MT4の反応が重いと、注文操作やチャート更新が遅れることがあります。ただし、MQL4には端末の処理速度を直接取得するAPIが無いため、体感で「なんとなく重い気がする」と感じても、それを客観的な数値として確認する手段は普段ほとんどありません。
「ECGProcessChecker」は、「計算ベンチマーク」「描画ベンチマーク」「メモリ使用率」という3つの簡易計測を自ら実行し、その場で記録するMT4専用スクリプトです。計算・描画ベンチマークはPCスペックによる差が大きいため絶対的な合否基準は設けず、一般的なPC環境を想定した参考レンジ(高速/一般的な範囲/やや遅め/かなり遅め)を添えるにとどめています。一方、メモリ使用率だけは全PC共通の目安として、90%未満は通常範囲、96%以上は要確認という現実的な閾値で判定します。良し悪しの断定はせず、数値という事実だけを渡し、対処が必要かどうかの判断はご自身に委ねる設計です。
特に役立つのは、重要な経済指標の発表前など、素早い操作が必要になりそうな場面での事前チェックです。チャートを開きすぎていたり、他の重いソフトが裏で動いていたりすると、肝心なときにMT4の反応が遅れることがあります。事前に数値を確認しておけば、必要に応じて不要なチャートやアプリを閉じるといった対策を取れます。また、「最近なんとなくMT4が重い気がする」と感じたときに実行すれば、体感だけでなく数値としての記録が残ります。定期的に実行して普段の数値と比較する習慣をつけることで、本当に重くなってきているのか、気のせいなのかを見分ける材料になります。メモリ使用率が高め、またはベンチマークがやや遅め以上の場合は、具体的な確認・対処のヒントも表示されます。
なお、計算・描画ベンチマークの数値はPCのスペックによって大きく変わるため、参考レンジはあくまで目安であり厳密な合否基準ではありません。同じPCで定期的に実行し、普段との違いを比較する使い方を推奨します。本ツールが計測するのは端末内部の処理速度のみで、ブローカーとの通信遅延(Ping)は対象外です。通信遅延を確認したい場合は別ツール「擬似レイテンシ(Ping)ストップウォッチ」を、チャート枚数やオブジェクト過多が原因の重さには「MT4過積載(メタボ)チェッカー」もあわせてご活用ください。本ツールは表示専用で発注は一切行いません。実際の対処はご自身の判断で行ってください。
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