【6/9(金) 朝の相場情報】米失業保険申請が急増… 各国が急いで利上げする理由が判明!
おはようございます、トレーダーのヒロセです。
朝の相場情報(通称:朝ヒロセ)です。
昨日の米株式市場は上昇。ナスダック+1.02%、S&P+0.62%、ダウ+0.50%となりました。
これでS&Pは昨年10月につけた安値からの上昇率が20%を超えました。一般的に20%を超えると強気相場入りとされます。
ドルは大きく下落。ドル円は138円台後半まで値を戻しました。
本日は、
21:30 カナダ失業率・新規雇用者数
となっています。
昨日、最も相場を動かす要因となったのがこちら、
引用元:Bloomberg
新規失業保険申請件数(6月3日終了週)は前週比2万8000件増の26万1000件となり、前週からの増加幅としては21年7月以来の大きさとなりました。
急増しているレイオフなど労働市場の冷え込みを反映したデータとなりました。
これを受けて、来週のFOMCで利上げを見送るとの見方が一段と強まりドルは急落したという流れです。
こちらが推移ですが、
やはり急増しているのが分かります。綺麗に高値を抜けてきたという感じです。
ですが、こちらのデータは祝日前後には変動が大きくなりやすいという性質があるようで、6月3日終了週にはメモリアルデー(戦没者追悼記念日)の祝日があったようです。
エコノミストらも「今回の急増は何らかのシグナルというよりノイズであったとの疑念を抱かせるはずやで」と指摘。
「来週発表されるデータを見てから結論を導き出したいと強く思っているで」とリポートで記しています。
と、まぁこういった理由はありますが、これで利上げ休止にまた一歩近づいたと考えて問題ないでしょう。
ですが、来週のデータを受けて一気に逆にいく…なんていう展開もあるかもしれませんので注意が必要です。
また、オーストラリア、カナダに続き
引用元:Bloomberg
各国の中銀が慌ただしくなってきましたね。
これ、なんでやろ?と思ったんですけど別の記事の中で、
エバコアISIのクリシュナ・グーハ氏という方が
「他の中銀が利上げに踏み切ったのは、FOMCがあと1回利上げするとの見方が理由やで。FOMCに合わせて利上げしなければ、自国通貨は下落のリスクにさらされると考えているからやで」と指摘していました。
なるほど。
しかも今回のFOMCは利上げスキップとなると、対ドルで自国通貨の価値を高めれるチャンスですよね。
各国中銀同士でこういった読み合い的なものがされてるんですね。
実際に豪ドルも爆上げしています。
日本は…なにしとんのや…。
それでは最後に各通貨のインデックスを見ておきましょう。
・ドルインデックス 日足
強烈な陰線となりました。
ですが、白線(月足ピボット)タッチで反発する可能性もあるかと見ています。
こういった大きな陰線のあとは強い反発があることも多々あるので注意が必要かと思います。
・円インデックス 日足
円は相変わらずの感じです。
少し戻しはありましたが、やはり限定的。ですが、もう少しでこちらも白線(月足ピボット)タッチですので、一旦反発はあるのでは?と見ています
・ユーロインデックス 日足
ユーロはやはりまずまず強さがありましたね。
ユーロ円、ユーロドルはロングを狙っていましたが、指値には刺さらず。
引き続きユーロ円は下げれば狙っていきたいです。
・ポンドインデックス 日足
ポンドは強いですね。
ですが、週足の切り替わりもあるので、ホールド中のポンド円ロングは今日あたり利食いできたらなぁと思っています。
といういわけで、狙いとしては『ドルの反発狙い』『円が弱いから強い通貨で叩く』あたりでしょうか。
具体的にはドル円138.03円ぐらいからロング、ユーロ円149.56円ぐらいからロングを狙っています。
ใช่ไหม?