3/1 インフレは問題なし
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昨日のPCEデフレーターは市場予想通りの結果となりCPI・PPIですでにやや強く出ることはわかっており前年比では減速を示しているため事実売りとなりました。失業保険申請件数もやや上振れたことも米ドル売り米金利低下を促したと考えられます。
またPCEを受けた後デイリー総裁の発言があり主な内容は下記の通り
・インフレ率2%まで金利を維持することは避けたい
・1月のPCEはインフレが低下傾向にあるという見方を変えるものではない
・雇用の伸びが鈍化すると予想
・政策を緩和するには雇用の伸びの鈍化を確認する必要がある
・現時点で今年3回の利下げは正しいと感じる
とCPI発表後の高官発言の時もそうでしたが結局紆余曲折しながらインフレ目標へ向かうとし、インフレは低下の見方を高官たちは変えていないということとなります。
発表後米金利は低下しましたが大きく押し下げたわけでもなくレンジが続いています。
ここのところ起債が続いていることもあり社債価格の上値が重たいことも米国債買いに歯止めがかかっている一因と考えられます。
上値も重たいので一段上に来ることは現状ではないと思われ、来週以降の労働市場の動向がカギとなりそうです。本日のISM製造業指数は先行指標が軒並み改善を示していることからも市場予想通り改善が示されています。
ISM製造業景況指数と連動を見せてきた台湾輸出受注も大幅に改善
NY連銀製造業景気指数、フィリー指数も改善しており期待がかかる状況です
また本日発表の台湾PMI、韓国輸出(半導体)の結果も比較的良好で改善の可能性は高いです。
◇為替
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