鏑木 高明 『週刊 金相場展望』 2025年11月17日号
株式会社投資日報社の代表取締役社長であり、サイクル分析の大家でもある、
鏑木高明が毎週執筆を行っている金相場展望のレポートでございます。
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先週のNY金相場(期近)の高値は4,250㌦も引け値は4,094.2㌦と安値引けで終わった。先週の反騰はここまでは典型的な修正高の様相を示したが、今週さらに先週の高値を抜ける動きが出ると、ダブルトップを警戒する必要がある。
先週は「戻りは4,090から4,208㌦がフィボナッチレンジ。非常に弱い相場であれば50%戻しを超えない」と述べたが、引け値はレンジ内も、高値はやや更新された。
依然として、先週述べたフォーメーションには警戒したい「2011年の如く、ダマシとして史上最高値を更新して終了したケースもあるので注意したい。もし、62%戻しを超える場合(4,208以上)はその可能性を強める」。引け値で(62%戻し)超えてくれば,ダブルトップの可能性をより警戒すべきであろう。それはまさに2011年9月に演じた相場を想起させる。
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【鏑木高明 プロフィール】
関西学院大学経済学部卒。1995年に世界的に著名な米国のマーケットアナリスト、レイモンド・メリマン氏と提携、国内初の相場サイクルとアストロロジーレポートを発行。サイクル、アストロロジーを活かした相場分析には定評がある。株式会社投資日報社 代表取締役、投資日報出版株式会社 代表取締役、日本テクニカルアナリスト協会会員、『投資日報α』編集長。
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