一目均衡表倶楽部 株式レター 2018/07/29 第628号(転載)
この記事は、株式会社経済変動総研が発行する「一目均衡表倶楽部株式レター」を、同社の許可のもと編集したものです。三世一目山人による、本家流の一目均衡表活用のコメントは、一目均衡表ファンはもちろん、そうでない人にとっても、非常に示唆に富んだ内容として読み応えがあるでしょう。
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1.相場コメント
図1へのリンク:日経平均株価日足均衡表(Yahoo! JAPAN ファイナンス より)
https://photos.app.goo.gl/kNDz73fm1omAg2uE8
《変化日8月1日、9週足、26週足に注目》
前回コメントでは昨年11月2日から176日目の基本数値7月23日を重視、20日位置が同水準であることを考えれば23日よりもむしろ24日からの方向が目先の方向を示唆するものと捉えました。
実際の変動は7月23日安値22341と日足転換線までの下落があったものの受動的に上げる日足転換線に沿っての上昇となりました。
昨年11月2日からのモミアイ継続でありまして183日目8月1日は上げるにせよ下げるにせよ大事とせねばなりません。
いずれにせよ8月9日(モミアイ起点から189日目)を最重要としていますからよほど値幅が出ない限り8月1日変化日が決定的な現れ方をするとは思いません。
今週上げるにせよ下げるにせよ重視すべきは8月9日からどちらに放れるかあるいは放れないかでありまして現時点では何とか可能性を残すという状態であります。
もっとも先見性高いとするドル円の在り方も問題でありますからここではあまり楽観視しない方が良いでしょう。
今週は週足遅行スパンが相場実線との関係を試されてきますからまずはこの反応を重視、その上で9週足、26週足の在り方を押さえてくださいますようお願いします。
《週足遅行スパンが好転できるかどうか》
今週は今年2月9日週から26週目、2月9日週の4本値は寄付22921、高値22967、安値21078、引値21382でありまして確実に相場実線との関係を試されてきます。
2月9日週の転換線は22604と7月27日水準でありまして週足でも現在位置からの騰落が大事であることが判るでしょう。2月9日週の基準線は21698、2月6日日足相場実線と遅行スパンは21777で交わっていますがこの値段と同様に底値モミ水準と捉えて良い値段でもあります。
2月6日から7月26日までは基本数値117日目でもありまして現在位置からの下落は2月6日からの底値モミ水準までの下落を示唆するものでもありまして遅行スパンが相場実線の下落に沿う形で下げる、という形も経験則的にも注意せねばなりません。
仮に底値モミ相場水準までの下落という事になれば26週足(遅行スパン)の陽転は遠のくだけでなく、9週足もまた確実に陰転してきます。
26週足は先週まで6陰連、今週の7陰連は致し方ないにせよ下げ幅によっては陽転できず9陰連を出しかねません。
9週足は20陽連、9陰連、11陰連後4陰連を出して先週陽転しています。
今週22365以上、来週22686以上、再来週22806以上で陽連となりますが下げるようなら4陰連となりかねぬ点ご注意ください。
何れにしても週足遅行スパンが好転できるかどうか、好転の位置によって9週足の在り方も大きく変わってきます。
一応動画では日足基準線を割らない限りは準備構成の可能性を残すとしてありますが基準線を割るようならやはり下げ三波動の時間も重視せねばなりません。
1.7月18日から7月26日前を二波動とすれば変化日7月31日、7月3日
2.6月12日起点の下げ三波動変化日は7月31日、8月22日
3.5月21日起点の下げ三波動変化日は8月22日
4.1月高値起点の三波動構成変化日は5月21日から80日目
逆に上げるケースでは前回述べているように23500円水準がモミアイ上限水準でありましてこれを超えぬ限り上げ三波動を重視する訳にもいきません。
その場合は9週足、26週足ともに状態は良くなると言えますが9週足4陽連に対する4陽連目はネックになりかねぬという事も現時点で分かります。(7月28日記)
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