【書評】人生には「まさか」の坂がある(安里 賢次 著)(★3)　生きていく上で覚えておきたい「言葉」をまとめました

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人生には「まさか」の坂がある 著者：安里 賢次 価格：￥1,296 評価：★★★ アウトローな経験を持つ、ケン坊流人生哲学書 著者は、沖縄県那覇市にある民謡ライブハウス〈まさかやぁ?〉で、毎晩、三線の早引き演奏を繰り広げる元ヤクザの三線演奏者「ケン坊」。 アウトローな世界にも足を踏み入れた経験を持つ著者が、ケン坊流人生哲学について語った書です。以下のような章構成で、生きていくうえで大切なことを語っています。 序章：「俺」について １章：生きることについて ２章：人というものについて ３章：気の持ち方について 生き方について、自分を顧みる気づきを与えてくれる本です。 以下、生きていく上で覚えておきたい「言葉」をまとめました。 ・人生は道場のように守られた環境ではない。負けは相手によってもたらされるのではない。敗因は自分が気を抜いたところにある。 ・不良にはなっても、決して周りの人を無茶苦茶にするような不良品になってはいけない。不良である限りは、いつだってやり直しがきく。 ・人に頼ることができないのは、今の自分を恥ずかしいと思うからだろ？そんなことを言っていられない状況なのに、人の目を気にするからだろう？本当にせっぱつまったのなら、何でもできるはずだ。でもそれができないのは、「自分を知っている人が多いから、ここではできない」と思うからだ。だったら、誰も知らない街に行けばいい。 何の足しにもならないプライドはかなぐり捨てて、生計を立てることに必死になれ。 ・見栄を張る必要はない。でも恰好はつけないといけない。見栄がみっともないのは、必ず嘘が混じるから。根っこに「人からよく見られたい」と いう思いがあるから嘘をつく ・人間は何のために生まれたのか、毎日考えろ。そして、何らかの形で人のためになるような人間になれ。 ・見返す気持ちは未来へ向かう、だが、仕返しは過去から離れられない ・いまをどう生きるかを考えていくと、生きること自体が修行だと気づく ・友達は利用するな。活用してこそ友達だ。 ・「あの人は思いやりが足りない」というとき、実は自分のほうが他人をそれほど思いやっていないのではないだろうか。単にあら探しをしてしまうときは、自分の不満や不平を相手に見出していないだろうか。 ・望んでも手に入らないものを求めることが苦の始まり。 ・今の世の中、孤独感を募らせている人は多い。「自分は孤独だ。誰からも理解されていない」と思っている人は、自分で自分を孤独にさせていないか。人のことをわかろうとせず、「どうしてわかってくれないんだろう」と思ったところで、そんな都合のいい関係は結べないものだ。 孤独ではなく、孤独感に浸っているのは余裕があるから。自分でアクションを起こさないのは、他人は自分のために便宜を図ってくれる、孤独をいやしてくれると思っているからで、だから、その状況にずっと浸っていたいのだろう。 ・自分が成功したければ、誰かにとって役立つ人間になれ ・すべてのもとは「気」。やる気が起きないときは、まず体を動かしてみればいい。体を動かせば気が動く。頭ばかりで考えていてもどうしようもない。まず動け。 ・がんばってもいないのに、勝手に気落ちしている人が多い ・言葉に「～のに」がついたら要注意