ラインアシストツールの便利な機能紹介
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ラインアシストツールの便利な機能紹介
このツールは、トレンドラインのプロパティを手軽に変更したり、斜めのラインをワンタッチで水平にしたり、ライン上に触れた接点に番号を振ってラインに何回タッチしたか確認しやすくするといった機能を提供しています。商品ページはこちらにありますので、具体的な機能は商品ページのほうをご覧ください。
ところで、このツールが本当に便利なところは、トレンドラインを正しい引き方に従って自動調整してくれる機能にあります。
皆様はトレンドラインの正しい引き方はご存知でしょうか?
何となく目に見える2点の高値や安値を安易に接点としていませんか?
トレンドラインの正しい引き方とは
上の図で正しいと思う上値抵抗線は、オレンジのラインまたは白いドットラインのどちらでしょうか?
いつも自分はどんな引き方をしているか、すこし考えてみてください。
正解はオレンジのラインです。
相場に正解は無いので、正確にいうなら、世界のトレーダーが引いているラインはオレンジのラインということです。
★上値抵抗線の場合、その波の最高値と最安値を付ける前の高値を結んだものです。
★下値支持線の場合、その波の最安値と最高値を付ける前の安値を結んだものです。
この例では、1を起点として、4の最安値を付ける前の2の高値を結んだラインが正しい上値抵抗線となります。
3の高値は2の高値ラインの下にあるので、ここでは無視することになります。
そして4の後、安値を切り上げて、オレンジのラインをブレイクし、今度は逆にオレンジラインが抵抗線から支持線に変わって上昇しています。
このように、正しく引いたラインは機能し易いことが分かります。
時間が進むと更新するであろう高値安値に合わせてラインは引き直さないといけません。
マルチタイムフレームでラインを引いていると、その作業は更に大変になります。
そんな手間を省くため、ライン調整を自動化する機能がこのツールには含まれています。
ライン自動調整の具体的な動き
このツールの自動ライン調整は二つのパターンを持っています。
[POS]ドロップした第2支点位置の時間で決定する調整方法
- 下値支持線の場合
- 起点から次の点までの間にある最高値の足より以前にある二つの安値を結んだトレンドラインに調整します。
- 以下の例のように、手動で青のラインを引くと、起点から青矢印までの間にある最高値の赤チェックマークを探し、赤チェックマークより前にある二つの安値を探し、二つの安値間のラインと足が交わることが無い、赤のラインになるように自動調整されます。
- 上値抵抗線の場合
- 起点から次の点までの間にある最安値の足より以前にある二つの高値を結んだトレンドラインに調整します。
- 以下の例のように、手動で青のラインを引くと、起点から青矢印までの間にある最安値の赤チェックマークを探し、赤チェックマークより前にある二つの高値を探し、二つの高値間のラインと足が交わることが無い、赤のラインになるように自動調整されます。
※起点の価格より2点目の価格が高い場合は下値抵抗線、その逆の起点の価格より2点目の価格が低い場合は上値抵抗線として判別するようになっています。
再度自動調整したいときは、下図の赤矢印にある、2点目の頂点を移動してください。
移動先の点に合わせて自動で最高安値となる足を検索し、ラインを引き直してくれます。
トレンドラインのパラメータにある、"ラインを延長"にチェックが無い場合は、調整した2点目と起点を結んだラインになるように調整され、2点目は最高安値以前の頂点とはなりません。
つまり下図のように、青ラインを手動で引いたとすると、手を放した時間軸から起点間で赤矢印が起点の次の頂点となるように2点目が調整されます。
[Time]足確定毎に自動で第2支点を決定する調整方法
- 下値支持線の場合
- 起点から現在の時間までの間にある最高値の足より以前にある二つの安値を結んだトレンドラインに調整します。
- 以下の例のように、手動で青のラインを引くと、起点から現在の時間までの間にある最高値の赤チェックマークを探し、赤チェックマークより前にある二つの安値を探し、二つの安値間のラインと足が交わることが無い、赤のラインになるように自動調整されます。
- 上値抵抗線の場合
- 起点から現在の時間までの間にある最安値の足より以前にある二つの高値を結んだトレンドラインに調整します。
- 以下の例のように、手動で青のラインを引くと、起点から現在の時間までの間にある最安値の赤チェックマークを探し、赤チェックマークより前にある二つの高値を探し、二つの高値間のラインと足が交わることが無い、赤のラインになるように自動調整されます。
”高安値更新によるライン自動調整後、元のラインを残す”を”true”に設定している場合、ライン自動更新によって位置が変化した際に、元のラインを残すことができます。
ただし、ラインが選択状態の場合は元のラインを残す機能は無効です。(ユーザーがライン調整中に勝手に古いラインを残してしまう動作を防ぐため)
ラインの位置が更新される例
ラインが自動更新する様子
以上、ラインアシストツールの機能の目玉となるライン自動調整のご紹介でした。
アナタの裁量トレードの一助になれば幸いです。
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