水平線の彼方　V1

■はじめに 私は3年前よりEAの作成を始めました。 当時、私がFXに使える資金は20万円程度でしたが、今ではその資金は1000万円を超えました。 一定の節目を迎えましたので、自ら使ってきたEAのうちの１つを公開するものです。 本EAの名称は「水平線の彼方」です。 優位性の高い特定の水平線をブレイクした場合にエントリーすることから、また、みなさんがまだ見ぬ成功の彼方へ辿り着くことを願って、この名称を付けました。 少し気取りすぎかもしれません。 プロフィットファクターは1.3超。100万円の元手でレバレッジ１倍程度の運用した場合、年の収益はおよそ20万円程度になります。 ブローカーにもよりますが、この数値は実際の運用でもほとんど変わることはないと思います。 ドローダウンの低さ、損小利大でありながら中程度の勝率（40%）を維持していることや、複利運用した場合の収益性の高さも、本EAの魅力だと思います。 （プロフィットファクター、複利運用時の収益等については、この先で詳述します。） ■本EAについて ○エントリー 過去10年超のデータから、統計的に優位なポイントでエントリー。 損失の発生が一定以上だと見込まれる場合には、エントリーを見送ります。 おおむね１日に１～２回程度、年間500回程度エントリーします。 ○エグジット 日本時間５時にエグジットします。 この時間帯にトレンドが終了・転換することが多いためです。 ○損切、利益確定及び勝率 損切幅は限定的で、平均20pips程度で損切を実行します。 一方、利益確定幅は大きく、平均40pips程度で、しばしば200pipsを超える値幅で利益確定を実行します。 一般に、損切幅が少ないほど勝率は低くなりがちですが、本EAは中程度の勝率を維持します（約40%）。 ○取引回数 日に１～２回程度、トレードします。 優位性の低い場合には、トレードを見送る日もあります（週に１日程度）。 取引回数の多さから、バックテストの結果が信頼に足ることが分かると思います。 （一般に、バックテストにおける取引回数が多いほど、バックテストにおける結果が、実際の取引にも反映されることが多いためです。） ○その他 ・ナンピンなし ・マーチンゲールなし ・最大保有ポジション数：１ ・両建てなし ■バックテスト結果 ○単利運用（直近5年間） 直近5年間の単利運用（ロット数を固定しての運用）の場合の結果です。 パラメーターの設定は下記の通りです。 ・初期証拠金：10,000通貨 ・複利：false（単利運用） ・ロット数：0.5ロット（レバレッジ5倍程度の運用） ＜直近5年間バックテスト結果（単利運用）＞ ・資金の変化：10,000通貨→57,000通貨 ・プロフィットファクター：1.34 ・最大ドローダウン：7.73% レバレッジの高さにもかかわらず、ドローダウンが低水準であることが分かります。 ＜各年度の運用結果＞ 直近5年間における、各年度の運用結果（バックテスト）は、下記の通りです。 設定は上記と同様です（初期証拠金：10,000通貨、単利、0.5ロット）。 トレンド相場の方が利益は大きくなるものの、レンジ相場であっても一定の利益があるのが本EAの特徴です。 ○複利運用 直近5年間の複利運用の場合の結果です。 パラメーターの設定は下記の通りです。 ・初期証拠金：10,000通貨 ・複利：true（複利運用） ＜レバレッジ：２＞ ・プロフィットファクター：1.26 ・資金の変化：10,000通貨→56,516通貨 ＜レバレッジ：３＞ ・プロフィットファクター：1.23 ・資金の変化：10,000通貨→124,101通貨 ＜レバレッジ：４＞ ・プロフィットファクター：1.20 ・資金の変化：10,000通貨→256,485通貨 プロフィットファクター・勝率ともに中程度以上ですので、複利運用にも適したEAだと言えると思います。 ■取引イメージ 取引イメージは下記の通りです。 日本時間午前10時から翌午前４時の間で、優位性が高いと思われるタイミングにエントリーをします。 利益確定は午前5時に行います。 ■販売数 1,000本 販売数を限定するのは、手法の優位性を維持するためです。 ■パラメーターの設定 ○マジックナンバー 初期値：170812 このEAを識別するための番号です。 他のEAと異なる番号を付してください。 初期値が他のEAと異なる場合、特に変更する必要はありません。 ○複利 初期値：false falseの場合、単利で運用し、「ロット数」の項目で設定したロット数で取引をします。 trueの場合、複利で運用します。この場合、「レバレッジ」の項目で、取引口座の余剰証拠金額のうちのどの程度の割合で運用するかを指定する必要があります。 ○レバレッジ 初期値：2 「複利」の項目でtrueを選択した場合、本項目を設定する必要があります。 この項目では、取引口座の余剰証拠金額のうちのどの程度の割合で、トレードするかを指定します。 例えば、余剰証拠金額が10,000通貨（10,000ドル）の場合、下記の数量でエントリーします。 レバレッジ＝1　→　10,000通貨でエントリー レバレッジ＝2　→　20,000通貨でエントリー …… レバレッジ＝10　→　100,000通貨でエントリー 複利運用した場合のトレード成績（バックテスト）は、上記「バックテスト結果」の通りです。 ○ロット数 初期値：0.1ロット 「複利」の項目をfalseにした場合に設定する項目です。 この項目ではロット数（エントリーする資金量）を指定します。 初期値は0.1ロットです。通常のFXサービスの場合、１ロットあたり10万通貨ですから、0.1ロットは1万通貨ということになります。 ○スリッページ 初期値：3pips スリッページがこの値以上の場合、エントリーしません。 たいていのブローカーでは、この設定のままで良いと思います。 ○トレード開始時刻・トレード終了時刻・エグジット時刻 初期値はそれぞれ下記の通りです。 トレード開始時刻：4 トレード終了時刻：22 エグジット時刻：23 MT4の時間がGMT+3（夏時間）／GMT+2（冬時間）の一般的なブローカーの場合は、上記の設定のままで問題ありません。 MT4の時間が上記と異なる場合には、下記「その他」内「時刻設定表」の通り、設定を変更してください。 ○Key Factor 初期値：50 本EAの鍵となる変数の値を指定するための項目です。 ここ数年の相場の場合、設定値＝50の場合、利益が最大となります。 相場環境が多少変動する分には、本設定を変更する必要がありません。 相場環境が大きく変動する場合には、本設定を変更する必要が出てくる可能性もあります。 変更の必要がある場合、本サイト内のコミュニティまたは私のウェブサイト・SNS等でお知らせします。 ■その他 ○時刻設定表 ○質問への回答について 申し訳ありませんが、原則、個別の質問に回答することはいたしません。 仕事の都合上、対応できる時間がかなり限られているためです。 ただ、コミュニティ等で質問をいただいた場合で、頻繁に質問のされる事項のある場合には、「よくある質問」といったPDF等を作成のうえ、公開する予定です。 予めご了承ください。 ○EA作成者 東京大学卒業。 EA制作歴は3年。EA作成数は100本超。 作成開始当初の資金は20万円。今では1,000万円を超す。 一軍EAは3本。二軍も3本。今回公開したEAは……。 いずれにせよ、順次公開していきます。 本業：FX、執筆業、団体職員 ○マニフェスト 年々、日本の景気は落ち込むばかり。 しかし、我々日本人よ、このまま貧乏になってなるものか。 私は、良いEAを作り、みなさんに公開し続けられるよう努めます。 また日本に裕福な時代が帰ってくるよう、私は努力をし続けます！ 今後、ウェブサイト等でEAの制作方法、FXの取引手法等を公開していく予定です。 ウェブサイトはまだありません。作りましたら、コミュニティ等で告知します。 今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。