【フジトミ】日経平均株価 2万円回復ならず
日経平均株価は3営業日ぶりの反発で、前日比49円97銭(0.25%)高の1万9919円82銭で取引を終了した。前日の米株高や原油価格の上昇を好感し、東京株式市場は買いが優勢となった。一時は前日比128円高の1万9998円まで上昇したが2万円には届かなかった。その後はドルの上値が重くなり、小幅安に転じる場面があった。
トランプ米大統領は先週、ホワイトハウスを訪問したロシアのラブロフ外相とキスリャク駐米大使に、過激派組織「イスラム国」に関する機密情報を漏らしたと報じられたことで、ドル売りのポジションを構築する動きが観測された。ホワイトハウスは報道を否定している。
2万円近辺では節目を意識した戻り待ちの売りのほか、リンク債に絡んだ先物の防戦売りが観測され、上値の重さが意識される展開となった。また、東証1部の騰落レシオ(25日平均)が140%を超えていることで、短期的な過熱感も意識されている。
TOPIXも3営業日ぶりの反発で、前日比4.23ポイント(0.27%)高の1584.23で取引を終了した。東証1部の売買代金は2兆6603億円、売買高は21億7425万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1130、値下がりは767、変わらずは118銘柄だった。
日経先物6月限は一時20000円まで上昇が、大台突破までには至らなかった。11日にも20000円まで買われた経緯があり、短期的なダブルトップとして意識される展開も想定。サポートラインとしては転換線(19590円)や8日の窓(19480~19710円)埋めが想定される。
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