ビットコインとは最も効率的な価値決済ネットワークである
暗号通貨
今年は、ビットコインがネットワークとして、どれだけ多くの価値決済に使用され、効率的に決済できるのかを証明した素晴らしい年になります。
ビットコインはシステムとしてリリースされ、今日までに総送金量で60兆ドル以上、変更調整後の送金量で21兆ドル以上の決済に使われています。
2021年においては、ネットワーク上で転送された総額の70%近くが米ドルベースでした。総送金量は昨年比で5.5倍、変更調整後の送金量は5.1倍に増加しています。これには、今年の12月分の保留量も含まれていません。
この年の総送金量を年率換算すると、2021年にビットコインの決済は、約45兆ドルに達するペースで推移しています。これは、ビットコインが最終的な決済を行い競合する通貨ネットワークとして、過去7年間の平均的なFedwire(アメリカ合衆国の連邦準備銀行が運営する即時グロス決済資金移動システムの名称)の年間取引量において6%近くを占めています。
BTC/USD価格チャートと同様に、ビットコインの日次オンチェーン転送量(変化調整済み)の歴代チャートを対数スケールで見ると、過去10年間での転送量は指数関数的に増加しています。この1週間では、1日平均647億ドルがネットワーク上で送金されている事も分かります。
そんな中、この状況を創り上げるに至った最も注目すべき点は、ネットワーク参加者の間でこの価値が効率的に移転されているという点です。
また、過去7日間でビットコインネットワークは、1ドルの手数料に対して平均95,142ドルの価値を送金しており、最終的な決済コストが、送金された価値総額(4513億ドル)の0.00105%というごくわずかなものであったことが分かります。
これは、ビットコインがこれまでに経験したことのない最も安全な財産権の形態であり、どの価値決済ネットワーク/プロトコルよりも効率的な方法で、世界中のどこにいても、信頼性の高い方法で送金できるという事を立証しました。
ビットコインネットワークの効率性を歴史的に分析すると、2012年に1日あたり約300万ドルを送金していた時と比べ、1日あたり約600億ドルを送金する効率性(送金量/手数料)が現在も同じであることに驚かされます。
決済効率を、ビットコインとイーサリアムで比較すると、顕著な格差が明らかになります。
この1週間で、手数料1ドルに対して、ビットコインのネットワークは95,142ドルを送金したのに対し、イーサリアムは139ドルを送金しました。
実際のところ、この2つは資産としての性質は異なっており、多くの方が理解しているような形で競合しているわけではありません。
ビットコインは、暗号通貨プロトコルにより絶対的に希少な資産として担保されている、不変的な金銭決済ネットワークです。イーサリアムはスマートコントラクトプロトコルであり、純粋に価値の決済や保管を目的としたものではなく、不変性とは程遠いことを示しています。
そんな中、ビットコインの決済効率は10年近く維持されているのに対し、イーサリアムの決済効率は着実にダウントレンドで低下し続けています。
資産であるビットコインが価値を生み出し続ける中、金銭決済ネットワークであるビットコインは、その価値を最高のセキュリティで運用されつつ、最高の効率で価値の移転を可能にとし続けています。
イーサリアムは、トークンに価値が発生するにつれ、ネットワークの使用効率はリリース以来着実に低下しており、スケーリングの課題からイーサリアムの強豪となる様々なスマートコントラクトの競合チェーンが発生しています。
|まとめ
世界最大の市場は「お金の市場」です。マクロ経済分析では、今日の世界には300兆ドルの問題があると考えられています。現在、世界の資本コストは完全に崩壊しており、自由市場であるという根本原則からは乖離しています。
よって、この様な問題を解決するには、世界で最も有力なデジタル通貨資産であり、世界で最も優れた貨幣であるビットコインしかないと考えます。
現在の時価総額は1兆ドルをわずかに超えており、資産に価値を蓄えることで購買力を高める機会は計り知れません。
貨幣資産としてのビットコインは、他に類を見ないものなのです。
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