鏑木 高明 『週刊 金相場展望』 2025年10月20日号
株式会社投資日報社の代表取締役社長であり、サイクル分析の大家でもある、
鏑木高明が毎週執筆を行っている金相場展望のレポートでございます。
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先週のNY金相場(期近)は前週比212.9㌦高の4,213.3㌦と続伸して引けた。ただ高値は金曜日に4,392㌦と史上最高値を更新したものの、その日の安値は4,200㌦を割り込み、引け値は前日比でマイナス91.3㌦と高下激しい展開となった。週末ということもあってか、出来高増を伴っており、短期筋が利益確定に動いたようだ。海外レポートでは「記録的高値をつけた直後に金・銀先物で“heavy profit-taking(大きな利食い)”が入った」と報告されている。
さらに、 実物の需要やETF(上場投資信託)流入など「買い材料」が積み上がってきたものの、短期では「次の材料待ち」「買い手がひと休み」という観測も出ていた。インドの報道では、「祭事(Diwali)直前の買い需要が一巡しつつある」「既に上昇が急速だったため、ひとまずの押し目を作る可能性がある」と言われている。
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【鏑木高明 プロフィール】
関西学院大学経済学部卒。1995年に世界的に著名な米国のマーケットアナリスト、レイモンド・メリマン氏と提携、国内初の相場サイクルとアストロロジーレポートを発行。サイクル、アストロロジーを活かした相場分析には定評がある。株式会社投資日報社 代表取締役、投資日報出版株式会社 代表取締役、日本テクニカルアナリスト協会会員、『投資日報α』編集長。
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