X_TP12_SL20_AC

～ X_TP12_SL20_AC ～ ＜EAの概要＞ こちらのEAは、 『TP=12、SL＝20』と、 TP、SLを、どちらも、小さな値に設定した、 【損小利小タイプ】という、かなり希少なタイプのEAとなります。 「TPが小さいEA」は多くあるのですが、 SLを小さくすると、どうしても勝率が低くなってしまうため、 「SLの小さなEA」では、 期待値がプラスになるEAというものが、 非常に少ない、というのが現状かと思います。 ですが、本EAにおいては、 「AUD/CAD」の特徴に着目して、 特殊なエントリーをする形とすることで、 この【損小利小】のEAを、完成いたしました。 ＜『損小利小』のメリットとは？＞ 本EAのように、 【損小利小】であることのメリットとしては、 『利益と損失が近いため、稼動ロットを、比較的高めに設定できる』 という点があげられるものと思います。 例えば、「TP=10、SL=100」のEAの場合、 勝率が非常に高いとしても、SL=100を考慮すると、 そこまで大きなロットにはしにくい、といった面があるかと思います。 この点、「TP=12、SL=20」であれば、 損失が限定されますので、 「より大きめのロット」でも稼動させやすい、 というメリットがあるものと思います。 以上、本EAについては、 「TP=12、SL=20」 という損小利小の設定でありながら、 安定した収益グラフとなっていることからも、 このEAの優位性が推認できるのではないかと思います。 当方では、TPよりもSLのほうが大きいEAを、 比較的多く作成してきております。 これは、勝率が高まることと、 EAとして作成する場合には、 このようなTP、SLの比率のEAのほうが、作成しやすい、 という面があるためとなります。 そして、TPとSLの比率に関しては、 おおまかに、下記の３つのパターンがあり、 それぞれ、下記のような特徴があるものと考えております。 (1)損大利小・・高勝率、非常に負けにくい。EAとしては多数派。 (2)損小利小・・中勝率、勝ち・負けを繰り返しつつ右肩上がりを目指す。EAとしては少数派。 (3)損小利大・・低勝率、負けトレードが多いが、勝つときには大きい。少数派。 以上の通りとなります。 なお、(1)(2)(3)の「TPとSLの比率」に関しては、 どれが正しくて、どれが間違い、 ということはないと考えております。 EAは、そのロジックによって、 「損大利小」の設定で最も成績が良くなるEA、 「損小利小」の設定で最も成績が良くなるEA、 「損小利大」の設定で最も成績が良くなるEA、 というものが、それぞれありますので、 【そのEAのロジックが最も得意とするTP、SLの比率】 に設定してあれば、どのタイプでも問題はない、 というのが、当方での考えとなります。 このEAでは、 「損小利小」で、最も成績がよくなる、 という特性をもったロジックのため、 この『TP=12、SL=20』という組み合わせを採用しております。 ＜その他のTP、SL設定の例＞ なお、本EAは、 「TP=12、SL=20」をデフォルト設定としてありますが、 これ以外の設定で、稼動していただくことも可能です。 例として、SL=20、40、60とした場合の、 2005年～現在のバックテスト結果を記載します。 SL=20 ・・・PF2.1 収益7300ドル 最大DD1.5% SL=40 ・・・PF2.4 収益8200ドル 最大DD1.9% SL=60 ・・・PF2.5 収益8400ドル 最大DD1.5% このように、SL=60 程度とすることで、 さらに勝率を高めることも可能です。 ＜トレードの特徴＞ 本EAでは、 AUDCADの値動きを研究した結果、 「売り方向」について、特定の条件下において優位性が高くなる、 という、特徴を捉えたEAとなっております。 この「優位性の高さ」に関しては、 バックテスト結果、フォワード結果、にて、 ご確認いただければと思います。 ＜まとめ＞ 「損小利小のEA」については、 なかなか、成績の良いEAを作成することが難しいため、 非常に希少性の高いEAといえるものと思います。 新たなポートフォリオの１つとして、 よろしければ、ご検討くださいませ。 ～追記～ なお、稼動業者様に関しては、 『国内業者様』は、総じてAUDCADのスプレッドが狭め(1.0～2.0pips程度)ですが、 『海外業者様』の場合、 AUDCADスプレッドがおよそ「2.0pips程度」となっている模様です。 ねこ博士