3/10 今週前半の焦点はCPI
FX
※記事の内容に入る前のお知らせ 当連載記事は初月無料なので気になる方は1か月だけでもぜひ見てみてくれたら嬉しいです。
今週から夏時間に入るのでマーケットオープン、指標発表が1時間早くなるので注意してください。
今週前半の主なイベントは火曜日の米CPIに焦点が集まるでしょう。
水曜日に日本の春闘の賃金交渉の結果が出てくるのでほぼここで日銀の3月マイナス金利解除が決まってくると思っていいでしょう。金曜に春闘1回目の集中回答結果と続々と出てくる予定ですがやはり注目されるのは水曜の春闘集中回答日の速報でしょう。日本連合傘下の労組の賃上げ要求は平均5.85%となっています。
月曜はCPIを見据え小動きもしくはアンワインドが起こり調整してくる可能性を考えておきたいです。
半年ほど先行性があるISM製造業仕入れ価格は前回CPIがやや強かったタイミングと昨年9月仕入れ価格が上昇している点を紐づけて考えるのであればやや低下してくる可能性が考えられます。
ISM非製造業の価格指数も概ね同様の見方です。
CPIに対する相対的な重要度いわゆる寄与度ですがエネルギーサービス(電気・ガスなど)を引いたサービスの影響度が大きくこの散布図のX軸は年間の変化率、Y軸は月間の変化率を表していますが依然大きな影響を与えていることがわかります。
賃金も抑えられている傾向にある現在、大きな加速は筆者は無いと見ておりあまりブレず市場予想付近かやや低下で落ち着くのではと思います。
米国10年債利回りは2月の上昇の半値戻しをしてきています。今週は債券入札もあり、月曜は3年債入札があり無難に通過してくるものと思われ4%付近を試す展開となるでしょう。
◇株式市場
×![]()
Is it OK?