第1章:損切りの極意①
皆様お疲れ様です。
のぶしです。
序章でも書かせていただきましたが、今回の連載では10年間相場で戦い続けてきた中で私が1番大切にしている損切りスキルに関して深く掘り下げていけたらと思っています。
これまで多くの手法紹介を目にしてきましたが、
まずはエントリールールから説明するのがほとんどですし、まぁそれが普通ですよね。
それ自体間違っているとも思わないですし、トレードの順序としてもそれが正しいでしょう。
今回は全くの逆でまずは損切りありきのお話をさせていただきます。
例えば今まで自分が食べたことのないものを食べないといけなくなった時、まずは食べて大丈夫なものか調べますよね。
食べたらどういったリスクがあるか知ってから食べようとするはずです。
それらを調べる前にこの食材の栄養価は・・・とメリットを探すことは普通しないと思います。
まずは食べていいものなのかを疑うし、食べた時のリスクを知ろうとするのが普通です。
でもトレードになると多くの方がまずは利幅を考えるんですね。
「なんか上がりそう」「下がりそう」「このぐらいまで伸びたら利確しよう」
といった具合にまずは都合のいいことから考えようとするんですね。
当たり前ですがトレードで100%の勝率は残せません。
だからこそ負けるものだと思い備えるスキルが必要ですよね。
さあ、もう損切りの大切さはわかったからいい加減次に行ってくれとお思いの方々。
安心してください。
損切りのスキルについてお話ししていきましょう!
まず損切りポイントを決める時に重要なこと
「個人の都合で決めない」
これはなかなか難しくて、多くの方は
自分の資金的にここが限界・・・(総資産の○%損失したら・・・とか)
あるいは
心理的にここが限界・・・(なんか急に大きく逆行したから怖くて・・・とか)
という風に個々人の都合を相場に押し付けているんですね。
相場は個人の都合を一切無視して動きますので個人の都合で損切りポイントを決めてはいけません。
損切りは相場の都合から決めるのが正解です。
相場の都合で損切りポイントを決めるやり方はいくつかありますが
シンプルなのは直近の高値・安値を超えたらとかMACDが反転したらとか移動平均線がクロスしたらとかですかね。
とにかくチャートが出すサインから決めてあげましょう。
「いやでもそうやって決めたら予定損切り幅がマイナス100pipsとかになるんですけど」
そういうところではそもそもエントリーしないのです。
その考えこそがエントリーありきの考え方に染まっている証拠なんですね。
その時その時で損切り幅は変わるのは当然ですし、明確にマイナス○pipsと決定できないこともあります。
相場が生き物である以上それは仕方ないことで、エントリー時に損切り額を確定できないことの方が多いと思います。
例えばMACD反転する頃の損切り幅なんてある程度予想はできても確定はできません。
どうしても確定させたければ直近の高値安値で切るようにしましょう。
そして損切り幅に耐えられそうにない場合はどれだけエントリーチャンスだと感じてもエントリー自体を見送る必要があります。
得られる利幅に見合わないリスクが存在する以上乗ってはいけません。
これが上手な諦め方です。
このように個人の都合で相場と向き合うとろくなことがありません。
なるべく機械的に、無機質に相場と向き合いましょう。
それがトレーダーへの第1歩だと思います。
次回は実際に相場における損切りの置き方など詳しく解説していこうと思います。
次回もお楽しみに。
のぶし
よろしいですか?