黒田発言によるドル円の下落にも負けなかったEA
昨日のドル円は、日本銀行の黒田東彦総裁の「実質実効為替レートがさらに円安に振れるとは普通に考えればありそうにない」という発言をきっかけに2円以上円高に振れました。軽くフィボナッチを当ててみると38.2%を大きく割ってほぼ半値戻しのところで反転してきました、
そんな激しい動きをしているドル円相場を主戦場にするEgositですが、残念なことに今朝のトレードでは7つのポジションすべてがストップロスにかかってしまいました。
昨日の黒田日銀総裁の発言の影響でしょうか、お昼過ぎから円が買われはじめその流れはほぼ朝方まで続いていました。1時間足チャートを見てみると100pips以上の長い陰線が目に入ってきます。かなり急激に価格が下がっていったのがわかりますね。このような状況だったのでEGOISTの内部ロジックは下降トレンドであると判断していたと思います。多少価格が上昇した時点で戻り売りを仕掛けるのですが、戻らないまま価格は上昇しストップロスにかかってしまいました。
要人発言などのニュースの影響でストップロスにかかってしまうことは自動売買をしているとよく遭遇します。過去データを基にしているテクニカル分析が急激な動きについてこれないわけですね。フォワードテストで安定した成績を残しているEGOISTもその例外ではなかったようです。
しかし、7ポジションがすべてストップロスにかかってもマイナス175pipsですんでいるのは浅いストップロスがもたらしてくれる恩恵にほかなりません。最大ポジション数が10なので最悪の場合250pipsを失う可能性はありますが、世の中には1ポジションのストップロスが250pips以上のEAもゴロゴロしています。それを考えると最大10ポジションのEAにしては安心できるのではないかと思います。
やはりドル円をトレードするMorning_Limitedは6月10日の10時過ぎにはポジションをクローズしているので被害を免れたようです。逃げ足の速いEAなんですね(笑)
こうしてみるとMorning_Limitedの10時台にはポジションをクローズしてしまおうという考え方は、ニュースのことなどを考えると有効性が高いのかもしれません。ポジションを長く持てば持つほどリスクも増えるという考え方もありますし。
開発者さんは時間帯による動きの癖をよほど研究したんでしょうね。
自分も今アジア時間にトレードするEAを開発中なのですが、今回のドル円の動きに思い切り巻き込まれてしまいました(笑)トレード時間に関してもう少し精査してみないといけないようですね。
仲値での動きとか、ゴトウ日の影響とかもありそうなのですが、全てを加味するのは複雑になりすぎて逆効果になりそうな気もします。どの辺で妥協するか頭の痛い日々が続きます^^;
written by mmadvt