ROSE FX流トレードノートの基本的な作り方
トレードを記録するノートを作るべき?と聞かれたら
間違いなく作ってトレードを記録するべき、と答えます。
ですが、トレードノートを作っても後で読み返さなかったり
適当にしか反省せずに同じ行動を繰り返してしまうようなら作らなくてもいいです。
自分で直そうとしないなら時間の無駄です。
最初に言っておくと、このトレードノートを作って記録していった場合と
ノートを作らずにトレードしていった時の成績の違いを自分で検証してください。
最低3ヶ月間ずつ。そして比べてみてどちらの方が成績が良かったか、
僕の場合は両方とも同じくらいで若干トレードノートをエクセルで作ったときの方が
良かったくらいだったのでトレードノートを作るのをやめました。
ただし、エントリー状況やトレード中の感情、損失時の感情はメモ帳に殴り書きしておくことは
継続しています。このメモは書いて読み返したら感情と一緒に捨てます。
この動作が結構いい感じに役立ちます。
■トレードノートの基本的な作り方と項目

上図はエクセルで作ったトレード記録を管理するトレードノートです。
実際に使っていて効果が出たものですが、これにチャート図のスクリーンショットを
貼ると効果的に復習できます。
これをPCのエクセルで管理してもいいですが、
始めはノートで管理していくことをお勧めします。
これは自分で感じたことですが、エクセルで管理するとエクセルで記入するためにトレードを
してしまうことにもなりかねないし、エントリーしたときの感情がよくわからなくなるからです。
自分の手を動かして記入すると、そのときの感情が文字に現れるので
嘘だと思うなら試してみてください。
余裕をもって戦略通りトレード出来たときと焦ってトレードしたものでは
明らかに自分の字が違います。
それにノートだと自分の感情やチャートをプリントアウトして直接書き込むことで
より記憶に残りやすく、いつでも読み直すことができるようになります。
このときチャートを手書きすると効果がより高まるかもしれません(検証してないので推測)
それでは、ノートに記載する最低限の項目を書きます。
・当初資金
月初め、もしくはノートを記録した最初の証拠金額
・損益(pips)
合計損益(pips)
・最終損益(円)
最終的な合計損益(1ヶ月単位)
・PF(プロフィットファクター)
総利益÷総損失
1以上で勝ち越し(利益が出ている状態)
2以上が望ましい。
・RRR(リスクリワードレシオ)
平均利益÷平均損失
通常1以上で利益が残る。大体2〜3程度が最適。
・勝率(%)
利益が出た回数÷総トレード数
・トレード番号
トレード回数順
・エントリー日時
ポジションを持った日時
・通貨ペア
・B/S(買い/売り)
買いと売り
・Price(価格)
買い、売りをした価格(小数点以下に注意)
・エグジット日時
ポジションを閉じた日時
・Price(価格)
ポジションを閉じた価格
・手数料(円)
外付け手数料があれば記入
・損益(円)
手数料を含まない損益
・最終損益(円)
損益から手数料を引いた最終損益
・損益(pips)
ポジションを閉じた価格−ポジションを持った価格
■まとめ
トレードノートをつける最大の理由は、トレードを管理することにあります。
トレード回数が多い人はトレードノートをつけるのが面倒くさく、すぐにやめてしまいますが
これこそトレードノートをつける理由です。
トレードノートに記入するのがめんどくさいからトレード回数を減らしていき
より利益になりそうなトレードのみを狙っていくことが出来るようになってきます。
早い話が、トレード回数を減らしていくためにつけるけれど、それで面倒くさくて
やめるようではトレードをやる資格はないし、利益を積み重ねることはできないということです。
トレードノートをつけなくても利益を上げられているならいいですが
そうでなければ、まず最低でも1ヶ月以上は続けてみる素直な気持ちと行動が必要です。
やってみなければ分からないし、理解もできません。
やったからこそ分かることもあるし、何が自分のトレードを邪魔しているのか
あるいは上手くいかせている要因になっているのか、こういった細かいことが分かるので
トレードに活かせていけることは多いです。
失敗する原因を全て取り除き、損失は相場が逆方向に動いた時のみにしか起きないレベルにまで
自分を持っていくことができるのは【トレードノートをつける】、ただそれだけです。
上記の項目に自分なりに必要なものを付け加えたりして、オリジナルのノートを作って
トレードを分析していってください。
written by ROSE FX



