ヒストリカルデータとGMTについて

ヒストリカルデータとGMTについて

先日も書きましたが、のヒストリカルデータを提供している会社は複数あり、その中でもメタクオーツ社が非常に有名です。
長期間のバックテストをする場合、メタクオーツ社やFXDD社のヒストリカルデータを使用する方が多いと思いますが、他社のヒストリカルデータを使用する事である問題が発生します。
それは、使用ブローカーのGMTと、ヒストリカルデータのGMTが異なってしまうという点です。

(例) Forex.com社で運用 FXDD社のヒストリカルデータでバックテスト

この場合、Forex.comのGMTは日本時間(GMT+9)、FXDDのヒストリカルデータはヨーロッパ時間(GMT+2)です。通常のEAを使用する場合はこれでも問題はありませんが、時間帯を制限するEAを使用する場合は甚大な影響を及ぼす可能性があります。
「日本時間の朝はトレード禁止にしたはずなのに、禁止されていない!!」や、「バックテストと動作が違う!!」
といった現象が起きた方がいらっしゃるかもしれませんが、まさにこれが原因です。

この現象を解決するために、いくつかの方法があります。

1 運用を行う会社のヒストリカルデータを使用する 2 運用を行うMT4側の設定を変更する 3 ヒストリカルデータ自体のGMTを変更する

1は最も簡単な方法で、トラブルも起きにくいですが、入手できるヒストリカルデータの期間に限界があり、長期間のバックテストができない可能性があります。
2は運用する側の設定を変更する方法です。バックテストで良い成績が出たパラメータ設定を、運用を行う会社のGMTに合わせて変更し、整合性を取ります。
3は、ヒストリカルデータ自体のGMTを書き換えて、運用を行う会社のGMTに変更する方法です。難易度は高めですが、紛らわしい設定をする手間がないので良いかもしれません。

ご参考になれば幸いです。


written by huroji
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