米FF金利先物: マーケット予言指標+織り込み度計算方法

米FF金利先物: マーケット予言指標+織り込み度計算方法


こんにちは、龍です。
今回の知らなきゃ損する
ファンダメンタルズのテーマは

FFレート(Federal Fund Rate)

簡単に言うと米国の政策金利で、
FRBがその誘導目標を決定します。
FF金利ともいいます。

FXを行う上でFFレートは

最重要の指標です。

ドル/円相場は米国の金利動向と 高い
連動性を持っているからです。
そのためFRBの次の一手が 利下げか
利上げか、それは いつどの程度の幅で
行われるのか を予想することは、
ドルストレートや ドルクロスの取引では
欠かせない作業です。
と同時に、足元の相場がそれを どの
程度織り込んでいるかを 知ることも重要です。
なぜなら、市場が利上げを 予想している場合でも、
既に それを織り込んでしまっているなら、
さらにドルを買う動きは期待 できないからです。
先行指標となるFFレート先物 この織り込み度を
計るうえで 重宝するのが、 FFレート先物です。
シカゴ先物取引所(CBOT) 市場に上場されているので、

こちらから

Cme-group-logo

だれでも値を知ることができます。
次回までの利上げの確率を チェックできるので非常に便利です。

 
  豆知識

  FF金利は、米国のFRS(連邦準備制度) に加盟
している民間銀行が、準備預金の 過不足を調整
するために、無担保で 相互に貸し借りをする際に
適用される 金利のことをいう。
一般に米国において、民間銀行は 預金残高に
応じて、連邦準備銀行に 預金残高の一定割合を
無利子の 準備預金として預け入れることが 義務
付けられている。
この準備預金のことを 「フェデラル・ファンド(FF)」
といい、 その資金を短期市場で調達する 際の
金利が「FF金利」であり、 米短期金利の代表的
指標である。 その変更は、金融政策を検討する
FOMC(連邦公開市場委員会)で 決定され、
FRBはFF金利の目標を 誘導することにより、
米国の金融市場に おける資金の需給調節を行う。
具体的には、FRBの指示を受けて、 ニューヨーク
連銀が市中から証券を 買い取って市場に資金
供給したり、 手持ちの証券を売って資金を吸収
したりするなどの公開市場操作 (オペ)を通じて、
FF金利を誘導 することになる。 なお、FF金利は、
銀行間の取引が 成立する毎に時々刻々と変化
するが、 通常は、景気が減速して資金需要が
少ない時は、資金量が豊富なため 金利水準は
下がり、逆に景気が上昇 して資金需要が出て
くると、資金が 足りなくなるため金利水準は
上がる傾向にある。

   
    計算方法&織り込み度  

先物取引は額面ベースなので、 金利に引き
なおすためには 100から取引価格を差し引きます。
例えば、 取引価格が96.9なら、
100-96.9=3.10%となります。 実際のFFレートが
3.00%で、 先物が3.05%なら、市場は利上げ を
予想していることが分かります。 では、どの程度
まで織り込んでいるのか。 よく、市況解説の記事で、
FFレート先物は 利上げを ○○%織り込んでいる、
といった表現を目にしますが、 これは次のように
計算します。 FFレートは3.00%、次回のFOMCは
○月20日、 先物○月限は3.05%とします。
この状況で、0.25%の利上げが行われる 確率を
どの程度織り込んでいるかというと、 次のように
考えます。 まず、実際のFFレートに対する先物の
上乗せ分は0.05%あるわけですから、 0.25%の
引き上げに対しては、 0.05%÷0.25%=20%です。
つまり単純に考えると2割ほど 織り込んでいる
ということになります。 しかし、ことはそう単純では
ありません。 FFレート先物の取引価格は月中平均
が 清算価格になります。 もし次回FOMCで0.25%の
利上げが 行われたとすると、実際のFFレートは
○月1日~19日までは3.00%、 20日~月末までは
3.25%なので、 その条件で平均値を求める必要が
あります。 これを3.097%とすると、FFレート先物が
3.097%になった時点で、0.25%の利上げを 完全
に織り込むことになります。
上の例では、0.05%÷0.097%=51.5%。
つまり、既に5割程度は利上げを織り込んで いる
ことになります。

引用元:米FF金利先物: マーケット予言指標+織り込み度計算方法




written by FX 龍 (ロン)
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