99%の個人投資家が忘れる投資の大前提
素晴らしい仕事は自然すぎて、
何もしていないように見える。
人工的な知識や意識だけでは
大きな仕事は出来ない。
甘粕正. 『客家大富豪に学ぶ TAO・永遠の成功のための18法則』
(Japanese Edition)
昇龍社.1版 (2013/12/1)
Kindle版(位置No.577-578)より
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こんにちは、下山です。
世の中には投資手法が溢れかえっています。
無料で得られる情報だっていくらでもあります。
実際に利益を獲得している
プロの投資手法でさえ
その気になればネットからいくらでも
無料で拾ってくることができます。
どんな銘柄を買えば良いのか、
悩み続ける投資家の方も
たくさんいらっしゃいますが、
世界No.1投資家である
ウォーレン・バフェット氏が
どんな銘柄を保有しているのか、
ということだって
難なく知ることができます。
バフェット氏の投資哲学や投資手法も
惜しみなく公開されていますし、
もし資金不足でバフェット氏と
同じようにポートフォリオが組めないと言うのなら
バークシャー社の株を買う、
という手もあります。
とにかく、情報も手法も
少し手間をかければ
いくらでも手に入ります。
なのに、皆さんなかなか勝てない。
一時的に利益を出す方は
いくらでもいらっしゃいますが、
「投資だけで十分に食っていけていますし、
これから何が起こっても大丈夫です。」
と胸を張って言える人って
一体どれだけいるのでしょう。
きっと個人投資家全体の
1%にも満たないように思います。
なぜでしょう?
なぜこれだけ情報が溢れているのに
勝ち続けられないのでしょう?
それは、
たった1つの大前提を間違えているからです。
それは・・・
「1秒後の相場すら誰にも分からない」
という大前提です。
多くの方は
「株価を読む方法が存在する」
という大前提のもと、投資を行います。
そしてその方法を模索し続けます。
確かに、
株価予測が的中することだってありますが、
そもそも適当に予測しても
50%は当たるわけで・・・。
「株価は予測可能だ」
というそもそもの大前提が間違っているせいで
投資に対して間違ったスタンスで挑んでしまい
99%の方が敗退していくのです。
勝てない方は、
まずご自身の投資に対する姿勢を
もう一度よく考えてみてください。
投資に対する姿勢が根本から変わった瞬間、
あなたの投資人生は変わり始めるでしょう。
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未来を予測する前にすべきこと
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では、
「1秒後の相場すら誰にも分からない」
ということを大前提とした場合、
投資家には何ができるのでしょうか?
日経新聞や、四季報、
アナリストのレポートを読んだり、
未来を予測するための作業では無い、
ということはお分かりになりますよね。
それらのことが完全に無駄だとは言いませんが、
ただ、
その前にもっとやるべきことがあるのでは?
1秒後の相場すら誰にも分からないのですから、
状況が不利になった時の対策を
あらかじめ講じておく、
ということが何よりも重要です。
いかなる状況に陥ったとしても
生き残れるような状況を
あらかじめ作っておくのです。
これさえ完璧にできていれば
まず相場から退場させられることはありませんよね。
その上で利益率を高めるにはどうすべきか?
ということを考えれば良いのです。
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本物は簡単に見える。
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さて、話題が逸れますが、
ここでちょっとサッカーの話を。
現在、
プレシーズンマッチの
インターナショナル・チャンピオンズ・カップ
通称ICCが開催されています。
こちらは
スペインのレアル・マドリードや
イングランドのマンUやアーセナル、
イタリアのインテルやミラン、
など、
そうそうたるビッググラブが参戦する大会です。
久保建英選手がレアル・マドリードに
移籍したことから
日本でも注目が集まっています。
レアル・マドリードは
明日7月24日(水)8時(日本時間)、
イングランドのアーセナルと対戦し、
7月27日(土)8時30分(日本時間)、
アトレンティコと対戦予定ですが、
久保建英選手が出場する可能性もあります。
試合はDAZN(ダゾーン)で視聴可能なので、
これを機にDAZNの加入者も
増えるかもしれません。
それにしても、いろんな意味で
久保選手のような日本人選手は
別次元ですね。
久保選手がプレーする動画を
観られたことが
ある方も多いかと思いますが
動画を観ていると、素人目にも
そのすごさが伝わってきます。
ただ、
久保選手が難しい技を
当たり前のように
自然にやってのけてしまうので、
何も言われなければ
見逃してしまう、実はすごいプレーも
たくさんあるように思います。
冒頭で
『素晴らしい仕事は自然すぎて、
何もしていないように見える。』
という言葉を引用紹介いたしましたが、
本当に素晴らしいプレーは
大したことをしていないように
見えるものだと思います。
そしてこの話、
投資にも通じるものがあります。
と言いますか、
投資の世界こそ、
本当に利益につながる取引は
大したことをしていないように見えるものです。
自分もよく批判されるんです。
昼でも夜でも
好きな時に起きたり寝たり、
という生活をしていて、
適当に1日2、3分程度
ケータイで株価を確認して
注文したり決済したりするだけなので、
「こんな適当な取引していて勝てるわけがない」
と悪口を言われることもよくあります。
でも自分から言わせれば
その批判は的外れです。
実際利益が出ていますし、
本当に必要なことだけにフォーカスしていれば
投資に時間なんて全然かからないんです。
多くの方が、
株価予測に時間を割いている間、
自分は、いかにポジションを動かして
絶対的に負けない状況を作りながらも
利益を上げていくか、
ということにフォーカスし、
戦略を立てています。
そして、その戦略っていうのは
普段から頭の中に組み立てられているので、
実際に取引するための時間は
ほぼかかりません。
言いたいこと伝わっていますか?
本日お伝えしたかったことをまとめると、
・投資の大前提を間違えない
・利益につながる本物の取引は簡単に見えるものだ
ということです。
あなたにとっての気づきとなっていれば
嬉しく思います。
それでは本日も
最後までご覧いただきありがとうございます。
下山敬三
ใช่ไหม?