MetaTrader4のバックテストを効率的に実行するためのツールです。
【主な機能】 複数のEA、複数の通貨ペア、複数の時間を選択して一度に実行できます。
たとえば、”あるEAのバックテストを8種類の通貨ペアで3種類の時間でバックテストしたい”場合、24回のバックテストを手動で実行する必要がありますが、このツールを使用すると1回(自動的に24回)の実行で完了できます。
さらに、「一年毎に分割実行」が可能となりました。
MT4では短期トレードシステムを長期間でバックテストを実行すると、最後まで実行されない問題があります。(数年で止まってしまいます)
そのため、過去バージョンでは「停止しない期間を指定して数回バックテストを実行する必要」がありましたが、新機能「一年毎に分割実行」をチェックすることで「途中で停止しないように自動で分割実行できる」ようになりました。
また、「一年毎に分割実行」することで全体実行では見えてこない「年間の実績」も確認できます。
※TickDataSuite(TDS)と併用することも可能です。
Ver2.0.0で加えられた機能は以下のとおりです。
1.スプレッド設定の追加
2.一年毎に分割実行
3.MetaTrader4 Build600以降対応
※Build600未満でのご利用は動作対象外となります。
Ver2.2.0よりバックテスト対象通貨ペアの追加・変更・削除ができるようになりました。
☆Ver2.4.0で追加された機能は以下のとおりです。
1.通貨ペアの全チェック機能の追加
2.テンプレートによる設定値の保存、読み込み機能の追加
☆Ver3.0.1で追加された機能は以下のとおりです。
1.同時起動の最大数が4個から24個になりました。
2.テンプレートの幅を広くしました。
3.データフォルダの設定が不要になりました。(インストールフォルダを設定すると、データフォルダを自動設定します)
4.バックテスト終了時にバックテストにかかった時間が表示されるようになりました。
☆Ver3.1.0で追加された機能
1.最適化のパラメーターが確認できるよう、「バックテスト終了時にMT4をシャットダウンしない」を追加
☆Ver3.2.0で追加された機能(2023年9月15日追記)
1.バックテスト結果画面を追加。バックテストレポートへのアクセスを簡単にできるようにしました。
☆Ver3.3.0で追加された機能(2023年9月26日追記)
1.バックテスト結果画面から「バックテスト分析」ができるようになりました
インストール方法は同梱の説明書を御覧ください。
以下は、インストール後のご利用方法ついてにご説明です。
1)インストールされるとEAの一覧が表示され、バックテストしたいEAが選択できるようになります。
※Ctrlを押しながらクリックすることで複数選択できます。
2)実行したい条件を選択してバックテスト実行をクリック
通貨ペア(複数選択可)、時間(複数選択可)、モデル(EveryTick/ControlPoint/OpenOnly)、最適化の有無、期間の指定、一年毎に分割実行の有無、結果の上書き有無、スプレッド(手入力可)を指定して「バックテスト実行」ボタンをクリックします。
実行ボタンを押すとMetaTrader4が起動してバックテストを開始します。
※EAの設定(パラメータ)はMetaTrader4の起動時に指定されている設定値を使用します。任意の設定ファイルを読み込ませたい場合には後述の高度な設定「起動時に設定ファイルを読み込ませる」をご覧ください。
※全チェックボタン(Ver 2.4.0にて追加)
全チェックにチェックすると通貨ペアのすべてにチェックが付与されます。全チェックを外すと通貨ペアのすべてのチェックが解除されます。
※「時間毎に設定ファイルを変える」につきましては「MT4BackTesterの高度な設定」で解説しております。
※「バックテスト終了時にMT4をシャットダウンしない」は最適化を行った場合に、MT4のレポートではパラメーターの確認ができないため、MT4の画面で確認する際に使用します。
3)バックテスト終了確認
バックテストが終了すると「バックテストが終了しました。実行結果を表示しますか?」というメッセージが表示されます。
「はい」をクリックすると結果画面が表示され、「いいえ」をクリックするとメッセージが閉じます。
4)バックテスト結果画面
バックテストをしたEA名、通貨ペア、時間とMT4が出力したレポートファイルがフルパスで表示されます。
確認したい結果をダブルクリックするとブラウザが開いてMT4のレポートが表示されます。
結果が出力されているフォルダをエクスプローラで開きたい場合には右端の...ボタン
をクリックしてください。
5)結果分析画面(結果画面で「分析」ボタンをクリック)
バックテスト結果を分析し、BUY/SELL別損益、年別損益、月別損益、曜日別損益、日別損益、時間別損益、曜日・時間別の損益を表示します。
6エクスプローラで開いた場合(結果画面で...ボタンをクリック)
出力結果はMetaTrader4で「レポート」を「保存」したものと同じです。
ファイル名はEA名_通貨ペア+時間.html(.gif)になります。
(一年毎分割実行の場合、最後に_yyyy(年)が付加されます)
【通貨ペアの追加・変更・削除】
初期値の通貨ペアに過不足がある場合や通貨ペアシンボルの変更が必要な場合には「通貨ペア設定」画面から変更できます。
通貨ペア設定画面が起動しますので、お好みの設定に書き換えてください。
なお、空欄にした場合にはチェックボックスも非表示になります。不要なチェックボックスは空欄にして隠すこともできます。
【テンプレートの保存と読込、削除(Ver2.4.0にて追加)】
よく使う設定を「テンプレート」として保存することができるようになりました。
まず保存したい「よく使う設定」を入力します。例として通貨ペアはUSDJPY、EURUSDにチェック、時間はM15とH1、期間は2020年1月1日から2022年1月1日としました。
次にテンプレートに任意の名前をつけます。わかりやすく、かつ短い名称をつけてください。文字数制限はございませんが、リストには全角で16文字程度(半角で18~24文字程度)しか表示されません。
保存ボタンをクリックすると、入力内容が保存されます。
保存したテンプレートを適用したい場合には、「テンプレート」から「保存したテンプレート」を選択し、読込ボタンをクリックしてください。
不要なテンプレートは削除することができます。「テンプレート」から「削除したいテンプレート」を選択し、削除ボタンをクリックしてください。
【MT4BackTesterの高度な設定】
同時起動数設定
複数のMetaTrader4を同時に起動することでバックテストを高速化する機能です。
上級者向けの設定ですので操作に慣れてからご利用いただくことをおすすめいたします。 (詳細は同梱の説明書を御覧ください)