5/22 債務上限問題は膠着
本日は無料記事にしたのですがどのような感じで日々記事を連載していくのか見ていただければと思います。
引き続き21日に債務上限問題について協議されたが合意には至らず交渉担当者は本日協議を再開している。バイデン大統領とマッカーシー議員は本日午後に交渉を再開する予定(日本時間で23日深夜1時以降)。
現在まで双方譲る態度は見せておらず相手次第だという態度で難航している状態。結果的に合意はすると想定はしてはいるが、Xデーの6/1に迫れば迫るほど本当に大丈夫か?という思惑がマーケットに出始めてくる可能性はある。
いつ、どのような結果が出てくるかは想定できないため待つほかない。そのためヘッドラインに注意して短期トレードで回していくしか現在は考えられずここからポジションを取り長めにホールドは正直しづらい。
またパウエル議長の発言もあり利上げ停止示唆ともとれる発言もありドル売り。金利が下落した。
ただし最大FFレートはどこまでっていうのは不安定でわからないとのことで、直近では更なる利上げが必要であること感じが出ているとも捉えられるようなニュアンスの部分もあり、次回FOMCまで3週間近くあるため今後もデータ次第といったところだろう。
カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁は6月の利上げは断念する見解が強く金利据え置きを支持するかもしれないとハト派的発言。ただしあくまで停止であって終了では無いとしている。
先週末金曜日はリスクオン気味に推移していたがロンフィク後債務上限問題交渉が難航している報道を受けリスクオフで反応し引けた。
金曜午前中はリスクオンで動いていたため、今週ずっとリスクオンを受けてニュージーランドドルが強く推移していた背景があり東京時間で前日高値、始値の水準で耐えていたためロングポジションを取りロンドン時間で堅調に推移したものの債務上限問題のヘッドラインで強い円買いにより下落。週明けの窓開けによりストップ利確されていた。
やはり債務上限問題が片付くまでは適度に利確をしていくことが重要だと再認識させられたトレードで、利確タイミングを逃してしまったため勿体ないトレードになってしまった。
買い戻された円だがJXYを見ると73ドル台に戻してくるのかレジサポ転換し下落していくのかに注目しておきたい。
DXYは下落してきていて102.8のネックラインを割ってくるかどうか。
〇株価指数
日経平均は最高値、ドル建て日経平均もチャネル上限ということもあり一旦利確売りなどで下げてもいい水準ではあると思っている。
ただ海外からかなり買いが入っていることもあり下支えはあるとも考えられるため売りの選択肢は無く、節目ごとに短期で買い回転していく想定でいる。それなりの調整が入ってくれればうれしいところ。
TOPIXも短期下降チャネル内で推移してきているため、抜けてくる動きがあるかを注視したい。
米株指数に関しては債券の代わりにビッグテック株が買われているためナスダックは堅調に上昇を続けている。ただこの水準からロングポジは取りづらいため債務上限問題の動向に注意しながら監視はしておきたい。
S&P500はレンジを抜けきり4200台に乗せられるかどうかといったところ。
VIXが18.3を超えてくると市場の楽観的な見方が変わってくるかといったところ。
〇仮想通貨
ビットコインは出来高もなくレンジが続いているため動きが欲しく現在は見なくていいかなと思っているため特に言及できることがないが下抜けてくる確率が高いかとみている。もう少しわかりやすいムーブを期待したいところ。
〇金
先週末債務上限問題の難航を受け逃避需要から買われた。債務上限問題の動向により左右されると想定されるためヘッドライン次第になってしまうため様子見。
また原油に関してはリスクオン・オフで現在揺られているため静観。
〇為替
円に関しては日銀が緩和姿勢なので基本的には売り方向で見てはいるが、債務上限問題次第でリスクオフで買われる可能性があるためどちらとも取りづらく本日の協議をとりあえず確認してからでもいいかなと思っている。
ドルストについては債務上限問題でのドル離れと利上げ停止懸念が強まっているためロング方向で見ている。
またECBのラガルド総裁が利上げ停止をすることはあり得ないとしていてタカ派なことからスタンスのギャップが生まれユロルのロングは妙味がありそうと感じている。
カプハンのような形を作ってきてくれればきれいだなと想定している。
テクニカル的にはドルカナの保合い下抜けに期待をしておきたい。カナダ中銀はややタカ的であることからもカナダドルの支えは強い。
まとめ
どうしても現在の市場が債務上限問題に注目しているためヘッドラインで揺さぶられる展開が続くことが考えられ長めに保有するトレードがしにくい状況。そのため細かく謙虚に利確し利益を積み重ね、含み益が乗ってある程度値幅を稼いでいるのであればストップ指値を建値に設定しておくなどガードを固めに立ち回った方がいいだろうと思う。安易なポジション取りは控えたい相場なため無理は禁物。
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