サテライト投資~
コア部分の投資戦略
サテライト部分の投資戦略
何を買ったら良いのか
情報源と投資
第3話 株式市場は米国にしかないの?前半
第3話では、なぜ米国株式が資産形成には優れているのか?に対する答えをお話しします。ところで私の場合、本当に「株式市場は米国にしかない」と思っています、そして以下はその理由です。
■なぜ米国株式?その1 株式市場は私有財産制が前提
世界中の株式市場の中で米国の株式市場の完成度が高いのは、米国が高度な私有財産制を認めているからです。
財産(土地、貨幣、預貯金、建物・施設等)の私有化をまったく認めていない場合、市場経済は存在しません。利益を追求する、自由な取引が前提で、かつ、貨幣を通じた取引でないと、市場経済は成り立ちませんから。
「中国は共産主義だが市場経済が存在するじゃないか」という人がいるでしょうが、既に私有化を部分的に認めているからでしょう。
まず、ここ(私有財産)が大前提です。その上で企業が儲けを株主にフェアに還元する仕組みが整っていることも大事です。
この条件が揃っているのが米国でその充実度はダントツです。
■なぜ米国株式?その2 米国の国情
投資対象としての米国株式を語る場合に、特に持ち出されるのが米国社会と米国経済の以下のような特徴でしょう。
・経済規績の大きさ:世界最大級の市場、GDPの約7割が個人消費
・移民国家:元々移民国家で世界中から移民を受け入れる国家の意思があり、現実に世界中の優秀な人材を集めています。
・企業化を促進する経済の仕組み:異なる文化のバックグラウンドを持った人が新たな発想でビジネスに取り組むので、常に斬新なアイデアが生まれやすい。そしてそれを企業化する仕組みが米国中にある。
■なぜ米国株式?その3 社会インフラの特徴と強み
では米国の経済、社会インフラのどんな点が米国企業の活動の背後にあるのでしょう?
*経済、軍事、ソフトパワーで圧倒的な国力
これはジョセフ・S・ナイという人が1990年ごろに提唱した米国の強みです。特に三番目の「ソフトパワー」が私には大事だと思います。
ご参考
「ソフト・パワー 21世紀国際政治を制する見えざる力」ジョセフ・S・ナイ
「ソフトパワー」というのは、軍事力や経済力で無理やり従わせるわけではない。そうではなく、自国の価値観や文化によって相手を魅了し、敬服させてしまい、味方につけることです。例えば、それにはアップルのiPhoneやディズニーの映画やキャラクター、そしてテスラの電気自動車も含まれるかもしれません。
とにかく他国の人が見て、私もああなりたい、使ってみたい、と思わせる魅力的なモノやサービス、そして人々の行動や思考パターンといえるでしょう。この点で米国は他国をぐっと引き離していると思えます。
「クール(かっこいい)」といわれる日本のアニメ。そして便利この上ないコンビニエンスストアなどもソフトパワーでしょう。もちろん欧州は歴史的にも文化的にも優れた文化的ソフトパワーが満載です。
それでも一定の所得水準、識字率そして文化的受容の柔軟さ、寛容さを持っている世界の人々にとっては、米国の大衆文化が生み出す製品やサービスが世界中で人々を魅了しています。
*エリート層が合理的思考で勤勉、禁欲的
やはり、米国の建国の歴史と深く関係していると思います。どの国でもそうですが、他国の本質を一般化(つまり米国人はXXXだ!)と決めつけること(ステレオタイプ)には必ず間違いや誤解が含まれているものです。
その理屈で言えば「エリートが合理的とか勤勉で禁欲的」というのも私の勝手な思い込みと断ずる人がいるのは当然です。それでもどうでしょう。学問、ビジネス、そしてスポーツ等、およそその強さや大きさを数字にできるものを思い浮かべて見てください。企業の時価総額、株式市場の大きさ、ノーベル賞の受賞者数、オリンピックのメダル数等々、圧倒的に米国が他国を引き離しています。
私の観察ですが、米国はどの分野にしろ厳しい競争で社会が成り立っているので、米国のトップは世界でもトップクラスという場合が多いのでしょう。それは、どの分野であれ“恵まれた資質”の人が相当“勤勉”、“禁欲的”に努力し、成果を成し遂げた人を賞賛する文化と仕組みが整備されているからだと理解しています。
なぜこうなのか?これは出自や社会的階級、宗教、人種であらかじめ社会の居場所が決められていたかつての欧州から新天地を目指した人たちが創った人工国家、アメリカの歴史と強く関連していると思います。
■なぜ米国株式?その4 米国の強さの源泉
以下は私なりの米国の強さの源泉です。
①国内外の英知結集を促す寛容性とインセンティブ
②既存秩序の刷新に使命感=人類の“進歩”信じる
③ビジネスを“戦場”と心得え世界中から戦利品
④他者との意思疎通に弛まぬ努力
⑤自らが“普遍的”と信じる価値観の普及にことさら熱心
これらも全て米国という国の成り立ちと関わっていると思います。ご存知のように米国は欧州大陸の古いしきたりや宗教的圧力から逃れて新世界、北米大陸に新天地を求めてきた人たちが建国した、実験的で極めて宗教色の強い人工国家です。
つけ加えると、西洋でカトリックからプロテスタントが別れ出て、それが元で迫害を受け、自由な信仰の生活を送れる場所、つまり聖書にある「約束の地」を探し求めてきた人達です。
米国株式に投資する場合には、この米国の国としての成り立ちやキリスト教の理解をすることが米国株式投資には役立つと思っています。
①国内外の英知結集を促す寛容性とインセンティブ
例えば、宗教的に同じ価値観を有している人同士は、互いに長くそして深い付き合いが無くても、事業や社会活動で同じ目的を共有することができます。
②既存秩序の刷新に使命感=人類の“進歩”信じる
また「創造的破壊」にたとえられるように、欧州のしきたりの中では打ち破ることの出来なかった古い因習や既存秩序の打破に対して、タブーを感じるどころか、むしろ正しい行いで心底褒められると思っていることでしょう。
③ビジネスを“戦場”と心得え世界中から戦利品
さらに、ビジネスを戦場と心得ているのも当然です。ビジネスは神から与えられた宗教的な求道活動です。自らの信仰心の厚さを示すために相手を完膚なきまでに圧倒することで、神の祝福を感じるのでしょう。
④他者との意思疎通に弛まぬ努力
さらに「他者との意思疎通に弛まぬ努力をする」。これも、同じ宗教的価値観を共有できるかどうかを積極的に探し求めているからではないかと私は思っています。
⑤自らが“普遍的”と信じる価値観の普及にことさら熱心
これもやはり宗教上の教義と関連しています。自ら使命感として正しいと信ずるものを他人にも強要したがる。例えば世界中に自由と民主主義を広めることにはことさら熱心でそれが中東や中国から反発を招いています。
以上、私が思いつく米国の強みを列挙してみました。
■なぜ米国株式?その5 米国企業の特徴
では、その米国で事業を営む企業の特徴とはどのようなものでしょう。
①経営者と株主の利害が一致している
米国の企業は経営者が株価に強くコミットします。彼らの報酬の決定のされ方が会社の株価のパフォーマンスにリンクしているためで、これも米国企業の株価が強い理由の一つでしょう。CEO(チーフ・エグゼクティブ・オフィサー)をはじめとする経営陣が、自ら経営に関わっている企業の株式をどの程度保有しているかは結構重要なことです。
株価が値上がりした時に最も恩恵を受けるのは株主です。同時に企業のインサイダーが株式をたくさん保有していれば、当然のことですがインサイダーにも多額の利益が入ります。
もちろん、そのためには自分の身銭を切って、自社の株式を購入しなければなりませんが、それだけに何とかして企業価値を高めて株価を上げようと、経営者も必死になって経営しようとするはずです。
②コーポレートガバナンス(「企業統治」)がしっかりしている
誰が企業経営を監視しているのかという事です。もし監視役がいなくなったら、多くの企業は利益をあげるために好き勝手なことをやり始めるでしょう。
たとえば近年では、2000年のITバブル崩壊後に、ワールドコムやエンロンといった企業が不正会計に手を染めていたことが判明し、両社ともビジネスの世界から消え去りました。その後、2008年の金融危機でも金融機関の行動が問題になりました。
そして直近ではハイテク・プラットフォーマーのビジネス寡占や収集した情報の取り扱いなどが問題になっています。
こうした問題があった後は規制が社会実態に対応するように変更され、公正な競争と社会の関わり合いが議論されます。その意味で企業の社会的役割は常に時代の要請に答えるようにチェックされています。
このコーポレートガバナンスがしっかりしている米国企業は安心して投資できる信頼感があると考えられます。
■米国は強い、凄い、そして怖い!米国株式と上手く付き合うのがコツ
以上、米国株式市場の強さの源泉を米国の成り立ちや宗教的な特徴を含め米国の経済・社会インフラ、さらには企業と株主の関係そして統治方法に対し思うところを語ってみました。
どうですか?皆さん、これらの国家理念、宗教観の基盤の上に米国株式市場があり、そこでの上場企業に我々の投資対象がある。あるものは新たに生まれ出て、一方であるものは淘汰されることで企業としての使命を全うすることになるが、全体としてはそれで経済が成長し国が豊かになる。つまり、利益を求める企業活動は正義だという考え方です。ここはムラの共同体的色彩が強い日本の企業と随分と違うところだと思います。
ここまで申し上げたことを心に留め置いて米国株式市場を眺めると、米国企業がまた違った組織や器に見えるのではないかと思います。(続く)
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5.川田のお散歩
◇◇最近行ったお気に入りのお店(映画、美術館編)◇◇
忙中閑あり
■『バック・トゥ・ザ・フューチャー』
先週水曜日の祝日に寝そべっているとBSテレビで懐かしの『バック・トゥ・ザ・フューチャー』がちょうど始まったところで、思わず最後まで見てしまった。
1985年のアメリカのSF映画だが、改めて見ると各役者の演技力が際立っている。
私が好きなのは主人公の高校生マーティ・マクフライの父親、ジョージの演技だ。悪ガキのビフに苛められた時の演技がトンでもなく上手。あの局面でああいう態度とる人って確かにいるよね。それをあそこまで演じ切るのに関心している。
■イスラエル博物館所蔵 印象派・光の系譜 ― モネ、ルノワール、ゴッホ、ゴーガン|三菱一号館美術館(東京・丸の内)
10月15日(金)〜 2022年1月16日(日)
貰いもののチケットがあったので午後にするりと事務所を抜けて館内を一回り。こうやって近場をほっつき歩くことで、ひと時、仕事から自分を開放する時間を作っているつもり。つまり“息抜きしてる感”だ。それでも時折携帯を覗いているのでまったく“リフレッシュ”になってないし美術鑑賞への冒涜だ!(堅いことは言わない。)
ちなみに観覧者は女性が多かった。みんなマスク姿だったけど、コロナ前の日常に戻りつつあることを確認できただけでも収穫と思いたい。多くの作品は1900年前後だった。知らない画家も多かったので感想文の提出はご勘弁願いたい。
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6.今後の活動情報
◇11月10日(水)午前11時 ストックボイス(キャスターは鈴木一之さん(写真)
◇11月17日(水)午前11時 ストックボイス
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7.質問コーナー
先週金曜日の『パフォーマンスの上げ方徹底解説』と題してYouTubeライブを開催した。多くの方に参加いただき、多くの質問とありがたい激励をいただいた。当日いただいた質問を整理して皆さんにお伝えする。
■投資の基本姿勢を重視せよ
当日のメッセージは、銘柄やタイミングではなく投資に対する基本的な取り組み方を重視せよ、だ。以下はスライドで示した5つのメッセージ。
①盆栽ではなく巨木を育てよ
②買ってはいけないファンドラップ
③早期退職者続出の米国
④寄付をすれば資産が増える
⑤あなたに必要なのは「行動コーチング」
質問と私のコメントや、やり取りを抜粋して整理してみた。
質問(川田):日経新聞購読していますか?
回答:購読していません(が多かった)。購読していない。記事全文は見れないが、ネットで見ている。
質問(川田):今年の投資パフォーマンスはどうですか?S&P500指数の年初来パフォーマンスの25%を上回っていますか?
回答(視聴者):
①年初来80%の伸び
②年初来168%
③お陰様でなってます
④なってますよ
⑤5千万が9千万年相当になりましたが、不満です
⑥なってます
⑦なっていません
⑧10銘柄以上でかつSP500指数に劣後。+18%
⑨確かに自分の場合も日本株が+7%、短期売買している米国株が+8%とポートフォリオ全体のパフォーマンス(+18%)の足を引っ張っている。
質問(視聴者) :川田さんのポートフォリオ銘柄、ASML、MSCI、SE、ZBRAやSHMを最近、買い始めております。またIDXX、NOW、ISRGも買う予定です。これらのサテライト銘柄も、まだまだBuy&Holdと考えてよろしいでしょうか?
回答(川田):私はまだ保有し続けます。
質問(視聴者):周りは日本株しか知りません。米国株を勧めたいのですが、如何に日本より米国が良いのかを説明したいのですが、、。
回答(視聴者):アメリカ株の推奨には川田社長の10%で運用する表や月々の積み立ての表を見せて説明するとわかりやすい。
質問(川田):ファンドラップは買ってはいけないと思う。ご自身や家族含めて買ったことある人?
回答(視聴者)
①ラップは一度やってみて、パフォーマンスが悪くてすぐやめました。
②ファンドラップ買ってます。バランスで安定運用です。
質問(視聴者):①ロボアドバイザーをどう思いますか?ロボアドのウエルスナビをどう思いますか?ロボアドもファンドラップの一種ですか?
回答(視聴者)
ウェルスナビ等を選ぶ気持ちも分かります。多分日本人って、自分で選んで失敗するのが嫌なんだと思います。自分の意見を言う習慣?訓練?がないからだと思います。何かに頼って、それで損しても直ぐに諦められるのだと思います。
回答(川田):私も立ち上げ当初の『お金のデザイン』(現在の『THEO+docomo』)で3年ほど運用しました。結果はまったく想定内でS&P500指数には1~2%ずつ負けていく、つまりMSCI全世界株式と同じです。分散投資というのがテーマですから必然的にそうなります。そしてそれに手数料がかかるのでさらに1%ほどパフォーマンスが劣化します。
■ロボアド:“投資の入口”ならそれもけっこう!
若者や投資未経験者に私が訴える正しい投資手法の理解は、すぐには実践する気にはならない人も多いはずです。特に若者はまずはファッション感覚で楽しめる投資手法から始めるのは悪いことではないでしょう。ただし、この手法の無駄に気づいたらすぐに単純なS&P500指数の積み立てをスタートしましょう。
質問(視聴者):①川田さんの意見は普通の日本人には理解できないと思うが?どうしたらそのような米国株式至上主義になるのか?
②川田理論にのっとって、先ずは思考を変えようと勉強しています。
回答(川田):伝統メディア(既存の新聞、TV)は“おとなしく素直な日本人”になるように発信情報には常時バイアスをかけています。それはどこの国でもそうで、その国にふさわしい国民を育成するのは当然のことだと思います。
ただし個人が自立、自覚そして覚醒すれば、おとなしく従うだけではなく異なる形で、そして違う次元で国家に貢献できると考えています。
私の場合、海外駐在、旅行や海外のメディア情報の収集、そして読書を続けて、今の思考回路、生活様式そして投資手法になりました。
各人各様の覚醒の仕方があると思います。その覚醒した目で見えた景色があなたにとっての世界です。その見え方で米国株式への投資姿勢も固まってくると思います。
質問(視聴者):コア&サテライトの割合は8:2と考えておりますが、いかがでしょうか?
回答(川田):それでいいではないですか。ちなみに私の場合、ナスダック100のETF、QQQが9割ぐらいです。
→(他の視聴者)アメリカ個別株が優等生すぎて売れず、コアは8割にできません。
→おめでとうございます!
質問(視聴者)川田ポートフォリオの一部モノマネをさせていただいております。MSCI、NOWのような銘柄をどのように見付けてらっしゃるのでしょうか?
回答(川田):多くは「バロンズ・ダイジェスト」とモトリーフール、英語のインベスターズ・ビジネス・デイリー(IBD)等のサイト情報です。個別銘柄を深く調査することはないです。それほどの能力もないので、誰かがいいと言った銘柄に相乗りします。
質問(視聴者):川田さんの巨木は何倍くらいになっているのですか?
回答(川田):今回の運用を始めた2005年からだと年率14%程度です。これだと2005年の1000万円がざっくり9000万円になっている計算です。
質問(視聴者):S&P500指数の積み立てが王道だと思いますが、川田社長はなぜナスダックの方をコアにされているのかを、教えてください。
回答(川田):S&P500指数は米国株式市場の78%程度をカバーしていて米国株式市場に投資することと同義と考えていいと思います。しかしナスダック市場には、どういうわけか、最先端技術を駆使し、強くて米国の国益に適う企業が多いです。そこで、その中でも時価総額が大きな企業の指数であるナスダック100(ETFはQQQ)に賭けてみようと思っています。それが上手くパフォーマンスをたたき出しているので、QQQから離れられないままいままで付き合っています。
質問(視聴者):せめてNISA(非課税枠)で老後2000万円作れるように設計してほしいのですが?
回答(川田):できますよ。現実に川田は2014年からの5年間で積み立てた516万円が1300万円を超えている。夫婦で2600万円。さらにこれをもう一度乗り換えれば一人2000万円は軽いと思いますよ。
コツはS&P500指数やナスダック100のETFを買って、それっきりほったらかしにすることです。
以下は10月4日メルマガから抜粋
■私のNISAは成績抜群の模範生
以下が私の戦績、といってもNISAだから「戦」もなにもない、単に買ってほってあるだけ。つまりNISAの主旨にそって正しく行動している。
投資金額は2014年~2018年の5年間で総額560万円(100X2年+120X3年)の枠が使える。その枠に対し私は約518万円使った。あれ?ちょっと少ない。枠を使い切らなかったのだろうか?この謎はラッセル2000のETF(1588)にあった。
下記の表では2014年の枠は2019年の枠に乗り換えられている。しかし、この2019年のナスダック100とS&P500のETFの投資金額を足し合わせても約73万円にしかならない。1588にも投資していたが、2018年に1588が償還されて、その枠が無駄になった。これもNISA枠のリスクだ。
当初5年間の投資総額518万円が直近では1363万円なので約2.6倍に増えている。
川田のNISAパフォーマンス特別公開
質問(視聴者):社長は個別株からETFに移行する流れは、個別株を売りながらETFを買ったのですか?それとも新たに資金を投入したのですか?
回答(川田):入れ替えるときにはポジション量を落とさずに入れ替えています。つまり個別銘柄を売却したら、それと等金額のETFを購入します。個別株を売却後にタイミングを見計らうと、その間に下がればラッキーですが、上がってから高いところを買うのは心理的なダメージが大きいです。
質問(視聴者):個別でカウンセリングできるんですか?
回答(川田):オンラインサロン「夢がかなう資産形成塾」の会員になればできます。そしてこの「Calendly」というスケジュール管理には私の空いている時間が表示されますのでポチっと予約できます。
■視聴者からのコメント!
①米国株投資のお陰で教育費をある程度余裕をもって出すことができました。
②義父も対面証券と付き合っており、株は儲からないと言っていて、不動産に走ってます。残念です!!
③川田さんの本の紹介、いつも楽しみにしています
④マイケル・サンデル教授の『実力も運のうち』市立図書館で借りました。予約がついているので全部読めませんでした。「日本人のための憲法原論」は買いました。
⑤ いつもながら相場と教養が結びつくのは面白いですね。
⑥憲法原論の小室直樹さんが、アメリカの同時多発テロが起きたとき「それ全部説明できる」といい、「日本人のためのイスラム原論」を出版しました。面白いです。
⑦バロンズ楽しみにしてます。
⑧大倉さんのお話が好きです。
→大倉博士は来週(11月10日(水)午後8時)のオンライントークにゲスト出演します。
⑨川田社長のお話は、全て納得です。メルマガも潮目もオンライントークもとても勉強になってます。投資が楽しくなりました。
⑩個別株でトレードするより、米国株のインデックスの方がパフォーマンスいいです。
⑪株式投資の最大の敵は税金と手数料だと気づいた人は勝ち組。
⑫川田社長の言うように、アメリカで儲けて日本で税金を払う・日本でお金を使うって言う考え方がいいんじゃないでしょうか。
⑬コロナ前から川田社長を見始めて資産が倍近くになってます。川田社長とQQQには頭が上がりません。
⑭川田社長の話は楽し〜い。
⑮明日土曜日も井の頭公園に犬の散歩に行きます。秋田犬連れていまーす
→この土曜日も早朝に行ってきました。ワンちゃん同伴の方は何人もおられましたが、犬種を覚えていなかったのでお声がけは控えました。
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