ショー太の米ドル予想(2018/12/16)
FX
ショー太です。
先週の米ドル/円は113円台前半で取引を終えました。
日米の株価は調整していますが、ドル円相場は比較的しっかりしていますね。
先週発表の経済指標では、中国の11月の小売売上高が15年ぶりの低い伸びを記録したほか、鉱工業生産も約3年ぶりの低い伸びにとどまりました。
また12月のユーロ圏総合購買担当者景気指数(PMI)が4年ぶりの水準に低下。
世界経済の減速懸念からリスク・オフの雰囲気になりましたが、ユーロや新興国通貨から資金が米ドルに流れていることから、米ドルはしっかりしています。
上の図はユーロと米ドルの日足チャートです。
9月以降、ユーロが売られて米ドルが買われているのが分かります。
今週の注目イベントはFOMCですね。
12月18日~19日開催のFOMCでは利上げはほぼ確実視されていますが、注目されているのは来年以降の利上げペース。
パウエル議長から利上げ姿勢の後退と取れるような発言が出れば一旦はドル売りで反応しそうです。
ただ、市場はある程度織り込んでいることに加え、ブレグジット問題を抱えるユーロなど他の通貨は買いづらいため、米ドル優位な展開は変わらないでしょう。
今週のドル/円は瞬間的には大きく動きそうですが、結局は元の位置に戻るもみ合い相場になるのではないでしょうか。
12月17日(月)~12月21日(金)の米ドル/円は113円~115円のレンジで動きそうです。
【投稿者情報】
ショー太です。
赤色の証券会社とメガバンクで富裕層に対する資産運用アドバイザーをしていました。
いまは米国株を中心に投資をしています。
「ショー太のぶらり投資旅」という投資ブログを運営しているのでお時間があるときに読んでください。
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