mao_fx 特選記事(文化の日)投資の王道(その88)&投資の王道
投資の王道(その88)
「秋祭り特別編」
投資は大局観を持って臨むべし
1. 今回は、少し視点を変えて、もう少し大局観を持って相場状況を俯瞰してみたいと思います。
ということで、週足チャートを使います。使用したインジケータは、32040 「8CP見える化インジケータAnyCP」です。名前の通り、AnyCPですので、CFDなどもいろいろと同時に表示できます。
USDJPY、USDCHF、CHFJPY、AUDUSD、USDCNH、OIL、JP225、US500の8本を比較しました。
(USDCNHは、ドル人民元です。)
USDJPYとJP225(日経平均)は、逆相関の関係にあるようです。
OILとUSDJPYとは、正の相関関係があるようです。OILの値段が上がると、日本経済にはダメージでしょうから、結果として円安が進行します。OILの値段が下がると、やや遅れた位相でUSDJPYが円高方向に振れます。今、OILの値段が上がる方向に向いているので、今後のUSDJPYは、さらに円安方向に進む(ドル円200円になる?!)ものと考えられます。
週足チャートをザッと眺めただけで、原油価格は上昇、ドル円は円安に、日経平均は下げるという、大雑把な方向感が掴めるのではないでしょうか。
2.
木を見て森を見ず
「投資の王道(その67)」夏休み特別編(2023年8月6日)で、AUDUSDに注目したものの、その後のAUDUSDは、一向に上に上がってきませんでした。これは正に「木を見て森を見ず」状態でした。
振り返って、週足の通貨強弱チャートを見てみます。
上の週足通貨強弱チャートで、細い赤色垂線が8月6日の位置です。USDは、この日まで下落していますが、それ以降は反転上昇しています。一方AUDは、下落の一途を辿っています。USDが下落し、AUDが反転上昇するだろうという予想は見事に外れました。
次に日足の通貨強弱チャートです。
やはり、日足でも、USDは上向き、AUDは下向きになっています。これでは、AUDUSDがいつまでたっても上昇してこないはずです。
3.
では今年、どうトレードすれば良かったのでしょうか?
2023年も残すところあと3か月を切りました。もし、今年の1月から「大局観を持った通貨強弱の視点」からトレードするのであれば、いったいどんなトレードすれば良かったのでしょうか?
日足の通貨強弱チャートをもう一度掲載します。ただし、CHF(紫色)とAUD(赤色)を太線で描画しています。
CHFとAUDの2通貨を太線にした理由は、2つの通貨の乖離が大きく、しかも逆相関関係になっているからです。乖離が収束する時にAUDCHFを買い、乖離する時にAUDCHFを売ります。1月2日にAUDCHFを買い、2月1日に決済します。以下ドテン売買でAUDCHFの売り/買いを繰り返します。
価格 差
1月2日 AUDCHF買い 0.62907
2月1日 AUDCHF売り 0.64815 0.01908
5月3日 AUDCHF買い 0.58949 0.05866
6月21日 AUDCHF売り 0.60667 0.01718
8月22日 AUDCHF買い 0.56539 0.04128
10月13日 0.56784 0.00245
合計 0.13865
なんと合計で、1386.5pipsもの利益(1スイスフラン165円換算で、1ロットのトレードなら2,287,725円)になります。
2月1日~5月3日および6月21日から8月22日の売りだけでも、
999.4pips(1スイスフラン165円換算で、1ロットのトレードなら1,640,100円)の利益になりました。
以上は、通貨強弱チャートを後から見て云々しているにすぎません。リアルチャートでは、右側半分が見えない(未来側はまだ描画されていない)状態で判断する必要があるからです。これについては、次の「投資の王道」秋祭り特別編で検討することにしましょう。
投資の王道
日足、4時間足などを基軸とする長期足トレードこそが投資の王道ではないかと最近考えるようになってきました。
長時間足でのトレードに対し、何を基準にして戦略を立てて行けば良いのかについて検討しているのですが、幸い、「8CP見える化インジケータ」が、日足、4時間足などの長時間足でも良く機能しており、むしろ短期時間足よりも長期時間足の方が相性が良い結果を出しています。
下の図は、AUDJPYの日足チャートです。下半分に「8CP見える化インジケータ」Oceania版を表示しました。表示期間は、2021年3月から2022年6月までです。
2021年10月と2022年3月に買いエントリーチャンスが訪れます。
買いのポイントは、閾値を上抜けた、他のグラフを上抜けて最上位になったところ。
決済ポイントは、インジケータのグラフが水平になったところです。
①④:閾値超えの買いエントリーポイント
②⑤:グラフが他のグラフを抜けで最上位になった、買いエントリーポイント
③⑥:決済ポイント
① → ③:約 250PIPS
④ → ⑥:約1280PIPS
日足なので、エントリーチャンスは約2回ですが、合計で約1500PIPSの利益が得られています。
日足トレードなら大きなPIPS数が獲れますし、積みあがっていく含み益を見ながら、余裕のトレードができるようになります。もちろん、損切は必ず設定します。含み益が出てきたら、損切ラインを引き上げれば、もはや「負け知らずのトレード」ができるわけです。
売りの例も見ていきましょう。上の図でEURAUD(赤色のグラフ)が、下向きに広がっています。2022年3月3日に売って、4月13日に決済すれば、約500PIPSの利益が得られました。
買い2回、売り1回の計3回のトレードで、合計約2000PIPSの利益ですから、これぞ「投資の王道」と言えるのではないでしょうか。
<お勧めのインジケータ>
※「Trend Line EX」
https://www.gogojungle.co.jp/tools/indicators/42257
天底Searchインジケータ
https://www.gogojungle.co.jp/tools/indicators/42505
究極の逆相関インジケータ
https://www.gogojungle.co.jp/tools/indicators/41656
日足天底根こそぎインジケータ
https://www.gogojungle.co.jp/tools/indicators/41351
「8CP見える化インジケータ」は、以下のページをご参照ださい。
MT4版
8CP見える化インジケータ4点フルセット(Oceania,London,NewYork,AnyCP)
https://www.gogojungle.co.jp/tools/ebooks/32043
MT5版
8CP見える化インジケータMT5_4点フルセット(Oceania,London,NewYork,AnyCP)
https://www.gogojungle.co.jp/tools/ebooks/39133
「8C通貨強弱見える化インジケータ」は、以下のページをご参照ださい。
MT4版 https://www.gogojungle.co.jp/tools/indicators/39150
MT5版 https://www.gogojungle.co.jp/tools/indicators/39159
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