【6/22(木) 朝の相場情報】英政策金利、0.5%利上げあるか? パウエル議長、軟着陸意識
おはようございます、トレーダーのヒロセです。
朝の相場情報(通称:朝ヒロセ)です。
昨日の米株式市場は3営業日続落となりました。特にAIや半導体関連が軟調。ナスダック-1.21%、S&Pは-0.52%、ダウは-0.30%となりました。
ドルは下落するも、円も下落したためドル円は141円台後半で取引終了しています。
本日は、
20:00 イングランド銀行政策金利発表
20:00 英中銀議事要旨
23:00 パウエル議長発言
となっています。
昨日発表された、
引用元:Bloomberg
これで4か月連続で予想を超える結果となりました。
変動の激しい食料品やエネルギーを除くコアCPIの上昇率も前年同月比7.1%と4月(6.8%)から加速し、予想(6.8%)より高くなりました。
これを受けて債券市場では政策金利が12月までに6%に達する見通しをトレーダーは織り込んだ形となりました。
また、今日発表の分に関しても大方の予想が0.25%でしたが、0.5%の利上げになる可能性も50%織り込んだようです。
さらに、6月か8月に0.5%の利上げがある確率は100%織り込まれました。
こちらCPIの推移ですが、黒→イギリス ピンク→ユーロ オレンジ→アメリカ
イギリスだけ高止まりしていることが分かります。
根強いインフレにかなり苦戦しているという印象です。
これらから今回サプライズで0.5%の利上げという可能性も大いにあるかと思います。
本日20:00発表ですので要注目です。
昨日はなんと言っても、
引用元:Bloomberg
そこまでタカ派姿勢を見せるということはなかったですね。
内容としては、
・今は(利上げ)スピードはあまり重要ではない
・FOMCのほぼ全員が年末までに追加利上げが必要と判断している
・追加利上げのタイミングは今後入手するデータに左右される
・幹線道路を時速75マイル(約120キロメートル)で走行していたとして、その後に地域の主要道に入った時点で速度を50マイルに落とす
と、軟着陸の最終段階とも取れるような発言をしています。
また、「インフレ鈍化には労働市場環境の幾分かの軟化が必要になる可能性が高い」など労働市場についても多く言及していましたので、やはりそのあたりに注目していることが分かります。
そして市場の動きとしては、会見中にドルが大きく下落。
内容的にはハト派までは行かないでしょうが、バランスの取れた内容だったのかなという印象です。
今後あと2回の追加利上げはあると思いますが、どのタイミングで仕掛けてくるか。こちらも注目です。
また、本日もパウエル議長の議会証言がありますので、注目です。
では各通貨のインデックスを見ておきましょう。
・ドルインデックス 日足
大きな陰線となりました。
ただ、白線(月足ピボット)がありますので、ここは下支えされる可能性もあるのかなと。
ですが、そんな強い形ではなさそう。
・円インデックス 日足
こちらも大きな陰線となりました。
少なくとも下の白線(月足ピボット)までは行きそう。
・ユーロインデックス 日足
重要なラインを抜けてきました。
ですが、こちらもすぐ上に水色線(週足ピボット)があるので、抜けたと思わせるパターンもあるかもしれません。
・ポンドインデックス 日足
ポンドは一瞬大きな下げとなりましたが、やはり底堅い印象です。
個人的な狙いとしては、【ポンド0.5ポイント上げ予想で買いたい】【円は戻れば売り】という感じ。
具体的には、
・ユーロポンド ショート 0.86444
・ドル円 ロング 140.962
このあたりに指値を入れておこうと思っています。
ใช่ไหม?