鏑木 高明 『週刊 金相場展望』 2025年11月25日号
株式会社投資日報社の代表取締役社長であり、サイクル分析の大家でもある、
鏑木高明が毎週執筆を行っている金相場展望のレポートでございます。
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先週のNY金相場(期近)は前週比20.82㌦安の4,065㌦で引けた。週の高値は4,132㌦と3週間ぶりの高値を付けたものの、修正高で終わった。先週次の通り述べた「先週の反騰はここまでは典型的な修正高の様相を示したが、今週さらに先週の高値を抜ける動きが出ると、ダブルトップを警戒する必要がある」。高値は更新されず、4,000㌦は辛うじて維持したものの、先週の狭いレンジを下放れると、10月28日の安値をテストする二段下げに発展する恐れがある。
調整のフォーメーションについてはこれまで述べてきた通りトライアングルの可能性を予想する。「……1年以上のサイクルトップを付けたとみており、この場合、戻りは38~62%レンジ内に収まり、再び下落して、前の安値を更新してくると予想される。このケースでは高値から13%前後の下げが予想され、その目標は3,723㌦±77㌦となる。…
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【鏑木高明 プロフィール】
関西学院大学経済学部卒。1995年に世界的に著名な米国のマーケットアナリスト、レイモンド・メリマン氏と提携、国内初の相場サイクルとアストロロジーレポートを発行。サイクル、アストロロジーを活かした相場分析には定評がある。株式会社投資日報社 代表取締役、投資日報出版株式会社 代表取締役、日本テクニカルアナリスト協会会員、『投資日報α』編集長。
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