米国株式投資の真実を伝える 川田重信の「メディアで鍛える米国株式講座」 [Vol.35]2022年2月21日配信
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米国株式投資の真実を伝える
[Vol.35]2022年2月21日配信
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川田重信の「メディアで鍛える米国株式講座」
***目次***
マーケット振り返り
今週のピックアップ記事
川田の気になる銘柄
投資のヒント
お散歩
ちょっと一息「FAの視点」
超富裕層が実践する「プライベート投資戦略」とは
活動情報
質問コーナー
皆様が資産形成で成功するために一緒に学び啓発し合うオンラインサロンです。大好評のメルマガ「メディアで鍛える米国株式講座」だけでは伝えきれない内容や、米国株式投資の魅力を体感できる会員向けのセミナーを提供します。
2000万円達成ペースメーカー
出所:金融庁 資産運用シミュレーションを基にエグゼトラスト株式会社作成
※上記数字はあくまでシミュレーションであり、将来の運用成果を保証するものではございません。また手数料、税金は考慮しておりません。
読み方:想定利回りと達成年限
3~4%なら30年以上:ラップファンドやバランス型の投信がこれ
5~7%でも25年はかかるよ:米国以外の株式投信だとこうかな
8~10%なら20年ほど:控えめにみたS&P500の上昇率だとこうだ
S&P500のパフォーマンス実績(配当再投資1970-2021)
正しいリスクテイクで早期に2000万円達成しよう
川田のメッセージはすこぶる簡単。2000万円の達成には余裕資金にできるだけ効率的に働いてもらうことだ。そのためには当事者の皆さんがリスク・リワード(見返り)の意味を正しく理解することが大事だ。毎週メルマガを読む前にこのテーブルを眺め、正しい投資姿勢を確認しよう。
さあ、2000万円達成までのカウントダウンを今すぐ始めよう!
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1.マーケット振り返り(2月14日~2月18日)
<主要指数>
・NYダウ -1.9%
・S&P500指数 -1.6%
・ナスダック総合指数 -1.8%
=駆け足バージョン=
ウクライナ情勢に対する安心感から一時反発したものの、再び地政学リスクが高まって売られました。1月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録発表などを受けて長期金利は低下しましたが、株式市場への影響は限定的でした。
=ちょっとだけ詳しく=
週前半は地政学リスクがやや落ち着いたことに加え、1月の生産者物価指数が市場予想を上回ったにもかかわらずインフレ懸念が抑えられたままで金利が落ち着いていたことなどから、半導体などの成長株を中心に落ち着いた展開となりました。
1月のFOMC議事録が発表されて利上げスピードに対する懸念が和らぎ、長期金利が低下したことも下支えとなりました。
しかし、週後半はロシア軍の動向や北京五輪終了をきっかけとしたウクライナ侵攻に対する懸念から、再び売り圧力が強まりました。
好決算を発表した半導体株が売られたことから投資家心理が悪化したほか、2月21日が休場で積極的に動きづらいこともあり、成長株を中心に軟調な地合いで週末を迎えました。
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2.今週のピックアップ記事
資産形成に役立つ情報を、私が得た情報の中から気になるものをセレクトしランキング、極々私的な見解でコメントするコーナーです。
【1】日経新聞 機関投資家、米テック外し ダリオ氏は中国IT株追加購入 バフェット氏、石油株3割買い増し 2/18
および
【2】CNBC Feb 15 “ウォーレン・バフェット、デービッド・テッパー及び大物投資家が賭ける銘柄群とは?”
機関投資家の保有銘柄届出「フォーム13F」
米国の大手機関投資家は四半期ごとに投資先の明細を開示する必要があり、報告書は「フォーム13F」と呼ばれる。
運用会社やヘッジファンド、ファミリーオフィスなどを含めて、2月中旬にかけて(45日以内)2021年12月末の保有株を開示した。21年9月末時点の保有株と比較することで投資行動がわかる。
全般にハイテク株の保有を減らした投資家が多く、巨大テックでは米メタ・プラットフォームズ株の売却が目立った。以下は、主な機関投資家の保有株の変遷。
バークシャー・ハサウェイ
2021年10〜12月にシェブロン(CVX)の保有を3割以上増やし、保有額は50億ドル以上に達した。最初に買ったのは2020年末だったが、シェブロンの株価は2021年に39%上昇した後に、今年も14%上昇している。
マスターカード(MA)やビザ(V)の保有を減らした一方、ブラジルのネット銀行であるヌーホールディングス(NU)を新規に購入した。
2021年末の保有額の上位5はアップル(AAPL)の1575億ドル、バンカメリカ(BAC)の449億ドル、アメックス(AXP)の248億ドル、コカ・コーラ(KO)の237億ドル、クラフト・ハインツ(KHC)の117億ドルだった。
目立った新規投資はゲーム大手のアクティビジョン・ブリザード(ATVI)で、昨年末時点の時価で10億ドル(約1150億円)弱を保有。同社株は今年1月に米マイクロソフトが買収を発表して急上昇している。バフェット氏とマイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏は親交が深く、SNS(交流サイト)など、一部では関連性を勘繰る声もある。
シェブロン(CVX)5年チャート
アパルーサ・マネジメント
米プロフットボールNFLのチームである、カロライナ・パンサーズのオーナーを務めるデビッド・テッパー氏が率いるアパルーサ・マネジメントは、ツイッター(TWTR)株を全て売却し、PER(株価収益率)が低い自動車株のゼネラル・モーターズ(GM)を新たに保有した。
他にも百貨店チェーンのコールズ(KSS)の保有を1割増やしたほか、スポーツ用品小売りのディックス・スポーティング・グッズ(DKS)、アパレルのギャップ(GPS)、百貨店のノードストローム(JWN)など、ブリック&モルタルの小売株を新規に買った。百貨店のメイシーズ(M)の保有を44%も増やし、3番目に大きな保有銘柄になった。メイシーズの簿価は2.6億ドルだが、時価は2.5億ドルと若干減っている。
アパルーサは10〜12月にアルファベット(GOOGL)とメタ・プラットフォームズ(FB)の保有を各々13%、8%減らしたが、依然としてトップ2の保有額になっている。ゼネラル・モーターズ(GM)の株式を220万株買い、時価が1.1億ドルになっている。
ノードストローム(JWN)5年チャート
サードポイント
2020年に買ったディズニー(DIS)を10~12月に52%減らした。サードポイントはEVのリビアン・オートモーティブ(RIVN)に4億ドル強、アクセンチュア(ACN)に5.2億ドルのポジションを新たに取った。アマゾン(AMZN)を27%増やした一方、AIのアップスタート・ホールディングス(UPST)の3分の2を売った。
サードポイントは2020年2Qにソニーグループ(6758)を売って以来、日本株のポジションを取っていない。
アクセンチュア(ACN)5年チャート
バイキング・キャピタルとソロス・ファンド・マネジメントもリビアンにポジションを取った。昨年ゲームストップのショート・スクイーズに苦しんだゲイブ・プロトキン氏のメルビン・キャピタルは経済再開銘柄を増やした。
ライブ・ネーション・エンターテインメント(LYV)を64%増やしたほか、ヒルトン(HLT)や エクスペディア(EXPE)の保有も各々40%、36%増やした。ウーバー(UBER)やアドバンス・オート・パーツ(AAP)の新規保有も明らかにした。
コルベックスはバークシャー・ハサウェイが減らしたビザとマスターカードに新規にベットした。株価が急落しているEQRxを3,500万ドル買った。クラウドのファイブ9(FIVN)の保有を65%減らし、アマゾンも3割減らした。
タイガー・グローバル・マネジメント
チェイス・コールマン氏のタイガー・グローバル・マネジメントは株価が急落したペロトン(PTON)を10~12月に42%増やした。バークシャー・ハサウェイが応援するブラジルのフィンテック企業のヌーホールディングスを25億ドル買った。スノーフレーク(SNOW)とECのカーバナ(CVNA )を各々16%、18%増やした。
スノーフレーク(SNOW)
テスラ(TSLA)に最も弱気の投資家であるデイビッド・アインホーン氏のグリーンライト・キャピタルは、テスラのプットオプションを買った。
【川田コメント】
ウォーレン・バフェットやレイダリオなど知名度が高く半ば神格化されている人が運営する投資会社やファンドはメディアの注目を集めます。彼らの運用状況はこの「フォーム13F」で期末の投資明細が確認できます。
今回はグロース銘柄を先んじて売却していたことがマーケットの注目を集めたようです。
しかし一般的に彼らはマーケットに大勝することより‟負けない”こと、そしてどんな波乱相場でも‟安定した投資リターン”を目指すファンドが多いです。
事実、これらヘッジファンドの長期パフォーマンスは多くの場合S&P500指数に劣後しています。ただし、彼らの運用に対する評価は絶対リターンというよりリスク調整後のパフォーマンスです。
バフェット:過去20年なら人並以上だが5年なら凡人投資家
ちなみに2月26日に恒例の「株主への手紙」が公表されるバークシャー・ハサウェイの投資リターンは、過去1年間はS&P500指数の2倍近い29%のリターンでした。しかし過去5年ではS&P500指数を下回り、過去10年で互角、過去20年ではS&P500指数をわずかにアウトパフォームしている程度です。
相場に居続けるところが‟超人”
つまり投資の世界でオマハの賢人とか神様と崇められるウォーレン・バフェットもこの20年間に限れば人並です。しかし彼の本当の凄さはこの長きに渡り市場に居続け、そしてリターンを創出し続けていることでしょう。そしてそのためにはマーケットと格闘し続ける覚悟と米国株式に対する確信を持っていることが、彼を神格化し超人たらしめている所以だと私は理解しています。
バークシャー・ハサウェイ/S&P500指数 (1981年以降の長期チャート)
チャートが右肩上がりならバークシャーのパフォーマンスがS&P500指数に対して相対的に有利
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3.川田の気になる銘柄
川田の保有銘柄を始め、米国株の情報に触れている中で、気になった銘柄を紹介するコーナーです。
今回も、米国の投資週刊誌であるバロンズが1月に特集した「ラウンドテーブル」の中から取り上げます。この「ラウンドテーブル」は、10人の金融市場のエキスパートが金融市場のみならず経済・社会情勢を検討した後に推奨銘柄を披露する、米国の投資家の注目が高い企画です。
今週の銘柄
ショッピファイ <ティッカー:SHOP> Shopify Inc.
概要
小売りビジネスの立ち上げ、運営、成長に必要なプラットフォームを提供するカナダのソフトウエア企業です。個人や中小企業のオンラインビジネスだけでなく、大企業にも各種のサービスを提供しており、利用企業は世界175カ国に及びます。
同社の魅力
ショッピファイは、オンライン販売のプラットフォーム企業ですが、サービス内容をオンラインサービス以外にも広げようとしています。同社の資料にあるように、各種のオンライン販売チャネルや従来型の実店舗を全てまとめ、在庫管理やマーケティング戦略などを含めたプラットフォームの提供に移りつつあります。
(図1:これまでは様々な造りの店舗を構えていたが・・・)
(図2:ショッピファイが全てまとめて、他の関連業務もデジタル化)
現在、米国におけるプラットフォームとしてのシェアはアマゾン・ドット・コム(41.0%)に続いて2位(10.3%)です。他の企業は多くは自社の販売網が中心となっているため、サードパーティーとしてのプラットフォーム企業の地位を確立していると言えます。
また、オンライン販売は自社のウェブサイトだけではなく、ソーシャルメディアで行われることが増えており、ショッピファイのプラットフォームは、ソーシャルメディアのインフルエンサー経由で販売するためのプラットフォームにもなり、今後の大きな成長要因になる可能性があります。
(図3:2021年の米オンライン販売プラットフォームのシェア)
ショッピファイのプラットフォームを経由した販売(流通取引総額=GMV)の増加により、他の有料サービスにも伸びる余地が増えています。中でも有望視されるのはショッピファイ・ペイメントです。独自のオンライン決済を加えることで、収益力の向上を目指しています。この分野で選好しているペイパル・ホールディングスに匹敵する規模になれば、株価バリュエーションの上昇も期待されます。
(図4:ショッピファイ経由のGMVと成長率)
(図5:ショッピファイの収入の推移)
(図1~5は会社資料より)
リスク
コロナ禍で大きく伸びたオンライン販売業界の中でプラットフォームを提供する新興企業として注目されたため、将来の成長を大きく織り込んだ株価水準になっていました。直近の決算発表も市場予想を上回るものでしたが、成長株に対する全般的な逆風を受けて高値からは50%超の下落となっています。中期的にオンライン販売などのプラットフォーム企業として成長すると期待される一方、サービス地域やサービス内容の拡大に伴う先行投資で一時的に利益率が低下した場合の投資家の反応はリスク要因です。
SHOPの基本データ(出所:会社データ、Yahoo! Finance)
(2月18日現在)
株価 656.88ドル
時価総額 829億ドル
総収入 46.1億ドル
実績PER 28.68倍
実績利回り -----
本社:カナダ オタワ
上場:2015年5月
株価チャート 5年
チャートはTradingView.comによる
(本コーナーは一般的な情報提供のみを目的としており、特定の有価証券の売買を勧誘するものではありません)
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4.投資のヒント
「投資手法」や「銘柄紹介」だけでなく、「気になった指標や発言」や「社会や政治の動き」を書くコーナーです。
「バロンズ・ダイジェスト」
アークのファンド価格の急騰と急落から得られる四つの教訓 2/6号
アーク・インベストメント・マネジメントの旗艦ファンドであるアーク・イノベーションETF<ARKK>は2020年に157%急騰しましたが、2021年には年間で25%下落しました。そして、今年は年初からさらに20%下落し、高値からは5割以上下落しています。
同社のファンドは「人々の生活と働き方を革命的に変化させる可能性のある、破壊的創造をもたらすような革新的企業に投資」します。
日本の投資家は米ARKの助言を受けて日興アセットが運用しているファンドを通じて投資できます。テーマ別に何本かありますが、それらの投信もETFと同様に大きく値下がりしています。
ARK社のETFや投信では結果的に高値掴みしたり大きな上昇相場のほんの一部だけの利食いに終わった投資家が多くいます。
今回のこのように乱高下しているテーマ型投資から学ぶべきことを「バロンズ・ダイジェスト」を参考に纏めてみました。
①高値追いと短期売買の諫め
アーク・イノベーションのETFに対する投資家のリターンを加重平均すると、2021年12月までの12カ月間で12%の損失を被ったようです。ただし同期間における同ファンドの下落率は4.3%なので投資家はファンドの下落率の3倍ほどの損失を蒙っています。また2021年12月までの3年間の投資家のリターンの加重平均は年率換算で10%ですが、同ファンドはその間に年率35%上昇していますから、投資家のリターンは上昇率の3分の1未満です。
つまり平均的な投資家は、結果的に“儲けは小さく損は大きい”売買をしたことになります。本来投信は長期投資が基本のスタンスです。しかし、投資家が個別銘柄の短期売買にも似た投資手法で臨んだ結果が、このようなパフォーマンスにつながっているのでしょう。
②同社のファンドを複数買っても分散投資にならない
アーク社のファンドはファンド間で重複銘柄が多いです。例えばアーク・イノベーション<ARKK>とアーク・ネクスト・ジェネレーション・インターネット<ARKW>は保有銘柄の3分の2が共通でした。
アーク・スペース・エクスプロレーション・アンド・イノベーション<ARKX>とアーク・オートノマス・テクノロジー・アンド・ロボティクス<ARKQ>では約半分の保有銘柄が共通しています。
これらのファンドを一緒に保有しても、投資家が考えるような分散投資にはなっていないことになります。
③投資額をわきまえて
投資対象が集中していて価格変動が激しいアークのようなファンドは、万人向けではありません。劇的に進化する業界において勝ち組を選別するマネジャーの技量を信じる必要があり、困難なときにも保有できる忍耐強さや資金的な余裕が不可欠です。
④ポートフォリオ1億円ならアークは200万円
より重要なことは、投資額は中核的投資対象の補完の位置づけに留めることです。
仮にポートフォリオをコアサテライトで運用していた場合、同社の投信やETFは個別銘柄のサテライトのそのまた1銘柄程度のウエイトに留めるべきです。仮に運用資産が1億円でサテライト部分が2割なら2000万円。その2000万円で個別銘柄が10個あるなら、その内の1銘柄分、つまりせいぜい200万円がアークの商品へのウエイティングということです。
この大原則を守らず、リスクコントロールが疎かになってしまい、長期の運用成績を犠牲にする人が多く見受けられます。
証券会社の積極アプローチや華やかな広告に惑わされることなくリスクコントロールが出来るなら、資産形成に必要なメンタルが一段進化したと考えていいでしょう。
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5.お散歩コーナー
◇◇最近行ったお店、映画、美術館、書籍編◇◇
~熊倉 貫宜の巻~
元証券マンで読書家である熊倉貫宜さんの寄稿です。
決済インフラ入門【2025年版】/宿輪純一
『客の金が入金されたのを確認するまでが営業の仕事だ!』・・・かの怪作劇画「ナニワ金融道」のセリフではありません。1980年代の東京、四季報に国債と国際を二枚看板として紹介されていた某大手証券、その檜舞台である国際営業部に所属していた私が再三再四、上司から詰められていた言葉です。ブローカーである私の立場からは、お客さまに頂いた株式の買い注文を本邦の株式市場に流し、売買が成立し、四日後(当時は三営業日後の決済でした)にキチンと代金を頂戴する、これだけの単純な流れです。
しかしながら、そこには多くの地雷が埋められていました。
お客さま側に立ってみれば決済用の円を調達するに際しても、手持ちの円を使う、手持ちの外貨を円に換える、円の借り入れを起こす、手持ちの円建て証券を売る、等々、多くの選択肢があります。
そして入手した円がお客様の東京・ロンドン・ニューヨーク・シンガポール・香港と云った金融センターの何処のどの金融機関に入り、きちんとした支払の指示が出されて、期日までにブローカーのところまで円が到着するよう、投資家・ブローカー双方が細心の留意をしておりました。
当然、そのような一連の取引の背後では、株式が決済機構の中で売り手の口座から買い手の口座へ移されることとなります。このようなお金と証券の流れの中で利害関係者たる金融機関、市場、決済機構が構成する世界は交通、通信、エネルギーに匹敵する巨大なインフラストラクチャーであり、大げさではなく現代を生きる人類の共通財産なのです。
このメールマガジンを購読していらっしゃる読者の方々は、日本や米国の証券会社を通じ米国株に投資する方々ばかりだと思われます。自身の投資したお金が何処をどのように経由して米国市場に流入しているのか興味はございませんでしょうか?本書はそのような世界中の決済に関わる事象を網羅した入門書で、門外漢にも優しく解説されております。一度でも目を通して頂くと投資のヒントも見つかるかもしれません。
「星と舵」/石原慎太郎
暴走老人を自称した石原慎太郎閣下も遂にご逝去されました。謹んでお悔やみ申しあげます。
死後もその言動が、また裕次郎と云う弟との二人三脚が、戦後世相の輝ける軌跡とも振り返られております。
私は此の方の小説が大好きで、政治などと云う下等な世界に身を置かなければ、より優れた作品が執筆されたのでは?と残念でなりません。
私は石原慎太郎による書かれるべき優れた作品とは長編小説だと考えておりました。
体力にも世事にも疎かった三島由紀夫が‟豊饒の海”四部作のような長編を残したのに比べて、石原氏は中短編が主戦場でした。
「遊びと政治が本業で小説なんか書くヒマなんか無かったのさ。」と云う揶揄も聞こえて来そうですが、私は石原氏が究極の私小説作家だったからだと考えております。
しかもその土台となる私生活があまりにも特権的でした。
湘南での生活、ヨットやテニスと云った高尚なスポーツ、弟を中心とする華麗な取り巻き、夜遊び等々、戦後の誰もが経験できないような貴族的な生活を送って来た石原氏には、長編を書くような作家的想像力は不要だったのでしょう。
本書も実際にロスアンジェルスからハワイ・ホノルルまでの外洋ヨットレースの体験を基に、主人公が既婚者ながら恋人との関係に悩む姿が書き綴られています。
一読、メルビルの白鯨を目指した構成ですが通底する音色はロマンチックなものです。
この浪漫的な資質こそ石原慎太郎その人のレーゾンデートルだったのかもしれません。
【熊倉 貫宜】
1980年大和証券入社。企業派遣留学としてシカゴ大学経営大学院にてMBA取得。シンガポール、香港駐在を通しアジアビジネスに関わる。
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新連載「これでばっちり!米国株式を使った資産形成術のすべて」
はじめに
資産形成に必要な基本的な内容を網羅したシリーズを連載しています。全体の構成は以下のように考えています。
我々はどのような時代に生きているのか?全二回
自立した日本人と自立に欠かせない資産形成 全三回
株式市場は米国にしかないの? 全4回
日米株式文化の違い
知っておくべき米国市場の特徴
おすすめの投資戦略~コア・サテライト投資~
コア部分の投資戦略
サテライト部分の投資戦略
何を買ったら良いのか
情報源と投資
5. 知っておくべき米国市場の特徴
引き続き、弊社のウェブサイトの「アメリカ株式40年投資」シリーズでおなじみの大倉真さんの寄稿です。
アメリカ株の季節性①
アメリカ株式市場の変動パターン
今回から2回にわたり、アメリカ株式市場の季節性について解説していきたいと思います。念のために申し上げると、今回、季節性についてお話しするのは、季節性を上手く利用した売買(トレード)でリターンを上げてほしいからというよりも、むしろ市場に長く居続けてもらうためなのです。
株式投資で大きなリターンを上げるために一番重要なことは、市場から退場しないことです。そのためには、市場が変動した時にパニックに陥らないように、心の準備が必要です。株式市場には上がりやすい時期と下がりやすい時期があり、それを知っておくだけでも、そうしたパニックを避けることができると思います。下がりやすいところで市場が実際に下がると、「まあ想定通りだな」と受け入れることができるのです。
「想定通りなら事前に売っておけばいいのに」と思う人もいるでしょう。しかし、実際に上手くタイミングを取って売り買いすることは、言うほど簡単なことではありません。もちろん、下落とその程度に対する確信度によっては、タイミングを計って売買してもよいでしょう。しかし一般的には、上手くタイミングを計ることよりも、市場に長く居続けた方が良い結果が得られるように思います。
さて、図表1は川田さんが朝会でよく使う「S&P500 Index Seasonal Chart(S&P500指数の季節性チャート、EquityClock.comより)」です。このグラフは2021年12月末までの過去20年の日時データを用いて、1年を通してS&P500指数がどのように推移する傾向があるのかを示したものです。このグラフは、各月の中の細かな動きの傾向までつかめるという意味で、非常に興味深いのです。しかし、ここでは大きな流れをつかむことを目的として説明したいと思います。
長くアメリカ株の運用に携わっているストラテジストやファンドマネージャーに、「1年を通しての市場の大まかな動きを教えて下さい」と頼めば、おそらくほとんどの人が、図表内の大きな矢印で示したような傾向を説明してくれると思います。アメリカ株市場は「平均的に5月頃まで強いが、その後は秋口(9月頃)まで軟調に推移(場合によっては大きな押し目を形成)し、そこを乗り越えると新年に向けて上昇する」というようなパターンです。
図表1:S&P500 Index Seasonal Chart(S&P500指数の季節性チャート)
Sell in May.
「Sell in May and go away.」という投資格言を聞いたことがある人は多いと思います。イギリス発祥のこの格言には後半部分があり、「Sell in May and go away; don‘t come back until St Leger Day.」となるそうです。インベストペディア(Investopedia)によると、この格言は、夏の暑い時期にロンドンの街を離れて田舎に逃げる貴族、商人、銀行家の習慣を指すそうです。セントレジャーデーとは、9月中旬に開催されるサラブレッド競馬であり、英国のクラシック三冠の最終戦であるセントレジャーステークスを指します。セントレジャーデーは9月の第2土曜日に開催されるそうなので、これを大雑把に解釈すると「5月に売って、9月初旬まで戻ってくるな」ということになります。
この格言は季節性をかなり誇張した表現ですが、昔から投資家はこのような季節性について、何かしらの知見を持っていたことが分かります。実は、私がこの格言を知ったのは、1990年代後半にロンドン勤務となり、そこで外国株式の運用に携わっていた時です。それ以来、株式市場の季節性に注意を払うようになりました。イギリス発祥のこの格言がいつ頃からアメリカ株に応用されるようになったのかまでは知りませんが、もしみなさんがアメリカ株に投資するのであれば、こうした季節性について知っておいて損はないと思います。(続く)
【大倉真】
愛媛県出身。1984年大阪大学経済学部卒業。2005年 埼玉大学大学院経済科学研究科より博士(経済学)。シティバンク、エヌ・エイ、シティトラスト信託銀行、ソシエテジェネラル信託銀行(現SMBC信託銀行)に勤務。年金・公的資金など機関投資家に加え、プライベートバンクで富裕層向けの資産運用にも従事。2017年、京都・東山で投資会社EagleCapital株式会社を設立。CFA協会認定証券アナリスト。公益社団法人日本証券アナリスト協会検定会員。
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6.ちょっと一息「FAの視点」
ファイナンシャルアドバイザーの本橋竜一さんが資産運用に関してお客様の疑問に答えるコーナーです。
Q:資産運用を始めるのに、一番良いタイミングはいつですか?
A:「時間を味方に!」のコンセプトで、なる早スタート&長く続けて…
世界的な株式市場の急回復、働き方の変化や漠然とした将来への不安などが相まって、初めて資産運用に挑戦したいという若い世代からの相談も増えて来ました。在宅時間に自分の将来を考え、最近ちょっとしたブームにもなっているFIRE(経済的自由を手にして早期退職)を目指してみたいとのことです。
しかし、いざ行動となると「今は株価が高いから…」や「どの金融機関の商品で運用すれば…」と悩みスタートが切れない方々もいます。
そんな時はTime is money(時は金なり)です。
誰にとっても1日24時間は平等ですから、悩んでいる時間すらもったいないですよとお伝えします。
まずはどんなに小さくても最初の一歩を踏み出しましょう。最近は100円程度の少額から積立投資が可能なプランもあります。
そして、首尾よくスタートが切れたら、、、今度はTime is your friend(時間は友達)。
できる限り早く始め、長く続けることが着実な資産形成への王道です。そのためには、ある程度の時間が必要となります。
この「時間が大切」というコンセプトは、素早い決断や路線修正、中長期の計画性が求められるビジネスにも共通。個人投資家の皆さんは、時間を味方につけたお金の経営者ではないかと思うのです。
■実は「Time is ...」は海外の資産形成のアドバイスでも・・・
このTime is money! Time is your friend!という発想、米国で超富裕層専用Financial Advisorとして大活躍中の知人が、お客さまの子供・孫世代に必ずお伝えするマインドセットなのだそうです。
誰にとっても平等に与えられている時間… 時には長く、時には短く、たまにはダラダラ過ごしたり、その感じ方や使い方も皆十人十色で自由なはずですが、資産運用にとっての「時間」の感覚は、大切な「お金」と「友達」なんですね。
なる早で始めて長く続けることが、急がば回れの成功への近道かも..。
【本橋竜一】
1998年に大学を卒業後、横浜銀行にて金融業界でのキャリアをスタート。その後、外資系金融機関のプライベートバンカーへ転身。間もなく世界を震撼させるリーマンショックが勃発し、第一線のセールスとして成功を諦め、正統派な資産運用を伝えるファイナンシャルアドバイザーを目指そうと決意。数名の顧客を頼りに約20年の金融機関勤務から独立。信用・人脈ゼロながら、海外のPB・FAビジネスモデルを徹底研究、顧客体験の向上に資する創意工夫を重ねる日々。
現在は、特定の金融機関に属さず、真にお客様の価値観を大切にした資産運用・形成サポートを専業とする、独立系ファイナンシャルアドバイザーとして、お客様へのプライベート金融コンサルティングに従事している。
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7. 超富裕層が実践する「プライベート投資戦略」とは
IFAに特化した営業支援を行っている市川宏さんが、超富裕層が活用している投資戦略を、皆様に簡単にお伝えするコーナーです。
前回は、「プライベート投資戦略の概要」をお伝えしました。今回は、その4つの柱である投資商品のうちプライベート・エクイティ投資についてお伝えします。
プライベート・エクイティ(Private Equity)とは、未公開株式のことで、広義には株式の未公開会社に関する投資すべてを含む概念のことをいいます。取引所で売買される公開株と異なり、未公開企業の資金調達を目的に私募形式で発行された株式などがこれに当たります。
プライベート・エクイティの投資領域
未公開株の投資領域は企業の成長ステージに応じて、
シード
アーリー
ミドル
レイト
に分かれます。どの企業も、起業から上場までこれらのステージを辿ることになります。プライベート・エクイティ投資においては、早いステージほどハイリスクハイリターンで、上場に近づくにつれローリスクローリターンになります。
シード・アーリーステージでは、主にエンジェル投資家や一部のベンチャーキャピタルなどが投資しています。この段階ではまだ事業も赤字で夢に向かうために資金調達をしている段階なので、うまくいけば数年で何百倍にもなる可能性はありますが、事業が成り立たずに倒産して価値がゼロになるということもあります。起業して会社を大きくしたような実業家が、ビジネスを後押しするという意味合いも含めてエンジェル投資家として出資することが多いです。投資家はどちらかというと投資家というより顧問に近い役割を果たすので、一般的な投資としては案件も少なくリスキーです。
ミドルステージは、ある程度事業の成長が見込めてきた段階であり、アーリーステージと違って爆発的な成長のための大きな資金調達をし始めるタイミングです。ここでの主な投資家はベンチャーキャピタルですが、機関投資家、つまりプロの投資家も参入しています。プライベート投資戦略でも、ここのステージの案件も結構あります。イメージとしては、3年~5年で上場を目指し、その場合は投資リターンは5~10倍といった感じでしょうか。しかし、その場合も数年間は資金が動かせないので注意が必要です。
レイトステージは、ある程度成長が継続し、上場準備に入るタイミングの企業です。初期段階から投資しているエンジェル投資家やベンチャーキャピタルなどは、既にこのステージになった時点で投資成功です。なので、売却する投資家も多くいます。上場に向けた資金調達と、既存株主からの売却株をもとに投資することができるのがこのステージです。プライベート投資戦略でメインで取り扱っている分野で、1~3年目途に上場するような非常に魅力的なプライベート・エクイティです。案件があれば買いたい、そんなステージです。
アメリカと日本のプライベート・エクイティ
このようなプライベート・エクイティですが、おそらく日本で投資したことのある人はごく限られています。このような非公開性かつ魅力のある投資案件なので、これを使った投資詐欺も多いです(私は、投資詐欺をこの世から撲滅するのが目標の1つです)。
しかし、アメリカではそうではありません。上場株と同じようにプライベート・エクイティ投資は一般的で、未公開株専門の証券会社も複数存在しています。もちろん金額が小さいアーリー期の規模はそこまで大きくありませんが、レイト期の投資は非常に盛んです。よくアメリカ人は投資に積極的で株を持つ人が多いと言われますが、この株の中には一定割合のプライベート・エクイティが入ります。
プライベート・エクイティは取引所がないので、流動性がないというのが難点ですが、そのおかげで株式市場との連動性はありません。もちろん上場した後の動きは相場に影響されますが、結局この投資がうまくいくかどうかは、その投資先企業が成長するかどうかにほぼかかっています。
投資案件があれば、その企業を良く見て今後数年間で成長するかどうか、成長しそうならばどの程度市場を席捲できるか、既成のサービスを打ち破るような爆発力があるか、このあたりが投資の判断基準です。もちろん案件自体少ないので、良い案件があればすぐに枠が埋まってしまうほどです。
余談になりますが、最近私の周りのベンチャー界隈では、「先日10億円調達した」とか「●●さん(有名なエンジェル投資家)から出資を受けた」「だからうちにも投資してください」とかでマウントを取ってくる起業家が多いです。すごいですね~とは言いますが、調達額ではなく自社のサービスで自慢してほしいですね。
【市川宏】
株式会社Winviser代表取締役。SMBC日興証券にて茨城、福岡、東京の各支店にて資産運用コンサルティングに従事した後、超富裕層向け金融商品のマーケティングを行う。
IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)業者に転籍し、超富裕層の資産運用のアドバイスを行った後、日本の金融業界の発展のためIFAに特化した支援会社を設立。現在は、IFAを支援する傍ら、自身の経験を元に個人投資家に資産運用のサードオピニオンを行っている。
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8. 今後の活動情報
◇2月22日(火)8時15分前後(電話インタビュー)日経CNBC
【活動報告】
◇2月15日(火)20時~マネックス証券主催 S&P500の魅力を解説!米国経済を味方につける資産形成術2022
マネックス証券の米国株式推進企画に講師として最初に出演したのは2014年だが、今回のS&P500投信の推進企画「三菱UFJ国際投信よりeMAXIS Slimシリーズのご紹介」は半年に1度のペースで出演しており、これが5回目だ。
これまでも、出演は残高1000億円とか2000億円の節目にぶつかったが、今回は1兆円突破直後だった。
2022年2月10日 三菱UFJ国際投資株式会社
『eMAXIS SLIM米国株式(S&P500)』
インデックスファンドとして初の ※1 純資産総額1兆円を突破
2018年7月3日に設定。月間の純設定額は2020年度上期は月額平均で 115 億円、下期は同208億円、2021年度上期は同424億円。2021年12 月は835 億円と2021年度上期月額平均の約2倍だ。
大手ネット証券を通じた同ファンドの保有者は 2021年12月末時点ではすでに156万人を超えている。
https://www.am.mufg.jp/text/release_220210_2.pdf
S&P500の残高は日本人の資産形成のバロメーター
下記は日米の公募投信(米国はETFも含む)の残高上位だ。日本の上位2本はアクティブ運用でその残高は1兆円以上ある。3位が私が応援する『eMAXIS Slim米国株式(S&P500)』だ。
ちなみに公募投信の総額は直近で約160兆円ある。一方で米国はS&P500連動の投信やETFの金額が桁外れに大きい。最大の投信の残高は一本で約50兆円なので、日本の公募投信総額の3分の1に達する。
これらのインデックス投信の運用残高は追加の資金流入が無くても、指数の値上がり分だけで年率約10%は増える理屈だ。ということは日本人の資産形成はこれらのS&P500に連動する投信やETFの残高と強い相関があるはずだ。日本にも10兆、20兆円というインデックス投信やETFがあるなら、日本人の資産形成がそれだけ促進されることになる。
アクティブ運用の多くは資産形成のジャマ
日本には運用残高の小さなアクティブ運用の投信がたくさんある。これらのパフォーマンスはS&P500指数にははるかに及ばないものが多い。
ファンドマネジャーは早く運用をあきらめて、S&P500指数の投信に乗り換えるように資金を誘導してほしい。そうすることが個人投資家の資産形成にどれほど効果的か。日本に数多ある小粒なファンドとその中途半端な運用成績を見るたびにそう思う。
日米投信の残高上位10
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9. 質問コーナー
お休み
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