知識ゼロからスタートするFX 『BidとAsk、スプレッドって何?』
BidとAsk、スプレッドって何?
久方ぶりです。fx-on、永吉です。
知識ゼロから始めるFXも、どうにか第二回を迎えることができました。
今日は取引をするに当たって避けては通れぬ要素を解説します。
所要時間は、たったの5分!
を目指しています。
そもそも、何かにつけて専門用語が多いのが為替の世界……いえ、どんな世界でもそうですね。
もう少しわかりやすくしてくれれば新規参入も増えるだろうに、なんだってそれをしないのか。
まぁ私の感想は置いておきまして。
今日のテーマはBidとAsk、そしてスプレッドというものになります。
BidとAskは、いわゆる『売り』『買い』をそれぞれ示しています。
Askは聞いたことのある英単語ですね。『買いたい』と思ったときには相手に売ってくれよと『求める』ことから。
Bidは……こちらは聞き覚えがないですが、意味としては『値を付ける』ということになります。
『売りたい』ので現在の自分の保有するポジションに『値を付けて』市場に送り出す、ということでしょうか。
ふむふむ、なるほど。
それほど難しくはないけど、なぜこれを理解することが必須なのか。
そこのところが、実は次に説明するスプレッドにかかってきます。
スプレッドとは、BidとAskの間にできる価格差のことを言います。
いきなり何を言っているのかと思いましたか?
あくまで同じものを扱っているのに、価格差なんてできるはずない?
いえいえ、実はここでできる価格差こそが、証券会社に我々が支払う手数料ということになるのです。
銀行の振込み手数料みたいなものです。
この手数料が付け加えられることによって、相場にはBidとAskという2種類の価格が存在するのです。
本来のプレーンな価格から、売ろうとした場合の手数料を予め引いた値がBid。
同じく買おうとした場合の手数料を加えた値がAskということになります。
簡単に言えば、売ろうとした時にはより安く、買おうとした時にはより高い価格で取引を行うことになるわけです。
つまり、ポジションを持った瞬間、すでにマイナスが発生した状態で始まるのがFXということです。
そうです。何も考えずにやっていても勝敗は五分五分……ではないのです。
この若干の手数料による差、スプレッドによって不利が生じるわけです。
しかし、ここに文句を言うのはお門違い。
我々は業者さんのツールを利用させてもらってる立場ですので、甘んじて受け入れ、それを補えるようにトレードをすればいいのです。
さて、トレードの初歩の初歩として説明させていただいたBidとAskのお話。
これらをちゃんと把握していないと危ないということが、改めて理解していただければ幸いです。
それでは、また次回。
次は円高とかドル安といった単語の違いについて説明させていただきますね。