FX裁量トレード無料講座#005逆張りを狙う相場環境2種類とその識別方法
FX
はじめに
この講座ではトレード歴30年のEA職人が裁量トレードのノウハウを無料でお伝えしてまいります。私は名前の通りEAの開発を得意としておりますが、裁量トレードが苦手な訳ではありません。
実際、EAを運用しつつ裁量トレードも並行して行っており、16年前の脱サラ以降年単位で負けたことがありません。
その30年で培った知識をテクニカル分析を中心に、いつもお世話になっているフォロワーのみなさまへご提供したく思います。
私のEAに関してはこちらの記事をご参考になさってください。
#004手法を使い分ける為、相場環境をキチンと定義する
の続きです。
レンジだけではない
前回の記事で相場環境を意識してトレードしてますか?というお話をしました。少し復習になりますが、逆張りを狙うのはどのような相場環境でしたでしょうか?
「簡単過ぎてバカバカしい質問だなぁ…」
と思われた方も多いかと思いますが、はいその通り【レンジ相場】です…が、それだけでは50点です。もちろん100点満点中。
逆張りを狙える相場環境にはもう一つあります。
はい、トレンド転換時の乱高下です。
これをレンジに含めて定義するかどうかは意見の分かれるところですが、逆張りを狙える相場環境は以下の2種類
- レンジ トレンドが一服した後の調整局面に出現
- 乱高下 トレンド転換時に出現
乱高下とは?
ところでみなさん、レンジとか乱高下とはどういう状態でしょうか?乱高下と言うと売り買いの激しいバトルが行われているようなイメージありますが、どちらも売りと買いが拮抗していると言う意味では同じ状態です。
ですが、それがどう言う理由で拮抗しているのか?
これを意識してチャートを見ると、ただのレンジなのか乱高下になりそうなのかが見えるようになり…すると今度はトレンド転換するのか?それともただの調整なのか?が分かるようになってきます。
それでは何を意識してチャートを見るべきなのか?
それはズバリ場所です。そのレンジやら乱高下やらがどの場所(レート)で起こっているのか。チャートの左側を見るのです。
例えばみなさんが1分足や5分足でトレードをしていたとしたら、それを30分足や1時間足などの上位足に切り替え、そこが意識されている場所なのか?をよく観察するのです。
それにより、このレンジがただの調整によるものなのか、それともここでトレンド転換しそう…つまり乱高下になりそうなのかを高い精度で予測することが出来るようになると。
レンジの基本戦略
「ん?でも、レンジだろうが乱高下だろうがどうせその間は逆張りで獲っていくんだから識別する必要なくね?」確かにそうですね。ではこちらのチャートをご覧ください。
レンジ戦略の基本はトレンドに従うことなのはみなさんご存知かと思います。
例えば中央の細長いレンジに注目してください。こちらは4時間足なのでデイトレーダーなどの短期トレーダーが実際トレードする時は短期足に切り替えるかと思いますが、みなさんならこの区間でどう攻めますか?
もっと言うと、ロングとショート、どちらで攻めますか?
「レンジ下限でロング、上限でショートだろ?」
はい、間違いではありませんが、それは上級者のやる事で基本はロングだけで攻めていきます。
何故ならレンジの前が上昇トレンドで、ロングの方が優位性高いから。これがレンジの基本戦略『トレンドに従う』です。
乱高下識別能力
それでは右上の乱高下ではどのように攻めますでしょうか?これも基本的に直近のトレンドに従ってロングで攻めていくのですが、そうすると最後は損切りになりますよね。
損切りは悪いことではありませんが、出来る事ならその頻度を減らしたいですよね。
ここで、これが乱高下なのかどうか?の識別能力が発揮されれば最後の損切りを避けることが出来る…だけでなく、反転後のトレンドに付いて行きショートで稼ぐことも出来ます。
ここで目線を切り替えられず…
「ダマシかも知れない!」「ここまで下がったんだからそろそろ…!」
のようにいつまでもロングに拘って連敗し、大きな含み損を抱え、それまで稼いだ利益を吐き出して散って行ったトレーダーを私は沢山見て来ました。
近いうちに記事として取り上げますが、トレンド転換を極めたものが相場を制すと言っても過言ではありません。
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#006レンジ発生前の共通点!3種類のレンジ~プロはこのレンジで確実に稼ぐ
■私の開発したEAもよろしくお願いします。
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