日本が祝日で休場のときはトレードする?

日本が祝日で休場のときはトレードする?



日本だけではありません。主要各国、特にアメリカが休場のときは「今日はトレードを休もう」という話はよくFXトレーダーの間で交わされます。 平日の昼間からお休み気分を味わってスタバでコーヒーを飲んでいるのは一般的な会社員の方にとっては憧憬のひとつやもしれませんが、特にスタバがカッコ良いというわけでもなく、トレードを休むという基準はどこにあるのかという点に議論の余地がありそうです(「議論の余地しかない」は素敵です)。

利益を得る確率が低いとは

せっかくカッコつけているつもりでコーヒーを飲むならスタバではなく、国道246号線沿いのおフランスのショコラの喫茶に致しましょうということはさておき、トレードをしないとは、イコール利益を得る確率が低い、もしくは損失を抱える確率が高いということになります。 利益を得る確率が少ないとはトレンドに沿ってトレードをする順張りの人にとって「トレンドが発生しにくい」ということになると思います。 この「トレンド」というのも実に曖昧な表現で、どの期間の足でトレードするかによって変わってきます。 まさか1分足を使う「今日はレンジだな」というのは無理がありますし、どこから良しとするかはトレーダーの数ほどあると言っても過言ではありません。 また「トレンド相場」ではないということは、同時に「レンジ相場である」ということを意味するため、トレンド相場向きの手法で利益が出にくいということが成り立つ場合、レンジ向きの手法は利益が出やすいことになります。 いや違うだよ、トレンド相場ではないけれどきれいなレンジでもないチョッピーな動きをしてだなという理屈も聞けるかもしれませんが、それを言い出したら、きれいなトレンド相場だって平日だってまあそうはないものです。

祝日は逆の方向にポジションをとる!?

休日はトレンドになりにくいという前提が成り立つ場合、「よっしゃ、トレンド発生やで」とシグナルが点灯したとき、思い切って逆のポジションをとれば利益が出るという戦略もひとつ考えられます。 損切り-20pipsくらいになってしまう手法なら、リバースすることで+16pipsくらいは見込めるという計算です。 年間、日本だけで10日以上ある祝祭日をリバースさせるというのはなんとも夢のある手法に思えてきました。

祝日はトレンド相場にならないのか

祝日のトレード結果

議論を投げ合うのは場末のスナックでひとつ800円のおにぎりをかじりながらでもできます。 しかし、そうは言ったら実際に数字を見てたしかめてみるということも大切。 ここでは少しばかり検証結果を見ていきたいと思います。 上のグラフは、日本が祝祭日で休場の日だけを抽出した2014年のきわめてシンプルな手法のひとつです。 結果は1年間で+94pips。 もちろん回数が少ないというのもありますし、きれいな右肩上がりの曲線ではありませんが、これといって不自由さを感じるものではありませんでした。 ちなみにマイナス圏から大きくプラスに転じているのは11月3日の文化の日。 黒田砲が発動した次の営業日に続騰したという日になりました。

祝日はトレンドが発生しないわけではない

これはあくまで「たまたま」の検証結果です。 しかし、相場はいつだって「たまたま」で、「たまたま」なトレンドを見逃すのは少しもったいない気もします。 特に普段勝率の低いトレンドフォローでトレードしている人は、大きく勝てるトレンド相場は絶対に見逃してはいけません。 先ほどの検証を例に出すと、負けが続いて-6くらいになったところで勝ちを+12出すというイメージです。 相場は全勝するのではなく、この差の6をおこぼれとしてちょうだいするのが上手に付き合う秘訣なのかもしれません。

まとめ

昨日が祝日だったこともあり、今回は日本が祝日のときのトレードについて見てきました。 アメリカがお休みの日、通貨ペアごと、手法ごとについても検証をしてみるのも面白そうです。 常に少数派が勝つと言われる相場において、一般的に言われていることも疑ってみることは大切なのかもしれません。 さて、昨日(2015年2月11日)の相場は…!?
written by すべてがFXになる  
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