【7/14(金)朝の相場情報】PPIはインフレ鈍化を示唆…タカ派代表格辞任で利上げ終了に追い風?
おはようございます、トレーダーのヒロセです。
朝の相場情報(通称:朝ヒロセ)です。
昨日の米株式市場は4日続伸。ナスダック+1.58%、S&Pは+0.85%、ダウは+0.14%となりました。
ドルはまたしても下落。ドル円は138円台前半で取引終了しています。
本日は大きな指標は無し。
ですが、よく動いた週の週末なので注意したいところです。
そして昨日はCPIに続き、
引用元:Bloomberg
米生産者物価指数(PPI)はCPI同様、インフレ鈍化を示す内容となりました。
内容としては、
・食品とエネルギーを除くコアPPIは前月比でわずかな上昇
・入院費用は上昇が加速し、介護施設の費用は低下
・”財の価格”は前月比でほぼ横ばいだが、前年同月比では4.4%低下
・生産過程における比較的早い段階での物価を反映する中間財のコストは、前年同月比9.4%低下と、2009年以来の急激な落ち込み
となっています。
ですが昨日のCPI同様、PPIに関しても昨年6月がピークだったことも頭に入れておかなければなりません。
やはり、こういった報道では”前年同月比”ベースで報道されることが多く、一見大きな下落に思えますが”前月比”ベースではほぼ横ばいというのが多い印象です。
また、こちらのニュースも金利上昇局面の終了を予期させるものになりました。
引用元:Bloomberg
最近ではタカ派(金利上げよう派)の代表格とされていた同総裁。
利上げサイクルの終わりを感じるニュースでもあります。
ブラード氏は2021年半ばから、数十年ぶりの高インフレを抑え込むためにさらに積極的な措置を取るべきだと主張してきたました。
物価圧力が「一過性」のものだと連邦準備制度が考えるのは間違っているとして、0.75ポイントの利上げを含め、いち早く大幅な金融引き締めを訴えていました。
エコノミストらによると、
ブラード氏の辞任が23年の金利の道筋に及ぼす影響は「ごくわずか」で、「2回目の追加利上げの可能性が少しだけ低下する」と分析しています。
これらが昨日のドル売りに若干影響したかもしれません。
では最後に各通貨のインデックスをみておきましょう。
・ドルインデックス 日足
ぶち抜いてきましたね。一旦止まるかなと思っていましたが、全く…。
少し売られすぎな気もしますが、おそらく9月会合を織り込んだ下落でしょう。
下の白線(月足ピボット)あたりで買っていきたいなと思っています。
・円インデックス 日足
大きな陰線となりました。
やはり円は一旦下落しそうかなと見ています。
・ユーロインデックス 日足
ユーロは横ばい。ただし形としては強い形となっています。
・ポンドインデックス 日足
ポンドはやはり強い戻しになりました。
まだ上昇がありそう。
というわけで、引き続き【円の天井狙い】、ドルは一旦諦めます。
ポンド円、ユーロ円ロングなどを狙っていこうかなと思っています。
ใช่ไหม?