【6/8(木) 朝の相場情報】カナダ中銀、サプライズ利上げ!もしかしてアメリカも…?
おはようございます、トレーダーのヒロセです。
朝の相場情報(通称:朝ヒロセ)です。
昨日の米株式市場はハイテク銘柄が売られ反落。ナスダック-1.29%、S&P-0.38%、ダウ+0.27%となりました。
ドルは結局終わってみればほぼ変わらずでしたが、円が弱くドル円は上昇。140円台前半で取引終了しています。
本日は、
18:00 ユーロGDP
となっています。また21:30には★2ですが米失業保険申請件数などの発表がありますので、
その時間は少し動きそう。お気を付けください。
昨日ドルは乱高下する展開となりました。その背景には
引用元:Bloomberg
中々のサプライズでしたね。こちらはカナダ中銀の政策金利推移ですが、
引用元:みんかぶ
直近3会合連続で据え置きとしていましたが、ここに来て0.25ポイントの利上げを行ってきました。
ブルームバーグのエコノミストらも5人に1人ほどしか予想していなかったサプライズ利上げとなりました。
カナダ銀行は声明で、
「経済における需要過剰は総じて、想定より根強いように見受けられるで」と指摘しています。
要するに”インフレ圧力まだ強いわ”ということですね。
6日にはオーストラリアも予想外の利上げをしており、アメリカも来るか?ということでドルが急騰しました。
これは中々、分からなくなってきましたね。やはり相場というのは一筋縄ではいかない。一方向の予想(利上げ休止)が多くなるとこういった揺り戻しの動きが出てくるものです。
とはいえ、オーストラリアも今回利上げして4.1%、カナダも4.75%ですが、アメリカはすでに5.0%です。
一旦休止濃厚という状況は変わらないのではと見ています。
利上げ関連で簡単にこちらの記事もご紹介しておきます。
引用元:Bloomberg
ブルームバーグがエコノミスト47人を対象に実施した調査によると、今月15日、16日に開かれる金融政策決定会合では9割超の44人が現状維持を見込んでいるようです。
政策修正が行われるタイミングについて、
前回の調査では、
6月会合が38%と最も多く、7月会合は19%でしたが、
今回の調査では
7月会合が35%で最多となり、10月会合が13%、来年4月会合が11%と続いています。
植田総裁は緩和継続の必要性を繰り返し表明しており、そういった姿勢から修正観測は後ずれしています。
これらを見ると、まだ円の上昇は厳しそうですね。
では最後に各通貨のインデックスを見ておきましょう。
・ドルインデックス 日足
日足で見ると、ただのヨコヨコですね。
4時間足を見ていただくとわかりやすいですが、
・ドルインデックス 4時間足
しっかりと紫線(年足ピボット)に頭を押さえられて下落基調が続いてることが分かります。
やはり、あくまでも下目線ですが、FOMCまで横這いが続く可能性がありますので、上がったところを叩くぐらいのイメージで見ています。
・円インデックス 日足
円は相変わらず弱いですね。
まだ下落余地はありそう。
一昨日エントリーしたポンド円は
昨日半分利食いしました。すでに+100Pipsほど取れました。
もう少し伸ばしたいですね。
・ユーロインデックス 日足
ユーロが少し強そうな動きです。
上昇あるかもしれません。
・ポンドインデックス 日足
ポンドは相変わらず強いですね。
ポンド円ロングなんかは持っていてあまり怖さがないですねw
というわけで、やはりまだまだ利上げフェーズにある欧州通貨が強いなというところ。
ユーロドル、ポンドドル、ユーロ円などの押し目買いを狙いたいなと考えております。
Is it OK?