【6/23(金) 朝の相場情報】米英の今後の見通しは?金融政策から見る通貨強弱
おはようございます、トレーダーのヒロセです。
朝の相場情報(通称:朝ヒロセ)です。
昨日の米株式市場は方向感が定まらない展開。ナスダック+0.95%、S&Pは-0.37%、ダウは-0.01%となりました。
ドルは上昇、円はまたも大きく下落し、昨年11月以来の143円台に突入する形となりました。
本日は、
8:30 日本CPI
と★3の指標は1つだけですが、★2の指標はかなり多くなっています。
特に
16:00 ECBラガルド総裁発言
22:45 米PMI(購買担当者景気指数)
このあたりは相場を動かす可能性がありますのでお気を付けください。
昨日は、
引用元:Bloomberg
やはり0.5ポイントできましたね。これは2月以来の大幅引き上げとなりました。
さらに追加利上げについても言及しています。
ベイリー総裁は「インフレ圧力がさらに持続する証拠があれば、一段の金融政策引き締めが必要となるで」と発言したうえで、「金利を今引き上げなければ、将来にさらに悪い結果になり得るわ」と指摘しています。
これを受けて、短期金融市場は一段の利上げの観測を強め、来年2月までに政策金利が6.25%でピークに達する確率を30%と織り込んでいるようです。
現在が5%なので、ここからさらに1.25ポイントの利上げを予測しています。
また、同日発表された議事録では、『消費者物価インフレが年内に「大きく低下する」との見通し』を示しています。
ほんまかいなって感じですよね。現在イギリスのインフレ率は8%ほどです。
今後どうなるか。注目ですね。
昨日はこちらも、
引用元:Bloomberg
内容としては一昨日とほぼ変わらない内容でした。
年内の利上げ、そしてインフレ率2%目標、という感じで特に目立った内容はありませんでした。
温度感としては、もちろん今後のデータ次第ではあると思いますが、おそらくこのままいけば7月は利上げが濃厚でしょう。
今後の指標にも注目です。
とはいえ、昨日発表された米新規失業保険申請ですが、
引用元:Bloomberg
2021年以来の高水準が続いています。
21年と言えばコロナ真っ只中です。そのころと同様以上の失業者数となっていることから、経済の冷え込みは近いように感じます。
やはり雇用が冷え込む→給料下がる→消費減る→不景気へ
コロナ禍は給付金等で違いましたが、こういった流れが主流でしょう。しかも当時とは違い、現在は金融は引き締め方向です。
FRBとしては、インフレを抑え込むために景気後退(リセッション)を望んでいますから、状況的にはイギリスよりは断然良さそうに感じています。
今後の動きにも注目です。
では最後に各通貨のインデックスを見ておきましょう。
・ドルインデックス 日足
やはり白線(月足ピボット)で反発してきましたね。
ですが、そんなに強い形ではないので限定的かなと見ています。
円はマークしていた白線(月足ピボット)にタッチ。
ちょっと底が見えない状況ですね。さすがに今週はここ、もしくは下の水色線(週足ピボット)で止まるとは思いますが…。
・ユーロインデックス 日足
ユーロも昨日言ってたパターンになりました。
ここが今週の天井でしょうか。
・ポンドインデックス 日足
ポンドは政策金利発表後、大きく下げる展開もありましたが、やはり底堅いですね。
状況や政策を見るともそれもそのはずですよね。まだ上昇は続くのでは?と見ています。
これらから狙いとしては、【ポンド買いたい】【ドルの戻り売り】【円の小反発狙い】という感じで来週に向けてのポジション取りとなりそう。
具体的には
・ポンドドル ロング 1.27210
・ユーロドル ロング 1.08837
・ユーロ円 ショート 157.089
・ユーロポンド ショート 0.86432
この辺りに指値を置いておこうと思います。
Is it OK?