「投資を成功させるためには」その2 投資成功者の心得
投資を成功させるためには、成功している人がどのような投資行動を
しているのか?というのを参考にするというのは有効です。
(今回の記事内容で言う「成功」は、狭義であり、広義の成功は
もっと幅広くとらえるものであると考えています。)
日本経済新聞4月25日付け誌面に、「投資成功者の心得は」と
題した記事がありました。
この記事は、月刊誌「日経マネー」が実施しているアンケート調査の
結果をもとにして書かれています。
(回答:9400人)
ちなみに、詳細は、5月21日発売予定の日経マネー7月号に掲載される
とのことです。
日経新聞で紹介されているアンケート調査結果を見る限り、
アンケートに答えているのは株式を投資対象にしている人が多い
ような印象があります。
そのへんも、日経マネー7月号を読んで確認する必要があります。
日経新聞の誌面では、投資「好成績組」と「残念組」を比較しています。
好成績組は、2014年に運用元本に対して10%以上の利益をあげた2600人、
残念組は、利益が出なかった人500人とのこと。
どんな項目で比較しているか、というと、以下の4項目です。
・勉強時間
・投資歴
・リスク商品の積立
・売買間隔
それぞれについて、簡単に紹介します。
<勉強時間>
好成績組は、残念組より長い時間を勉強にあてているという傾向がある。
投資で利益を得るには、様々な知識が必要であり、一朝一夕には身に付かない、
ということで、「働いて所得を得るようになるまで学校で勉強するように、
投資で稼ぐにもある程度の期間の勉強は必要になる」とのコメントが紹介されています。
<投資歴>
「辛抱する木に金がなる」という言葉を例に、好成績組は5年以上と長い人が
約75%を占めるが、残念組では約60%であると紹介されています。
これ、同一人物の利益額が投資歴でどのように推移するのかを知りたいと
思う話だと感じました。
その人の属性(勉強時間など)毎に、時系列(投資歴)でどのように変化するのかを
見てみたいですね。
また、途中退場することなく、長期的に投資を継続できているのは、利益に
なっているという場合が多いとも言えるかもしれません。
<リスク商品の積立>
積立が投資において有効であるというのは、よく言われることです。
具体的にどのようにするかで結果が変わるのは当然のことですが、
好成績組は約30%が、残念組はその半分程度が取り組んでいるとのことです。
<売買間隔>
1年以上の売買間隔という区切りでは、好成績組では50%、残念組は30%とのこと。
他の期間について見てみても、全般的に好成績組の方が長い売買間隔のようです。
最後に、成功している人の一例が紹介されています。
ポイントは、
・生活資金は一切投資に回さず、余裕資金だけを投資に回している
・リーマンショック時、株価が割安になったことを好機と捉え、株式を購入
ということだと思います。
自分を例にしてみても、売買頻度が数日程度で投資経験が短かったころは
利益を出せずにいましたが、配当や優待を主な目的として売買間隔が数年と
なり、投資経験を積んだ後は利益を得ることができています。
投資成功者の投資行動から参考にすべき点を以下のようにとらえることができます。
・しっかりと勉強し、積立など有利と判断した投資手法を取り入れる
・結果的に売買間隔が長くなるよう、投資タイミングをしっかり見極める
そして、
「投資は余裕資金のみをまわす:生活資金は投資に使わない」
ということが重要であり鉄則です。
written by yasi この記事を筆者のサイトで読む