【インテル財務解剖 第1回】:最終赤字110億ドルのウラ側──株価上昇で赤字になる「エスクロー評価損」と本業の黒字化
株式
ICHIRO|決算書解剖ラボ
かつての半導体の帝王、インテル(Intel Corporation)。
2026年第2四半期(Q2)決算において、損益計算書(P/L)のボトムラインは110億ドル超(約1.6兆円超)の巨額赤字を記録しました。メディアの見出しだけを見れば「インテルの再建は泥沼化」「ファウンドリ再建の危機」と映るでしょう。
しかし、米国証券取引委員会(SEC)に提出された公式開示書類(Form 10-Q)を1行ずつ読み解くと、この巨額赤字の正体は「業績回復への期待で株価が上昇したことが招いた、帳簿上の逆説的な損失」であることが浮き彫りになります。
全4回にわたるインテル財務解剖シリーズの第1回は、表面的な最終赤字のウラに隠された「特殊な会計処理のカラクリ」と、サーバー向けプロセッサの単価急上昇による「本業の劇的な黒字転換」を解剖します。
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