トレンドラインの正しい引き方とライン引きをサポートするツール
FX
正しいトレンドラインはどちら?
突然ですが、以下の図の赤とオレンジの2本のトレンドラインのうち、多くのトレーダーが引いている正しいとされるラインはどちらだと思われますでしょうか?正解はオレンジのラインです。
但し、赤のラインも間違いというわけでは無く、右端に見える最高値の上昇が無く、2番目の高値が最高値となっている時間帯(黄色矢印のa~b)であれば、赤のラインが正しいトレンドラインとなります。
トレンドラインの正しい引き方
★下値支持線の場合、[その波の起点となる最安値]と[最高値を付ける前の安値]を結んだものです。★上値抵抗線の場合、[その波の起点となる最高値]と[最安値を付ける前の高値]を結んだものです。
上図の例では、3が最高値の間は起点と2の安値結んだトレンドラインが引けます。
3の高値を抜いた後は、起点と、3~5の高値の間の最安値となる4の安値を結んだトレンドラインとなります。
本ツールは、上図で説明したトレンドラインを正しい引き方に従って自動調整してくれる機能を持っています。
ラインが自動更新する様子
実際にラインが自動で更新される様子を動画に収めましたので、ご覧ください。ライン自動調整の具体的な動き
このツールの自動ライン調整は二つのパターンを持っています。
[POS]ドロップした第2支点位置の時間で決定する調整方法
- 下値支持線の場合
- 起点から次の点までの間にある最高値の足より以前にある二つの安値を結んだトレンドラインに調整します。
- 以下の例のように、手動で青のラインを引くと、起点から青矢印までの間にある最高値の赤チェックマークを探し、赤チェックマークより前にある二つの安値を探し、二つの安値間のラインと足が交わることが無い、赤のラインになるように自動調整されます。
- 上値抵抗線の場合
- 起点から次の点までの間にある最安値の足より以前にある二つの高値を結んだトレンドラインに調整します。
- 以下の例のように、手動で青のラインを引くと、起点から青矢印までの間にある最安値の赤チェックマークを探し、赤チェックマークより前にある二つの高値を探し、二つの高値間のラインと足が交わることが無い、赤のラインになるように自動調整されます。
※起点の価格より2点目の価格が高い場合は下値抵抗線、その逆の起点の価格より2点目の価格が低い場合は上値抵抗線として判別するようになっています。
再度自動調整したいときは、下図の赤矢印にある、2点目の頂点を移動してください。
移動先の点に合わせて自動で最高安値となる足を検索し、ラインを引き直してくれます。
トレンドラインのパラメータにある、"ラインを延長"にチェックが無い場合は、調整した2点目と起点を結んだラインになるように調整され、2点目は最高安値以前の頂点とはなりません。
つまり下図のように、青ラインを手動で引いたとすると、手を放した時間軸から起点間で赤矢印が起点の次の頂点となるように2点目が調整されます。
[Time]足確定毎に自動で第2支点を決定する調整方法
- 下値支持線の場合
- 起点から現在の時間までの間にある最高値の足より以前にある二つの安値を結んだトレンドラインに調整します。
- 以下の例のように、手動で青のラインを引くと、起点から現在の時間までの間にある最高値の赤チェックマークを探し、赤チェックマークより前にある二つの安値を探し、二つの安値間のラインと足が交わることが無い、赤のラインになるように自動調整されます。
- 上値抵抗線の場合
- 起点から現在の時間までの間にある最安値の足より以前にある二つの高値を結んだトレンドラインに調整します。
- 以下の例のように、手動で青のラインを引くと、起点から現在の時間までの間にある最安値の赤チェックマークを探し、赤チェックマークより前にある二つの高値を探し、二つの高値間のラインと足が交わることが無い、赤のラインになるように自動調整されます。
”高安値更新によるライン自動調整後、元のラインを残す”を”true”に設定している場合、ライン自動更新によって位置が変化した際に、元のラインを残すことができます。
ただし、ラインが選択状態の場合は元のラインを残す機能は無効です。(ユーザーがライン調整中に勝手に古いラインを残してしまう動作を防ぐため)
ラインの位置が更新される例
以上、ラインアシストツールの機能の目玉となるライン自動調整のご紹介でした。
アナタの裁量トレードの一助になれば幸いです。
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