3/15 非常に遠いラスト1マイル
FX
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昨日はPPI、小売売上高の発表があり概ね筆者の予想通りとなりましたが、思いのほか米金利は上昇しています。
小売売上高は予想より下ぶれ上昇幅がやや縮小、前月発表分が下方修正されることとなり消費がやや減速気味。PPIはエネルギーの上昇が寄与し上振れた結果となりました。このまま原油が高止まりするとエネルギーの低下に歯止めがかかることとなりそうです。
PPIの発表を受けPCEも上昇だと懸念が広がり今年本当に3回利下げができるのか、また6月に利下げして大丈夫なのか?とマーケットは受け止めているようです。もしかしたら来週発表されるFOMCのドットプロットの上方修正、四半期ごとに発表されるインフレ見通しも上方修正の可能性が出てきています。
米金利は2%越えの上昇を見せ4.29%まで上昇しベアスティープの形となっています。
本日の指標発表はNY連銀製造業指数などがありますが注目はミシガン統計でしょう。
消費者のセンチメントはやや悪化していそうな気もしますがインフレ期待はCPI・PPIの上振れを受け上昇しそうです。またミシガン統計の期待インフレはガソリン価格の影響も受けやすくガソリン価格は上昇してきているので上昇する可能性が高そうです。ドル高要因となりそうで、そうなると10年金利も4.32%付近までは上昇しそうに思います。
また、昨日NY時間に時事通信から「今月の会合でマイナス金利解除に向け準備。YCC撤廃を含め緩和正常化を検討」と発表がありましたが、織り込みも進んでいるようで大きな円買いトレンドとはならず緩やかな円買いになっています。本日発表の春闘の公式発表に注目です。
◇株式市場
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