第5回 ギャンブルはするな!(その3:優位性を考える)
前回、
「FXなどの投資は、ギャンブルになりえる」
「ギャンブルと呼ばれるものは、必勝法とはいかないまでも、それで食っていくことは出来る」
ということを書きました。
ちょっと掘り下げます。
プロのギャンブラーは存在します。
ただ、プロと呼ばれるだけあって、その努力は、ちょっとやそっとじゃ身につきません。
研究、検証、何度も場数を踏み、試行錯誤をして、プロと呼ばれる地位についたのです。
基本的に、投資もカジノも胴元が勝つゲームです。
どのギャンブルにも控除率というのがあります。
掛け金からショバ代(手数料)が取られた上で、オッズなどの払い出し倍率が決まります。
日本の宝クジは、ひどくて約50%。
競馬は約25%。
カジノに目を向けると、ルーレットは約5%。
スロットマシンも同じく約5%。
現代カジノの王様になったバカラでも約1%。
これだけの控除率があります。
ちなみにブラックジャックは必勝法があるので、
控除率がマイナスになる時もあるのですが、
これをやるには、相当の記憶力と集中力が必要です。
ではFXはどうかというと、昔あった手数料は、ほぼ無くなってきたのですが、
御存知の通り、スプレッドで業者は儲けます。
要は、普通にやれば、「負ける」、というわけです。
つまり、プロのギャンブラーもプロのトレーダーも、
優位性を見つけ、プレイして、利益をあげているのです。
では、ここであなたに質問です。
プロのトレーダーとカジノプロ、どちらがなるのが簡単でしょうか?
この答えは、おそらくFXのプロトレーダーです。
こう答えるとやる気出ますよね。
ただ、勘違いしてほしくないのは、
カジノプロよりきつくはないが、相当大変ということです。
あなただけの優位性のある手法というのは、そうそう簡単には見つかりません。
第一、簡単に見つかるようなら、そのゲームは成り立たなくなるからです。
ほとんど全員がプラスのゲームの場合、負けを一人や少数で背負うわけですが、
そういうことって、そうそうないんですよね。
だから難しいのですが、負け方をひどくしない方法はあります。
大幅な利益を目指すのは、もちろんいいのですが、
現実的に考えて、プラスマイナスゼロを最初の目標にするぐらいがちょうどいいということです。
いきなり、プラスになるというのは、ただのビギナーズラック、ということですね。
次回はギャンブル投資をしてしまう人の共通点や
そうならないためのコツをお教えしたいと思います。
矢田の成績等はコチラ http://fx-mental.info/
Is it OK?