ナンピンマーチンゲールの危険性を説明する
マーチンは含み益が多くなりますが、同時に含み損が多くなる要素があります
つまりマイナス要素ですね 含み損が増えるというのは「かなりのマイナス要素」です
増資を行う事が醍醐味ですから、どちらかというと「減資トレード」という方向への意味合いが強くなります
マーチンゲールが成功した場合は、
利益が出て合計収益がプラスで終わるので全決済の役立ちになりますが
そもそも失敗した分の含み損も多くなって
尚且つ放置する事になりますから
結果的に均等張りのナンピンと違って含み損が格段に多くなるんですね
有意義なのはあくまで均等張りであるナンピンの方です
(と言ってもナンピンを連射する人はマーチンゲールと同じトレードって事になりますが)
さて、ここで利益が出る場合と失敗に終わる場合を例に出して考えてみます
利益が出る場合(利益が出る前提での話)
マーチンの方が成功した場合の利益は大きいです
倍数分が成功する訳ですから、一気に利益が出ます
バイナリーオプションでマーチンゲールをやっていき
連続勝ちになる結果になった時、利益が鰻上りで大きな利益が出て有意義なロジックと錯覚するようなものです
均等張りのナンピンはそれだけ普通の利益で収まります
しかし、それだけシナリオ通りであり
むしろ健全とも言えます
やってる事は1ショットとあまり変わりがありません
あくまでロジックが違うだけであり
超低ロットトレードであれば1ショットと同じく増資トレードとして見込めます
(しかしトレンドが強くて尚且つ10円進んだりする相場では耐えられませんが
ただ、それまでに利益を出しているので1週間分~1か月分の合計収益で考えれば潔く損切りは出来る範囲内です)
失敗に終わる場合(含み損を放置するシナリオ)
均等張りのナンピンは含み損が重なる事もありません
なのでハイリスクなトレードにはなりません
メンタルは超低ロットでやれば狂う事も無いです
マーチンの場合、マーチンである倍数分の含み損を抱える事になります
それが1回だけならいざ知らず、何度も失敗するマーチン分の含み損が形成されます
つまりはかなりリスクを積み上げてしまいます
(つまり逆をやれば利益が出てきます
順張りピラ逆マーチン+1回目エントリーストップ10pips+逆マーチンで利益が出る値にストップロス
としていれば、含み益が逆に膨らみ続けます
しかしそういうトレードを手動でするにはメンタルが必要なので難しいです)
このトレードロジックで何が言いたいかと言えば
含み損を抱えるだけになると資金ショートします
ナンピンマーチンロジックで含み損を抱えるものにすると資金は無くなってしまいます
利益も損失も均等分配されるのが均等張りのナンピンであり
利益が出た場合のみマーチン分の利益が出て
失敗した分だけマーチンの分の含み損が加算されるのが
マーチンを多用するナンピンの特徴です
つまりは、ナンピンマーチンゲールは
ネガ方面において大きなマイナス要因となります
これをどうにかして利益の方へ持っていく場合は
マーチンではなくて逆マーチンにするしかありません 上記で説明したようなロジックにする事です
しかし、逆マーチンゲールは結局のところ「連続勝ち」をロジックに組み込む訳で
「連続勝ちを成功しなければ」利益は生まれません
そして含み益を保ち続けるとなるともっと成功する確率が低くなります
FXにおいて勝率がさほど重要では無いというものにおいて
逆マーチンゲールは得策なロジックとは思えません
↑
もし逆マーチンゲールをロジックに組み込む場合(ストップロストレード)
3時間以上待機してから逆マーチンゲール用のストップロストレードを行う
のようにするしか有効的とは思えないです
逆マーチンゲールは勝てるロジックですが
上手く相場に組み込まなければそれは「机上の空論」で終わってしまいます
机上の空論はナンピンだけではありませんしマーチンゲールだけの話ではありません
マーチンゲールが机上の空論と呼ばれるのは
机上の空論を成功させるのが簡単だからです
逆マーチンゲールの机上の空論さを理解するには
相場をある程度見ていき取引しないとその惨状は分からないんです
よろしいですか?