【フジトミ】米政権運営への懸念 VS 日銀ETF買いと好業績銘柄
日経平均株価は反落し、前日比104円94銭(0.53%)安の1万9814円88銭で取引を終了した。円高基調を嫌気した売りが先物市場から観測され、指数の上値の重しとなった。トランプ大統領の機密情報漏洩疑惑やFBI長官の解任、マイケル・フリン前大統領補佐官への捜査妨害疑惑などが減税やインフラ政策の実行を遅らせるのではとの懸念を台頭させ、円高ドル安基調を誘発させた。一方で、為替が前日と比べ1円ほど円高に振れている割には、株価は底堅いという印象だった。業績が好調な内需株には海外勢などの買いが観測された。また、後場の東京株式市場では、日銀によりETF買いも観測され、指数の下値が支えられた。
TOPIXも反落し、前日比8.41ポイント(0.53%)安の1575.82で取引を終えた。東証1部の売買代金は2兆4927億円、売買高は19億6447万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1287、値上がりは630、変わらずは98銘柄だった。
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