【5/12(金) 朝の相場情報】米経済指標に落ち着き…英は12会合連続利上げで苦しい展開に
おはようございます、トレーダーのヒロセです。
朝の相場情報(通称:朝ヒロセ)です。
昨日の米株式市場はナスダック+0.18%、S&P-0.17%、ダウ-0.66%となりました。
地方銀行の健全性を巡る懸念が再燃し、株売り・国債買いが先行しました。
ドルは2か月振りの大幅高。しかし円も強かったためドル円は134円台で取引終了しています。
本日は
15:00 英GDP
となっています。
アメリカの各経済指標が少し落ち着きつつあります。
引用元:Bloomberg
引用元:Bloomberg
昨日発表された、
・米新規失業保険申請件数は2021年10月以来の高水準となり、労働市場の軟化を示した
・米生産者物価指数(PPI)は引き続き減速。さらなるインフレ鈍化の兆候を見せた
やはり、こういった細かいデータを見ていくと急激な利上げ&銀行問題がじわじわ効いてきてるように感じます。
あとはこれが主要指標に波及してくれば利上げ停止→利下げということも考えらる局面に来ているといえるでしょう。
一方で、
引用元:Bloomberg
昨日、イングランド銀行は0.25ポイントの利上げを決定。これで政策金利は4.5%となりました。
2桁台のインフレ率に直面する英中銀は、12会合連続の利上げを迫られた形。
ベイリー総裁は会見で、
利上げ停止に近づいてるのか?という問いに対して
「そうであることを期待してるで。今回で12会合連続の利上げやもんなぁ。でも、入ってくるエビデンス次第やと、今一度明確にしとくわ」
と発言。
こちらもやはりデータ次第といったところ。
ですが、こちらインフレ率の表です。
依然としてイギリスが頭一つ抜けてるのがわかります。
物価目標の2%台まではまだまだ道のりは険しいといえるでしょう。
今後のイギリスの経済指標にも注目です。
では、各通貨のインデックスを見ておきましょう。
・ポンドインデックス 日足
ポンドは昨日は陰線となりました。これは予想通りの利上げ幅だったためのセルザファクトといったところでしょう。
まだインフレ率からみても強そうに思えます。
・ドルインデックス 日足
ドルは昨日は大きな陽線となっています。
底堅さはあるものの、あくまでも下落の中の戻し程度かなと見ています。
・円インデックス 日足
円も上昇しましたが、こちらも”強い”とまではいかない動き。
・ユーロインデックス 日足
ユーロはやはり反発してきました。
・ユーロ円 週足
ユーロ円は週足10MA付近なので、いい反発ポイントかもしれません。
通貨強弱で見ても、非常に仕掛けやすいかなと見ています。
Is it OK?