【科学が認める怒り解消法】負けて激怒はもうやめよう。
こんにちは、下山です。
本日は、怒りっぽくて心配性、
そんなあなたのための提言です。
相場が思い通りに動かず、マウスやスマホを
何度も壁に投げつけた経験、ありませんか?
含み損が出ると仕事が手につかなくなるほど
気になって仕方なくなったりしませんか?
人間、感情を持った生き物ですから、
怒りや心配を完全に無くすことはできません。
しかし、怒りや心配に翻弄されないように、
対処することはできます。
本日は、その対処法について
紹介いたします。
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マウス投げるは逆効果!
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「上がると思って勝った瞬間に株価が下落する、
まるで誰かに裏で操られているかのような感覚に陥り、
怒りがこみ上げてくる」
相場あるあるですね。
では、このような状況に陥った時、
どのように対処すれば怒りは静まるのでしょうか?
ベッドに潜り込んで大声で叫んだり、
クッションにパンチを食らわせたり、
スマホやマウスをベッドに叩きつけてみたり、
有り余る怒りのパワーを何かにぶつけて
発散させようとされる方が多いと思います。
一般的にも
そういった対処法が
有効であると信じられる傾向があります。
では、本当にそういった行為は有効なのでしょうか?
あなたがマウスを叩きつけた時のことを
思い出してみてください。
怒りはおさまりましたか?
おさまるどころか
むしろさらに怒りが
こみ上げてきたのではないでしょうか?
そうなんです。
怒りを何かにぶつける行為は
怒りをおさめるどころか、
むしろ怒りを増幅させてしまうのです。
このことは、アイオワ州立大学の
ブラッド・ブッシュマンの実験によっても実証されています。
では、どうしたら怒りはおさまるのでしょうか?
答えは、こちらです。
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ストレスを解消するために
ボクシングのグローブをはめたり、
枕を叩いたりすると、
攻撃的な感情は鎮まるどころか
高まってしまう。
かわりに、
マイナスのできごとからえられる
プラス面を考えれば、
怒りの感情を大幅に鎮めることが可能である。
リチャード・ワイズマン
『その科学が成功を決める(株式会社文藝春秋)』
2012年9月10日 第一刷
P.190より引用
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上記のように、
その出来事にある
プラスの面を考えることが
あなたの怒りを鎮めてくれるのです。
相場が大暴落し、強制ロスカットに
引っかかってしまった時なんかは
我を忘れてしまい、
冷静になるのが難しいかもしれませんが、
そこはなんとか頭を冷やしてください。
そして、
その強制ロスカットに
プラスの面が無いか考えてみてください。
「どんなネガティブな出来事にもプラスの面がある」
なんて言うと、
単なる綺麗事に聞こえるかもしれません。
ただ、どんな出来事も、見方を1つ変えるだけで
全く違ったものに見えるものです。
例え強制ロスカットで
多額の損失を出したとしても
学べることは必ずありますし、
全ての資金を失ったのでなければ
想定され得る最悪の事態の中では
最高の結果だったかもしれません。
とにかく最悪の中にも
希望を見出してみてください。
そうしているうちに
あなたの怒りも
鎮まってくることでしょう。
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心配性のあなたへ。
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「ポジションを持って
含み損が出ると、
気になって仕方なくなって
ついルールを破ったトレードをしてしまう」
もしかしたら
あなたもそういう
タイプの方かもしれません。
では、心配性で
トレード中にメンタルが崩壊しがちな方は
どう対処すれば良いのでしょうか?
ここでは実際に
「ポジションを持つと心配でたまらない」
とおっしゃって相談に来られた、
Kさんという、株アカデミーの会員様とのやり取りを
紹介させていただきます。
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※
株アカデミーで教える『波乗り投資法』は
資金を5分割し、信用取引によって
買いと売りの両ポジションのバランスを考慮しながら
利益を重ねる手法です。
Kさん;
「例えば買いポジションを2つ持ち、
売りポジションを1つ持っていたとします。
この状態で暴落が起きたら、
と考えると怖くなってしまって・・・。」
下山;
「分かりました。まず1つ、ご自身の現状をきちんと
把握することを意識することから始めましょう。」
Kさん;
「どういうことでしょう?」
下山:
「もしKさんが言うように
本当に暴落が起こった場合、どの価格水準まで耐えられるのか、
ということを考えておかなければいけません。」
Kさん;
「はい。」
下山;
「その上で、例えば
この価格水準まで下落したら売りを入れる、
ということを、あらかじめ考えます。」
Kさん;
「売りを持つということは、
買い2つ、売り2つの状態にして
損失固定を作る、ということですよね。」
下山:
「そうです。
さらに暴落しても、それ以上損失が増えない状態を作る、
ということです。
このように、不利な状況に陥った時の
対処法がきちんと考えられていれば
それほど心配することもなくなるはずです。」
Kさん:
「確かにそうですね・・・
言ってることは分かるんです。
分かるんですが、
でも、安値で売りを持つという対処法に
ちょっと抵抗がありまして・・・」
下山:
「なぜですか?」
Kさん:
「もし、そこから反発して上昇したら
追加で持った売りが取り残されるかもしれませんよね?
そう考えると、
実際には売りを追加できないような気がします。」
下山;
「確かに、追加で持った売りが取り残される可能性もあります。
ですが、まずはさらに下落する可能性を考え、
損失を食い止めることが優先です。
そしてもっと言うと、仮に反発して上昇したとしても
ちゃんと対処法があります。
例えば・・・」
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損失を固定する、
という対処法は一例にすぎませんが、
このやり取りを通じて
あなたに伝えたかったことは、
「あらかじめ先のことを考えられていれば
それほど心配することはありませんよね?」
ということです。
心配性なあなたは
不利な状況に陥った時の対処法を
きちんと考えた上で
ポジションを持つことをぜひ心がけてください。
でも、そうは言っても
先の先まで考えると、
どう対処して良いのかわからない方も
きっと多いでしょう。
例えばKさんのように
「売りが取り残されたら困る」
というように、
先の先まで対処法が見えない方も
いらっしゃると思います。
これまでのメルマガを読まれている方なら
対処法がお分かりになるのではないかと思いますが、
パッと思いつかない方は
ぜひ一度、ご自身で考えてみてください。
まずはご自身なりの対処法を考えてみてください。
波乗り投資法を使う際の
具体的な対処法は
また改めて次回以降のメルマガで
お伝えいたします。
では、話をまとめます。
本日は、
怒りを鎮めるために、
そして心配性から解放されるために、
・最悪な出来事からプラスの面を見出しなさい
・あらかじめ先の対処法を考えてポジションを持ちなさい
ということを
お伝えしました。
あなたの利益に貢献できることを
心から願っています。
それでは本日も
最後までご覧いただきありがとうございます。
よろしいですか?