「システムトレード 基本と原則」を読んで生計を立てる
トレードで生計を立てたいとは多くのトレーダが思うことですが、なかなか思うように行かないのが現実です。 一時は上手くいったように見えても続かず…新しい聖杯を求めても続かず…新しい商材を探すことに夢中になってしまう…きっと耳が痛い人も多いと思います。
EAをはじめとするシステムトレードだって常に勝ち続けるわけではなく、勝ち負けを繰り返して利益を出していきます(もちろん優位性があるならですが)。
ここではシステムトレードについて書かれた良書「システムトレード 基本と原則」を見ていきたいと思います。
「システムトレード 基本と原則」
「システムトレード 基本と原則」はブレント・ペンフォールドによって書かれました。
まえがきにも書いてある通り
ここには「こうすれば儲かる」といったたぐいの話は一切書かれていない。
いきなり「なんだ…」と落胆してしまいそうな気がしますが、「儲かる」と書いてあって役に立つものを見たことがあるでしょうか。
上手い話に飛びつかず、損失を出さないための方法、いかにリスクを分散させることが重要かなど、トレードをする人にとって大切なことが多く書かれています。
「システムトレード 基本と原則」の内容
「システムトレード 基本と原則」にはトレードをする上で知っておくべきことがいくつも書かれていますが、いきなりその全てを網羅するのは難しいかもしれません。
最もうまく負ける人が最後は勝つ
この言葉も知っておきたい言葉です。多くの商材では高い勝率ばかりが注目されていますが、それらに注目した人たちは不思議と損失を抱える大衆のトレーダとなっています。
トレードでは必ず負けがあることを受け入れること、単純さを求めることなど、見落としがちなことにもきっと気づかせてくれるはずです。
読み応えたっぷりの「一言アドバイス」
「システムトレード 基本と原則」の目玉のひとつとして、著名トレーダたちの「一言アドバイス」が付属しています。
中でも注目すべきはやはりトム・デマークとラリー・ウィリアムズのふたり。
結局、17人のプログラマーで4〜5年をかけて検証した結果、4つか5つの基本システムが最も有効だと分かった。(トム・デマーク)
システムが単純であるほど再現性が高くなることは僕も自分で検証してそう思います。
商材サイトなどにある「尤もらしいこと」というのは耳障りは良いですが、利益を出すこととはまた別物だと理解する必要があるでしょう。
リスクをとらなければ、リターンは得られない。(ラリー・ウィリアムズ)
ラリー・ウィリアムズは名言が多くありますが、今回は少し哲学的なものを選んでみました(ラリー・ウィリアムズの著作に関してはこちらの記事もどうぞ)。
「システムトレード 基本と原則」の著者であるブレント・ペンフォールドは、ラリー・ウィリアムズに影響を受けただけあり内容の濃い文章を読むことができます。
まとめ
「システムトレード 基本と原則」を読んで生計を立てる、いかがでしたでしょうか。
今流行っている手法を探すことも、今流行っているトレーダの本を読むことも簡単にできます。
しかし、長期間相場に臨む上でそれらの選択が合っているのかと言えば、そうではない気がします。
もちろん僕にしたってこれからも切磋琢磨と相場に臨んでいく必要があります。
どこかストイックになれた人こそ、相場で生計が立てられるのかなと周りを見ていて思うこの頃でした。
written by すべてがFXになる



