NLAuto_Gaitame_USDJPY_Ver1.2｜ニュース耐性×時間圧縮で“守りながら増やす”USDJPY専用EA

最大の特長は、重要指標の前後を自動で避ける“ニュースロック”と、時間経過に応じてSL/TP幅を段階的に縮める“時間圧縮リスク管理”。
急変動の被弾を抑えつつ、ATR×倍率の合理的な利確/損切り、BE（建値保全）＋トレーリングで利益を残します。エントリーは短期/長期MA×RSIの整合で精度を高め、リスク％に応じた自動ロットまたは固定ロットを選択可能。**両建て（ブローカー許容時）**にも対応し、スキャル〜デイトレで機動的に稼働します。

外為ファイネストMT5によるヒストリー品質1*0％での2年間のバックテスト結果

上図は2023年9月1日～2025年9月21日までのヒストリー品質1*0％外為ファイネストMT5を使用したバックテスト結果

EA名：NLAuto_Gaitame_USDJPY_Ver1.2

初期証拠金：100万円

PF:0.00（2年間で144戦144勝0敗）

RF:6.22

DD:16.15%

ロジック概要

• トレンド×モメンタム合成：短期MAと長期MAの優位性＋RSI閾値で、過剰逆張り/順張りの偏りを抑制。

• 出口の合理化：ATR×倍率でSL/TPを初期設定→時間経過ごとに幅を×Rate%で段階縮小し、長期保有の含み損拡大や利確遅れを抑えます。

• 利益保全：一定の含み益でBE発動、以後はトレーリングで引き上げ。

• 追加エントリー（任意）：SLまでの残距離が指定％以下で倍率ロットを追加し、優位局面を圧縮攻め。

• ニュースロック：指定の重要度（★/★★/★★★）と発表前後◯分を自動回避。必要なら発表時間内の保有を自動クローズ。

主なパラメータ（既定値と推奨目安）

• ATRMultiplier=61：SL/TP 幅＝ATR×倍率（相場ボラに追従）

• Fast/Slow MA=84 / 960, RSI=69, Overbought/Oversold=67/35, TimeFrame=M30

• RiskPercentage=10%：口座残高×リスク％で自動ロット（固定ロットへ切替可）

• BE：ブレイクイーブンActivation=81pips / Confirm=100pips

• トレーリング：95pips（利益伸ばし）

• 時間圧縮：Interval=1740分（約29時間）, Rate=80%（各ステップでSL/TP幅を×0.8で縮小する新機能搭載）

• ニュース：重要度=★★★, 前後=60/60分, 時間内クローズ=ON（重要指標のデフォルトで60分前に新規エントリー禁止・その際にポジションがある場合は強制決済・指標後60分後から新規エントリー許可）

• 追加エントリー：（任意）SlRatio% 到達で Lot×倍率 を追加

使いどころ

• 雇用統計や要人発言の“地雷”を踏みたくないUSDJPYトレーダー

• 保守的にリスクを抑えつつ、勝ちを積み上げたいスキャル〜デイトレ運用

• 指標前後の停止/クローズまで自動化して、放置運用の安定度を高めたい方

アピールポイント

• ニュース耐性で大負けの芽を事前に遮断

• 時間圧縮＋BE/TSで**“含み益を利益へ”を機械的に実行**

• 自動ロットで資金量に合わせた一貫リスク管理

• 両建て対応（ブローカー仕様に準拠）・最適化/バックテスト容易

※本EAは将来の利益を保証するものではありません。市場状況に応じたパラメータ最適化と適切なリスク設定を推奨します。

なぜニュースは危険か（市場マイクロ構造）

• 流動性が一瞬で薄くなる：板がスカスカ→スプレッド拡大・気配の飛びが発生。

• 価格の“飛び”：ティックが抜けるギャップで、逆指値やSLが想定外価格で約定（滑る）。

• アルゴの初動：高速アルゴが一気に取りに来る→フェイクブレイクや往復ビンタになりやすい。

具体的な被害パターン

1. スプレッド拡大 　例：USDJPYが平常0.2–0.4p → 指標前後で2–10p以上。成行/逆指値は即コスト増。

2. スリッページ（逆指値・SLの悪化約定） 　1ロット（100k）USDJPYで10p滑る＝約1万円の余計な損失。

3. ギャップ約定 　価格が飛んで指値・逆指値が“飛び越え”、希望価格で約定しない。

4. リクオート/約定拒否 　最大許容スリッページを超えて注文エラー→入り直し時はさらに不利。

5. 強制ロスカット誘発 　急変で評価損が急拡大、証拠金維持率が急低下。

6. 誤作動/過剰約定 　高波形のヒゲで連続約定→すぐ反転して損切りの連鎖。

7. 相関崩れ 　普段の逆相関/正相関が壊れ、ヘッジが効かない。

8. ブローカー仕様変更 　「ニュース前はClose Only」「ストップレベル拡大」「証拠金率一時引上げ」等の一時ルールで戦略が崩れる。

よくある勘違い

• 「指標は大きく動く＝儲かる」→方向とタイミングを外すと即死。

• 「SLがあるから大丈夫」→**ギャップでSLが“通過”**し、想定より大きく負ける。

• 「スキャルなら逃げ切れる」→約定遅延＋広スプレッドでエッジが消える。

実務対策（裁量・EA共通）

• 取引停止ウィンドウ：重要度（★/★★/★★★）に応じて発表前後に停止（例：前60分/後60分）。

• 保有整理：発表跨ぎは建玉を軽く、もしくは全クローズ。（デフォルト全決済）

• リスク％縮小：指標日はロット半減や最大損失上限を下げる。

• 逆指値の質：成行SL前提で、滑りコストも損益計算に織り込み。

• ボラ連動：ATR連動SL/TP、トレーリングで過度な引っ張りを抑制。

• カレンダー整合：タイムゾーン/夏時間ズレに注意（サーバー時刻基準で管理）。

• ブローカー告知：指標日前の一時的ルール変更（証拠金率・最大数量等）を都度確認。

• インフラ：低遅延VPS・安定回線で約定遅延や切断リスクを低減。

NLAuto_Gaitame_USDJPY_Ver1.2で落とし穴完全回避！

• 経済指標フィルター：EconomicFilter=true、重要度はEconomic3(★★★)以上、EfStartTime/EfEndTimeを60–90分に調整。（デフォルト60分）

• 時間圧縮：RiskReductionInterval=1740、RiskReductionRate=80で長時間保有のリスク縮小。

• BE/TS：EnableBreakEven/EnableTrailingStop=trueで含み益の利益化を自動化。

• 追加エントリー：AddEntryはニュース週はOFF推奨。（デフォルトOFF）

経済ニュースは**「方向」よりも「約定品質リスク」が致命傷になりやすいイベントです。
事前の停止・縮小・撤退ルールをシステムに組み込むことで、“踏まない・伸ばす・早く畳む”を自動で徹底でき、ドローダウンの頻度と深さ**を同時に抑えられます。

MT4で経済ニュース回避が困難だった理由

MT5は「公式の経済カレンダーAPI（Calendar系関数）」が標準搭載、MT4は“公式APIが無い”ため外部依存になり、実装も保守も難しかった──これが差の本質です。

何が違うのか？

MT5（容易）

• 公式API：CalendarValueHistory / CalendarEventById / CalendarCountries などで重要度・通貨・時刻を直接取得

• 時刻整合：サーバー時刻とDSTを端末側で整合済み

• 絞り込み：重要度（★/★★/★★★）、前後◯分などをコードで即フィルタ

• 保守性：データ源が公式・一貫フォーマットなので壊れにくい

MT4でニュース回避が難しい理由

• 公式APIなし：WebRequest＋外部サイトや独自CSV/インジに依存

• 設定依存：WebRequestには許可URLの手動登録が必要、環境で失敗しがち

• 形式バラバラ：サイトごとにJSON/HTML/CSVの仕様違い→パーサー実装・破損対応が必要

• 時刻ズレ：サーバー時刻・ローカル・UTC・DSTの補正を自前実装

• 信頼性：サイト側のレート制限・変更・停止で即死、保守コスト大

実務インパクト

• 実装時間：MT5は数十行で完結、MT4は取得・解析・タイムゾーン補正まで必要

• 安定性：MT5は壊れにくい／MT4は外部変更で壊れやすい

• 再現性：MT5はバックテスト/運用で同じ判定を再現しやすい

補足：MT4でやるなら

• 重要イベントの手動カレンダー停止（EA側フラグ）

• 外部インジ・スクリプト連携時はURL許可・DST補正・例外処理を厳格に

• 代替としてボラ指標（ATR等）での自動停止も併用

要するに、MT5は“公式データに直接つながる設計”だから簡単かつ堅牢、MT4は“外部を寄せ集める必要”があり脆い、ということです。