アフターコロナ、さらなる生活急変の予感。
こんにちは、下山です。
自分は普段から家にいることが多いのですが、
ここ最近は特に家にいます。
運動のためにも
「スーパーに買い物に行くくらいの事はしないといけないなあ」
と思いつつ、
食事を出前で済ませてしまうことも多いですね。
自分と同じように
家で多くの時間を過ごしている方は多いと思いますが、
ただ一方でもちろん全てのお店が
休業しているわけではなく。
都内の、とある店舗に勤めている40代の知人は、
こんなことをボヤていました。
「社長の方針で、店が休業しないから
命がけで埼玉から都内に出勤してるよ。
店を閉めて協力するのが社会の一員として
果たすべき役割だと思うんだけど。」
朝のラッシュは緩和され、
千葉から都内まで座って通勤できるそうですが、
それでも感染リスクに怯えて出勤することに
ストレスを抱えている様子。
店を休業してしまうと
会社の存続が危なくなるようで、
お客さんが全く来ないわけでもないようなので、
なかなかお店を閉めるという決断はできないようです。
難しいところです。
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アフターコロナの世界
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「緊急事態宣言」により多くの店が休業し、
すでに自分たちの生活は大きく様変わりしましたが
コロナウイルスが終息した後の世界は
もっと違う世界になっているかもしれません。
あなたは、コロナウイルスが終息した後、
世界はどうなっていると思いますか?
何がどのように変化するのか?
そのことを考える上で
最近1つ気になったニュースがあります。
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AppleとGoogleが、
新型コロナウイルス陽性者との接触を
知らせる、追跡ツールを開発すると発表
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Appleの発表
↓
https://www.apple.com/jp/newsroom/2020/04/apple-and-google-partner-on-covid-19-contact-tracing-technology/
発表されたのは、
スマホのBluetoothを活用したシステムです。
参照:
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58110900W0A410C2I00000/
(2020/4/16 日本経済新聞・電子版)
たとえばあなたが
友人と一緒にお店でご飯を食べたとします。
するとその情報が
あなたと友人のスマホによって交換されます。
その後、
もし友人がコロナウイルスに感染していることが発覚したら
その情報があなたに通知される、
ざっくり言うと、こんなシステムです。
ライバルであるはずのAppleとGoogleが
手を組んだことに違和感を覚える方も
いらっしゃると思いますが、
AppleのiOSとGoogleのアンドロイドのシェアを合わせれば、
ほぼ全てのスマホユーザーを
網羅できることから両者が手を組んだ、
という経緯があります。
・個人は特定されない
・コロナが終息したらシステムは完全に停止される
らしいのですが、
もちろん懸念点はあります。
以前、
『サピエンス全史』という本が話題になりましたが、
その著者である
ユヴァル・ノア・ハラリ氏が、
Financial Timesに寄稿した
「the world after coronavirus」に
こんな一文があります。
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Immature and even dangerous technologies
are pressed into service,
because the risks of doing nothing are bigger.
『Financial Times』
「the world after coronavirus by Yuval Noah Harari」
https://amp.ft.com/content/19d90308-6858-11ea-a3c9-1fe6fedcca75
より引用
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簡単に訳すと、
「何もしないことのリスクがより大きくなるため、
未熟で危険なテクノロジーでさえサービスに差し込まれる。」
という意味ですが、
ここで言われるように
コロナウイルス感染拡大を食い止めるため、
スピードが最優先され、
まだ未熟なテクノロジーが
新しいサービスに組み込まれ、
世に送り出される可能性もあります。
最近実際に、web会議ができるzoomの脆弱性が、
問題になっていますね。
また、
『コロナが終息したらシステムは完全に停止される』
ということに関しても、
「コロナが終息したかどうか?」
の判断は容易ではありませんよね。
仮に、コロナ感染者がゼロになる日が訪れたとしても
「コロナ感染・第二波の懸念がある」
ということで追跡ツールが稼働し続けることも
考えられます。
コロナウイルス感染拡大を阻止するための
ツールとしてテクノロジーが有効活用されることは
歓迎すべきことではありますが、
一方で監視社会が進んでしまう懸念もあります。
「気づいたら全ての人の行動が
監視される社会になっていくのではないか」
とコロナ感染以上に恐怖を感じる人も
少なくないでしょう。
ただ、ユヴァル・ノア・ハラリ氏は
こうも述べています。
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Whenever people talk about surveillance,
remember that the same surveillance technology
can usually be used not only by governments
to monitor individuals
— but also by individuals to monitor governments.
『Financial Times』
「the world after coronavirus by Yuval Noah Harari」
https://amp.ft.com/content/19d90308-6858-11ea-a3c9-1fe6fedcca75
より引用
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意訳をすると
「監視技術は政府が個人を監視するためだけでなく
個人が政府を監視するために使うことができる
ということも忘れないでください。」
というような意味ですが、
テクノロジーによって
権威者が市民を監視するだけでなく、
逆に市民が権威者を監視する社会も存在し得る、
という話です。
事実、誰もが簡単に情報発信できるようになった今、
隠されていた情報が、
明るみに出やすくなっている面があります。
今までだったら知り得なかったような情報が
世間に流れてしまうこともあります。
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何が起こっても安心して生きていくために
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「アフターコロナの世界がどんな世界なのか?」
ということで、
最近気になった記事を紹介しましたが、
結局のところどんな世界が待っているのか
確かなことは誰にも言えません。
ただ、今と違う世界が待っていることは
間違いありません。
あまりに変化が激しい近頃の状況を見ていると
もはや何が起こってもおかしくありません。
先週はWTI原油の先物価格(5月物)が
1バレル=マイナス37.63ドルで取引を終えるという・・・
史上初の事態になりました。
これからも前例のないことが起こることでしょう。
そして、こういう時代を
安心して生き抜くために必要なのは
時代の変化に影響を受けず稼ぐことができる
「スキル」ではないでしょうか?
たとえば「投資スキル」が
それに当たると思います。
一攫千金を狙うような
「危うい投資スキル」ではなく、
どんな場面でも堅実に利益を生み出せる、
「投資スキル」です。
押し付けるつもりはありませんが、
実際に株アカデミーでは
「老後の不安がなくなりました」
というお言葉を
笑顔でおっしゃっていただくことがよくありますので
決してトンチンカンなことは
言っていないつもりです。
1人でも多くの方が株トレードによって
不安が取り除かれることをいちトレーダーとして、
いち講師として、願っています。
それでは本日も最後まで
ご覧くださいましてありがとうございます。
下山敬三
Is it OK?