【フジトミ】日経平均続落、 大引けにかけて下げ渋る展開
日経平均株価は続落して、前週末比14円05銭(0.07%)安の1万9869円85銭で取引を終了した。大引けにかけて日経型インデックスが流入して、1銘柄あたり約7万株の商い観測された。日経平均株価は続落して終了したものの、引け値が日中高値となった。
国内企業の決算発表も終盤に差し掛かる中、日経平均の予想EPS(1株利益)は前週末時点で約1316円まで上昇。予想PER(株価収益率)は15倍台前半まで低下し、バリュエーション面での割高感が後退したことも、日本株の支えとなった。一方、東証1部の騰落レシオ(25日平均)は、買われ過ぎを示す130%を上回り、短期的な過熱感が引き続き意識された。
地政学リスクやサイバー攻撃を背景にした円高基調から、利益確定売りが優勢だった。朝鮮中央通信は15日、ミサイル発射には金正恩朝鮮労働党委員長が立ち会い「米国が正しい選択をするまで、核兵器と攻撃手段をさらに多く製造し、実験準備を推し進めよ」と命じたと伝えた(共同通信)。
「日本郵政が野村不HDを買収する検討に入った」と各新聞社が報じたことで、野村不HDは、大引けで制限値幅の上限(ストップ高水準)で売買が成立となった。野村不HDが大幅高となったことを好感し他の不動産銘柄にも買いが波及した。
TOPIXは小幅に続落し、0.71ポイント(0.04%)安の1580.0で終えた。東証1部の売買代金は、2兆6519億円、売買高は21億5577万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1057、値上がりは854、変わらずは104銘柄だった。
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