Market Structures MT5
スマートマネーコンセプト(SMC)のフレームワークに基づいてマーケット構造を可視化する強力なMetaTrader 5インジケーターです。ピボット検出、構造ブレイク(BOS)、マーケット構造シフト(MSS)、フェアバリューギャップ(FVG)などの機能を備え、プロフェッショナルなマーケット分析をサポートします。
マーケット構造をプロフェッショナルな精度で可視化します。
プロの視点を、あなたのチャートに。
Market Structures MT5 は、近年世界中のプロトレーダーや機関投資家の間で標準となりつつある分析手法「スマートマネーコンセプト(SMC)」を、MetaTrader 5上で強力に支援するインジケーターです。
複雑なマーケットの動きを「構造(Structure)」として捉え、トレンドの継続や転換点、そして価格が反応しやすい重要なエリアを自動的に可視化します。これにより、あなたはチャートのノイズに惑わされることなく、マーケットの「本質」を見抜くことができるようになります。
主な機能
1. スイングハイ、スイングローの表示
チャートの値動きを分析し、短期的な高値と安値であるスイングハイ、スイングローのローソク足にラベルを表示します。
スイングハイ、スイングローとは、価格が一時的に高値・安値を付けた後、明確に反転した「確定した高値・安値」を指します。単なるヒゲ先や一時的な価格変動ではなく、市場参加者の意思が表れた重要な転換点であり、SMCにおける市場構造分析の基礎となります。スイングを正しく把握することで、トレンドの継続や転換、流動性の所在を客観的に判断することが可能になります。
スイングハイ、スイングローのラベルは、
- HH (Higher High)
- HL (Higher Low)
- LH (Lower High)
- LL (Lower Low)
- EH (Equal High)
- EL (Equal Low)
の6種類が表示されます。
HH(Higher High)、HL(Higher Low)、LH(Lower High)、LL(Lower Low)は、スイングハイ・スイングロー同士を比較して市場構造を定義する概念です。HHとHLが連続する状態は上昇トレンド、LHとLLが連続する状態は下降トレンドを示します。これらの構造変化を追跡することで、トレンドの継続性や崩れ(BOS・MSS)を視覚的かつ論理的に把握することができます。
EH(Equal High)、EL(Equal Low)は、一つ前と同じ価格で形成されたスイングハイ、またはスイングローを表します。これらは買い手・売り手のストップ注文が溜まりやすい流動性ポイントであり、ブレイクや反転が発生しやすい重要な価格帯としてSMCで重視されます。
2. BOS(Break of Structure)、MSS (Market Structure Shift) の表示
SMC のマーケット構造の概念におけるトレンド発生やトレンド転換を表す BOS(Break of Structure) 及び MSS (Market Structure Shift) のイベントをチャート上に表示します。
BOS(Break of Structure)
BOS(Break of Structure) とは、スイングハイまたはスイングローといった重要な市場構造が、トレンド方向へ更新される動きを指します。これはトレンドの継続を示すシグナルであり、機関投資家のポジション構築が進行している可能性を示唆します。
Ver.1.3 追加機能 ヒゲでBreakと判定する設定を有効にしている際、ヒゲでBreak後に反転(例えば、ヒゲでlowをBeakした後反転し最終的にローソク足が陽線になる)した場合、BOSのラベルの代わりにSWP(Sweep)のラベルを表示するように設定することも可能です。MSS (Market Structure Shift)
MSS(Market Structure Shift)は、これまで維持されていた市場構造が反対方向へ破壊される現象で、トレンド転換や大きな調整の初動として注目されます。両者を正しく区別することで、相場の局面判断精度が大きく向上します。
内部構造・外部構造における BOS / MSS の考え方
SMCでは、市場構造を「外部構造(External Structure)」と「内部構造(Internal Structure)」に分けて捉えます。外部構造は上位足で形成される主要なスイング構造であり、相場全体のトレンド方向を示します。この外部構造におけるBOSは、トレンド継続を示す強いシグナルであり、MSSは中長期的なトレンド転換の可能性を示唆します。一方、内部構造は調整や押し戻しの過程で形成される下位足の構造で、内部BOSは一時的なモメンタム変化、内部MSSはエントリータイミングを探るための初期サインとして活用されます。両者を区別して把握することで、相場の方向性と精度の高いエントリーポイントを同時に判断することが可能になります。
マーケット構造を用いたエントリーへの落とし込み
エントリー判断では、まず上位足の外部構造から相場の方向性を特定します。外部構造でBOSが発生している場合はトレンド継続を前提とし、MSSが確認された場合は転換局面として警戒します。その後、下位足の内部構造に注目し、外部方向と一致する内部MSSや内部BOSの発生を待つことで、エントリー精度を高めます。これにより、単なる価格反発ではなく、市場構造に裏付けられたタイミングでのエントリーが可能となり、無駄なトレードを抑制しつつ、リスクリワードに優れた取引を実現します。
マーケット構造を用いたエントリー判断の手順
- 上位足の外部構造を確認し、相場の大きな方向性(上昇・下降)を把握。外部構造でBOSが発生している場合はトレンド継続、MSSの場合は転換局面として認識
- 下位足に切り替え、外部構造の方向と一致する内部構造の変化を待機。内部MSSや内部BOSの発生をエントリー準備のサインとして利用
- FVGなどSMCにおける他の根拠と合わせてエントリーを判断し、感情的な判断を排除
3. フェアバリューギャップ (FVG) の表示
フェアバリューギャップ (FVG)を検出し、チャートに表示します。
FVG(Fair Value Gap)とは、急激な価格変動によってローソク足間に生じる価格の不均衡領域を指します。これは買い手と売り手の取引が十分に行われなかったゾーンであり、機関投資家による強い注文が入った痕跡と考えられます。SMCでは、価格が一度離れたFVGに再び戻る動きが発生しやすいとされ、押し目・戻りの有力な候補として注目されます。市場構造と組み合わせることで、エントリーや利確ポイントの精度を高めることが可能になります。
Ver.1.3 追加機能 IFVG (Inverse FVG)の表示もサポートしました! Inverse FVGは、通常のFVGが無効化(Invalidation)された結果、そのゾーンが逆方向のサポート・レジスタンスとして機能するように なった状態のFVGを指します。Inverse FVGの表示有無、不透明度や背景色のスタイルはFVGと 独立して設定できます。パラメータ設定
トレーダーごとのスタイルに合わせて、細かな設定が可能です。
- ピボット検出の感度調整: 左右のバー数を指定することで、短期的な波形から長期的な波形まで、分析したい時間軸に合わせて調整できます。
- ブレイク判定の基準: 構造のブレイクを「ローソク足の実体(Body)」で判定するか、「ヒゲ(Wick)」を含めて判定するかを選択できます。より確実なブレイクのみを採用したい場合は実体判定が有効です。
- 表示スタイルの設定: ピボットのラベルの色、BOS及びMSSのラベルと線の色、線の種類、FVGのBullish FVG, Bearish FVG、Mitigated FVGの色をカスタマイズ可能です。
パラメータ一覧 ()内の値は初期値です。 Swing High/Lowピボット設定
- Swing High/Lowを表示する (true)
- 左側のローソク足探索本数 (3)
- 右側のローソク足探索本数 (3)
Swing High/Lowピボットスタイル - Swing High文字色 (Yellow) - Swing Low文字色 (Cyan) BOS/MSS 設定 - BOS/MSSを表示する (true) - ローソク足終値でBreak判定 (true) Breakの判定を終値で行うか、ヒゲで行うかの設定です。 - ヒゲBreak後反転のMSSをSWPと表示 (false) Breakの判定をヒゲで行う設定のとき、ヒゲでBreakが発生したあと終値の方向が逆になったBOSイベントをSweep発生とみなし、BOSの代わりにSWPのラベル表示します。Sweep判定は機械的に行うもので、あくまでチャート分析の補助的なものであることをご理解下さい。 BOSスタイル - BOSライン色 (Silver) - BOSライン種類 (SOLID) - BOSライン幅 (1) - BOS文字色 (Silver) MSSスタイル - MSSライン色 (Orange) - MSSライン種類 (SOLID) - MSSライン幅 (1) - MSS文字色 (Orange) SWPスタイル - SWPライン色 (DeepSkyBlue) - SWPライン種類 (SOLID) - SWPライン幅 (1) - SWP文字色 (DeepSkyBlue) FVG設定 - FVGを表示する (true) - FVG最大履歴保持数 (100) - 各FVGの最大長(日数) (30) 下位足のチャートでかなり以前に発生した広範囲なFVGが画面を覆い尽くすのを回避するため、描画されるFVGの最大長を日数で指定可能です。0を指定すると制限なしとなります。あくまで描画が制限されるだけで、FVGの履歴自体には影響はありません(スクロールバックで戻れば再度描画されます)。 - ローソク足終値でIFVGへ反転 (true) IFVGへの以降の判定をローソク足のヒゲで行うか実体で行うかの設定です。デフォルトではFakeoutを考慮し終値(ローソク足実体)で判定となっております。 - ローソク足終値で(I)FVG消去 (false) IFVGまたはIFVG非表示の場合FVGが、完全にfillされ無効になったかどうかの判定に、ローソク足のヒゲで行うか実体で行うかの設定です。デフォルトでは以前のバージョンとの互換性からヒゲで判定となっております。 - FVG描画方式 (Bitmap描画方式) FVGブロックの描画方式を指定します。Bitmap描画方式は不透明度が選択可能なため、Legacy方式に比べてチャートが見やすくなるようにFVGブロックの存在感をカスタマイズ可能です。ただし、Legacy(Object)描画方式に比べてスクロール追従性がやや劣り、システムへの負荷も高めです。Legacy方式はFVGブロックを標準描画オブジェクトとして描画するためスクロール追従性が高いですが、不透明度が選択できず、他のオブジェクトと重なった領域は背景色が反転しチャートが見にくくなる場合があります。見やすさ優先かスピードとシステム負荷優先かで最適な描画方式をご選択下さい。 - FVG不透明度(0-100) (50) - Bullish FVG色 (Lime Green) - Bearish FVG色 (Red) - Mitigated Bullish FVG色 (Green) - Mitigated Bearish FVG色 (FireBrick) IFVG設定 - IFVGを表示する (true) - IFVG不透明度(0-100) (30) - Bullish IFVG色 (Medium Turquoise) - Bearish IFVG色 (Pink) - Mitigated Bullish IFVG色 (Teal) - Mitigated Bearish IFVG色 (HotPink) デバッグ用設定 問題発生時のデバッグ用設定項目です。通常使用時は設定を変更されないようお願いいたします。 - ログレベル (INFO) - デバッグ用フック (なし) - 履歴逐次読み込みモード (false)
こんな方におすすめ
- 裁量トレードの精度を上げたい方: ルールベースの構造認識で判断の一貫性を強化。
- エントリー根拠を明確にしたい方: BOS/MSSとFVGの組み合わせで根拠を可視化。
- チャートのノイズに疲れた方: 重要な転換点と反応ゾーンを自動表示。
Market Structures MT5 を使って、日々の分析に一貫性と根拠を加えてみてください。
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