日本語

出島昇の一言メッセージ

■■■ NYダウからみた日経平均8000円割れのシナリオ ■■■ ・・・NYダウ売転換、年内の手仕舞いが基本・・・ 12/23(火)に▲100ドルの8419ドルとなって、11/24(月)に8443ドルで短期の買転換が出現して以来1ヶ月ぶりの「ろあ売」という売法則が出現しました。いき売(斜線切り)を入れますと売転換という形になります。日足でみると、12/16(火)にFRBが0.75%の利下げを行ってゼロ金利政策を打ち出し、それがサプライズとなってNYダウは△359ドルの8924ドルとなりました。翌日(12/17)から12/24(火)まで5営業日連続で陰線(朝高後引けは安い)となっており、完全に戻り売りの形となって上値の重たい状況となっています。特に12/23(火)の▲100ドルの8419ドルのような陰線は、何か隠れた悪材料がある場合が多く、一呼吸、二呼吸おいて(つまり多少戻して)でてくることになります。その場合は8000ドルでは止まらず大きなボックス圏とした7500ドル~9500ドルの下限である7500ドル、近辺(11/21の7449ドル)を試す動きも想定されます。 出島 昇 これまで、日経平均は8750円を終値でぬけると9000円台もとしていましたが、8750円をぬくことができずに下落となりました。12/22(月)が8750円をぬく1つのタイミングでしたが8751円をつけて終値では8723円となってぬくとこができませんでした。そして、NYダウに売転換が出現してきましたので、現時点では8750円突破の可能性は少なくなったといえます(NYダウがさらに大きく戻れば別ですが)。  本日は△82の8599円となりましたが、このまま反落して引線の終値で8215円を切って引けると日経平均にも売転換が出現となり、NYダウが7500ドル近辺を試す動きとなれば、日経平均は11/21の7406円を試す動きとなります。そうなれば、この水準は短期でリバウンドがとれる大チャンスとなってきます。 このシナリオだと為替も一気に円高が進行するのでドル売りで大きく儲けるチャンスがくることになります。現在は円高一服となって1ドル=90円台の動きとなっていますが25日移動平均線(現時点で92.33円)に1度はタッチする場面もあるかもしれません。しかし、NYダウが上述したシナリオのように7449ドルを試す場面がでてくれば1ドル=80円を試す可能性もでてきます。現時点での80円は、以前1995年4月に1ドル=79.75円をつけた時の100円の水準ですので決して円高とは本当はいえないのです。当時からの現在までの日本のデフレ、アメリカの物価上昇率を計算すると、現在の80円は当時の100円という計算になります。この80円という円高が問題なのは2003年に日経平均が7603円の底をつけて以来、輸出産業中心の経済構造となってきた結果だといえます。そういう意味では政府が本格的に為替介入するのは80円を割るような場面になってからとも考えられます。 以上は、NYダウの売転換出現からみた現時点での1つのシナリオですが、そうでなくても年をまたいで株式を保有するのはリスクがあります。利食いにしろ、多少の損失があるにしろいったんの手仕舞いが基本といえます。