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■本日の主要な指標の発表
2009/03/18 16:12更新
・18:30 英 国 イングランド銀行MPC議事録、公表
・18:30 英 国 英2月失業率・英2月失業者数
・20:00 米 国 MBA住宅ローン申請指数(前週比)
・21:30 カナダ 1月卸売売上高
・21:30 米 国 2月消費者物価指数・コア
・21:30 米 国 10-12月期経常収支
・23:30 米 国 週間原油在庫(前週比)
翌3:15 米連邦公開市場委員会(FOMC)結果公表
欧州市場では、「英BOE議事録」「英雇用統計」が注目。市場予想は悪化を見込みですが、好結果となった場合はクロス円、ドル・円共に上値を試す展開も考えられます。NY市場では、「米2月消費者物価指数」が注目です。
しかし、本日のメインイベントは、明け方3:15予定の「FOMC政策金利&声明発表」となります。政策金利は据え置かれる公算が大きいことから、米国の中央銀行にあたるFRB(米連邦準備制度理事会)が長期国債の買い入れに踏み切るかに注目が集まっています。
前回1月のFOMC声明でFRBは「効果的であれば長期国債を購入する用意がある」と表明しましたが、マーケットでは今回は長期国債の買い入れに踏み切らないとの見方が優勢ですが、仮に長期国債の購入となれば、米長期金利の低下からドル売りにつながる可能性も否定出来ないところです。逆に発表がなければ、失望から米国債が売られ金利が上昇することでドル買いが優勢となり、ドル円が100円を試す展開も考えられます。
今晩のFOMCの声明は、先日バーナンキ米FRB議長が景気復調の兆しについて述べたことなどもあり、今後の米金融政策を占う上で重要な位置づけとなります。
■今晩の投資ポイント
2009/03/18 16:12更新
日銀が昼過ぎに政策金利の据え置きと長期国債の買い入れ増額を発表しました。政策金利は0.10%に据え置き、長期国債の買い入れ額を月1.4兆円から1.8兆円へ4000億円増額することも決定。政策金利の据え置きは市場の予想通りでしたが、長期国債の買い入れ額の増額については予想以上のものでした。長期国債買い入れ増額について、為替市場・株式市場への影響は限定的で、債券先物は上昇しました。
ドル円は99円、100円の節目手前での利食い売りが目立ち、上値の重い展開が続いているため、本日それを打破できるかどうかにも注目したいところです。基本的にFOMCまでは方向感の定まらない展開も続くと予想されていますが、ポジション調整や思惑などの動きが入る可能性もあり注意が必要です。
■昨日の海外市場の動向
2009/03/18 16:12更新
昨日の欧州市場は、序盤は金融株等で利益確定の売りが先行したことで欧州株式市場が下落。NYダウ先物も軟調となったことで欧州通貨は売り優勢の展開。その後、ドイツおよびユーロ圏の「ZEW景況感調査」が市場予想を上回る内容だったことで、欧州通貨を中心にクロス円が反発する展開となるものの、依然と株式市場は軟調な動きが続いたことからクロス円上昇の勢いは乏しかった。
NY市場では、「米2月住宅着工件数」および「建設許可件数」の改善を受けてドル円が98.90 円レベルまで上昇したが、99円付近の売り圧力は強くドル買いが一巡すると、その後は経済指標の発表も予定されていなかったことから連邦公開市場委員会 (FOMC)を控え様子見ムードの漂う展開となり、ドル円は98円半ばまで調整する動きとなった。ただ、NYダウが序盤のもち合いから上昇基調を強めたこともあって、ドル円、クロス円ともに底堅く推移した。
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