概要
ティックボリューム(価格更新回数)とローソク足の値幅の関係から、その足で何が起きていたかを分類し、色で表示します。
一般的な出来高インジは「多い・少ない」を高さで示します。本インジはそれに加えて、「何回の更新で、どれだけ動いたか」=移動効率を測り、活動量と効率の食い違いから状態を判定します。
本インジは表示ツールです。売買シグナルは出しません。

本ソフトの特徴
1.出来高の「高さ」では分からないものを分ける
出来高の棒が高いとき、性質の異なる状態が混在しています。
一方向に大量に更新され、値幅も出た(クライマックス)
大量に更新されたのに、値幅が出ていない(吸収)
わずかな更新で、大きく動いた(真空)
棒の高さだけでは、この3つが区別できません。本インジは値幅との関係で分類し、色を分けます。
2.異常値の判定を「平均の何倍」ではなくZスコアで行う
「平均の何倍」という基準は、銘柄や時間帯ごとのばらつきの差を考慮しません。本インジは対数化したうえで標準偏差で割り、「普段のばらつきから見てどれだけ外れているか」で判定します。東京時間の静かな場面とNY時間の荒い場面を、同じものさしで扱えます。
3.平常時は沈み、意味のある足だけが色を持つ
通常の足と閑散の足は背景に近いグレーで描きます。彩度を持つのは、吸収・真空・クライマックスの足だけです。色が付いている=何かあった、という見方ができます。
4.突出した足があっても、他の足が潰れない
表示の高さに圧縮(平方根)と頭打ちをかけています。ニュース時の巨大な足が1本あっても、前後の足が読めなくなりません。突出していたこと自体は●の印が示します。
5.描画は足幅に追従
ローソク足と同じ描画方式を使っているため、チャートを拡大しても柱の間に隙間ができません。
無料で配布されている Better Volume との違い
移動効率による分類、対数Zスコアによる判定、ダーク/ライトの自動配色、圧縮表示、足幅追従の描画、×印。いずれも無料版にはありません。無料版の6色分類そのものは、Classicモードとして本インジにも含まれています。
色の一覧



×は「攻防が途切れた場所」を示す印です。押していた側が手を止めた瞬間で、その後の展開の区切りになります。方向を断定する印ではなく、句読点のように区切りの位置を示すものとお考えください。
×のしきい値は、載せた銘柄の直近5,000本から自動で決まります。既定では全バーの約2%に付きます。金でもBTCでも、出る割合は同じになります。
サブ機能の表示方法

ダイバージェンス(線と帯)
価格は高値を切り上げた(安値を切り下げた)のに、中身が伴っていない——その食い違いを2種類の方法で示します。
線は、活動量の食い違いです。価格は高値を更新したのに、ティック数は前の山より少ない。「更新したのに参加者が減っている」場面を、2つの山を結ぶ線で示します。高値側は青、安値側は赤です。
帯は、移動効率の食い違いです。価格は高値を更新したのに、その到達が前回より真空的だった(少ない更新で滑って届いた)。「更新の仕方が薄くなっている」場面を、区間の背景を塗って示します。
線が「参加者の数」を見るのに対し、帯は「動き方の質」を見ます。両方が同じ場所に出ることもあれば、片方だけのこともあります。
山・谷は左右3本で確定するため、確定に3本の遅れがありますが、その代わり後から消えたり動いたりしません。
線も帯も既定はOFFです。パラメータの「線:価格と活動量の食い違い」「帯:価格と移動効率の食い違い」を、それぞれONにしてお使いください。
壁ライン(上位足の×を価格チャートへ)
×は「そこで攻防が途切れた価格」を示します。この機能をONにすると、指定した上位足(既定はH4)で付いた×の価格に、価格チャートへ破線を引きます。
下位足を見ながら、上位足で止まった水準がどこにあるかが分かります。線は右端に小さく「BVLine」と表示され、終値で抜けると自動で消えます。時間足は指定でき、H1でもD1でも構いません。
既定はOFFです。パラメータの「上位足の×の価格に線を引く」をONにしてお使いください。

使い方
基本
チャートに載せるだけです。サブウィンドウに柱が表示されます。設定変更は不要です。
見方の目安
高値・安値を更新した足が金 → 更新したのに動けていない。伸びの根拠としては弱い
高値・安値を更新した足が白/黒 → 誰もいない場所を滑って付けた値。その水準の根拠は弱い
高値・安値を更新した足が赤/青で、金も白黒もない → 動いた分だけ更新もあった、通常の値動き
レンジ中に金が並ぶ → 押し合っている。グレーが並ぶ → 単に閑散
場面の例
上昇が続いたあと、高値を更新した足が白(真空)で付いたとします。わずかな更新回数で滑って届いた高値なので、そこを「上値の根拠」として扱うのは早い、と判断できます。その後、価格が同じ水準に戻ってきたとき、今度の足が金(吸収)なら、そこで初めて本物の売買が入ったことになります。同じ水準でも、1回目と2回目で意味が違う——それを色で見分けるのが本インジの使い方です。
カウントダウン
サブウィンドウ右下に、現在足の確定までの残り時間を表示します。残り10秒で色が変わります。
使用上の注意
売買シグナルを出すツールではありません。矢印・アラートによる売買指示はありません
FXの出来高はティックボリューム(価格更新回数)です。実際の売買量ではありません。配信元(ブローカー)によって数字が異なります
表示上の柱の高さは圧縮されています。縦軸の数値は目安であり、絶対値としての意味は持ちません
本インジは「いま何が起きたか」を見るためのもので、「次にどうなるか」を予測する性能を売りにしていません
流動性の低い銘柄・時間帯では判定が過敏になる場合があります
動作環境


収録内容(購入後)
EX5ファイル本体
導入手順(データフォルダへの配置/チャートへの適用)色と印の読み方の解説(実チャートによる例示)パラメータの説明
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